日本の選挙では近所付き合いが濃密な山間のでないかぎり、候補者の人柄を信用して投票するということはありえない。
マンションの管理組合の選挙ですら、候補者がどういう人間なのか分からない。管理人などにヤイノヤイノと言われるのが嫌でめくら判の委任状をだすのが現状であろう。
都議選挙では政党の候補者人選を信用して投票するしかない。無考えにフワフワ投票している人も多いだろうが、大体まじめな人の投票行動をフローチャートで表わすと
1;所属する党の政治思想と合致する。これも分かりにくいが(騙していることもおおいとはいうものの)比較的情報はある。
2;支持する政党の候補者選定過程が信用出来る。これが一番重要である。
3;そこで初めて候補者が選べるわけだ。
たとえば保守の場合、対象は自民党、都民ファースト、維新くらいかな。
しかし、2;の条件に合致するところはないようだ。したがって棄権ということになる。自民党は国会議員の豊田老嬢の例が典型的であれは都議会でも例外とは思えない。
都民ファーストは分からないがまあ、似たような者と考えるのが無難のようだ。どうして、どうしようもない連中ばかり議員になりたがるのか不思議だ。彼らは自民党でも都民ファーストでも良いというのが大勢である。
なんとかいう政治塾に入ったが公認が取れなければ即自民党から立候補する女もいる。信用出来るかね。というわけで保守支持者は今回棄権する人が多いのではないか。いくらなんでも民進党や共産党に入れる人は少ないだろう。
いわゆる浮動票というのは民進党や共産党に入れるかも知れない。それやこれやを考えると今回増えるのは固定票の硬い共産党やフワフワ政党の民進党に浮動票がどれだけ上乗せされるかだろう。公明党は固定票があるから現状維持はするのではないか。
自民党は本当の核となる支持者だけの票になろう。都民ファーストは思ったほど伸びないような気がする。
まあ、一週間もすれば魔女鍋の蓋が開く。さぞかし臭い蒸気が出てくるのではないか。