東方のあけぼの

政治、経済、外交、社会現象に付いての観察

都議選という魔女鍋が煮込みに入った

2017-06-25 10:16:45 | 都議会議員選挙

 日本の選挙では近所付き合いが濃密な山間のでないかぎり、候補者の人柄を信用して投票するということはありえない。

 マンションの管理組合の選挙ですら、候補者がどういう人間なのか分からない。管理人などにヤイノヤイノと言われるのが嫌でめくら判の委任状をだすのが現状であろう。

 都議選挙では政党の候補者人選を信用して投票するしかない。無考えにフワフワ投票している人も多いだろうが、大体まじめな人の投票行動をフローチャートで表わすと

 1;所属する党の政治思想と合致する。これも分かりにくいが(騙していることもおおいとはいうものの)比較的情報はある。

 2;支持する政党の候補者選定過程が信用出来る。これが一番重要である。

 3;そこで初めて候補者が選べるわけだ。

 たとえば保守の場合、対象は自民党、都民ファースト、維新くらいかな。

しかし、2;の条件に合致するところはないようだ。したがって棄権ということになる。自民党は国会議員の豊田老嬢の例が典型的であれは都議会でも例外とは思えない。

 都民ファーストは分からないがまあ、似たような者と考えるのが無難のようだ。どうして、どうしようもない連中ばかり議員になりたがるのか不思議だ。彼らは自民党でも都民ファーストでも良いというのが大勢である。

 なんとかいう政治塾に入ったが公認が取れなければ即自民党から立候補する女もいる。信用出来るかね。というわけで保守支持者は今回棄権する人が多いのではないか。いくらなんでも民進党や共産党に入れる人は少ないだろう。

 いわゆる浮動票というのは民進党や共産党に入れるかも知れない。それやこれやを考えると今回増えるのは固定票の硬い共産党やフワフワ政党の民進党に浮動票がどれだけ上乗せされるかだろう。公明党は固定票があるから現状維持はするのではないか。

 自民党は本当の核となる支持者だけの票になろう。都民ファーストは思ったほど伸びないような気がする。

まあ、一週間もすれば魔女鍋の蓋が開く。さぞかし臭い蒸気が出てくるのではないか。

 


安倍晋三は喜劇役者かヒ-ルか

2017-06-25 08:52:28 | 加計問題

 安倍首相がまた大衆の笑いをとった。例の加計学園の問題で次のような趣旨の発言をしたという。『獣医師会の圧力で開校を一つにしぼったが、それが問題なら複数の開校を認めても良い』といったらしい。彼は発狂したか、これで吉本興行の芸人のように国民の笑いがとれると思ったか。あるいは馬鹿な国民、マスコミはこれで騙せると詐欺師的才覚を発揮したのか。

 彼の発言は『加計学園の承認は既成事実として動かさない。さらにもう一つ認めるから、この問題をうやむやにして頂戴』ということであろう。

一つにしぼることが問題じゃないんだよ。安倍君。ご友人の大学にだけ認める様に操作したと疑われていることが焦点だよ。一番説明すべきは国民の疑惑をはらす様に説明することだよ。

 閣議決定の四条件というのがあるらしいし、最初から応募者を不当に制限してはならない。そして公正明朗な審査過程で候補者を絞って行けば良い話である。条件を満たせば一つ、二つと言わず三つでも四つでもいいということではないか。

 大変な資金援助、経済的な優遇が、そういう審議過程に曖昧な問題を抱えた対象に与えられることが問題なのだ。大体特区というの自前で起業する資金があり、立派な計画もあるのに政府の規制で起業出来ない人たちに機会を与えるということだろう。加計学園にそれだけの資金があるのか。あるいは自力で資金調達が出来ると証明したのか。

 森友の土地取得でも不可解な値引きがあり、加計学園では数十億円にのぼる土地の無償提供がある。そんなところに排他的に便宜を与えるのは国民に対する背任犯罪行為であるからこそ、問題になっているのが分かっているのか。