東方のあけぼの

政治、経済、外交、社会現象に付いての観察

テレビ芸者は飛んだり跳ねたり

2017-06-06 22:07:26 | 加計問題

夕刊フジは段々日刊ゲンダイに似て来たね。スタイルが、とうことだが。

三流の学者とか評論家、三流のテレビ芸者(世間で識者と言われている人)のご説を拝聴するという形で一面を埋めるという安直で芸のない作文である。幼稚なゲンダイだからするのだろうと思っていたが、夕刊フジも劣化が著しい。

 今夕(コンセキ)の一面は「岸教授」のお説拝聴という形式。岸教授って誰だ。写真が出ていたから分かった。テレビのお座敷を渡り歩いている男芸者だ。元通産省の官僚という。今は慶応大学の教授らしい。花代はごく安い部類だろう。時たま断片的に聞く話からすると、何をいっているのか毒にも薬にもならないはなしをペラペラしゃべる部類だ。

 自分の言っていることが分かっているのかな。「文科省が規制を緩和しない理由を説明出来ないならば規制を緩和するだけだ」というが、其の前に当事者(これが分からない、普通に考えれば加計学園の人間だが、どうも実際には官邸の人間らしい)が規制緩和の必要性、具体的案件の正当性を説明しなければならないだろう。この手順は踏んでいるのかな。そしてそれに対して文科省はどう返事をしたのか。それを説明しない限り岸君の説は乱暴すぎる。

 認可して欲しい当事者が説明する責任が第一に来る筈なのに、文科省が拒否する理由を説明しろ、と言っているのはよく分からない。ここまでこじれたら、マスコミは当事者(加計か官邸か知らないが)と文科省の対応を順を追って公にする必要がある。

 なにも知らせないで岸君みたいに一方的に言われても困る。

また、規制緩和が文科省の許認可権を剥奪することなら、最初から文科省に押し掛けて早く認可しろと強要する必要もない。さっさとやればいい。要するに文科省の許認可権は認めているのだね。

この記事のサブタイトルは「前川氏(を)ヒーロー扱いするメディアに失望」というのだ。まさに印象操作記事だ。安倍さんのとぼしい語彙を借用すれば。