東方のあけぼの

政治、経済、外交、社会現象に付いての観察

仲介謝絶

2019-08-12 12:56:17 | 東アジアの悪友

 本日の某テレビによると、トランプ大統領が日韓の対立を「どうしたらいいんだ」とコメントしたらしい。番組はこれをトランプ大統領が仲介に乗り出するか、と早とちりをしている。

  映像は日本で言うぶら下がり取材らしい。よく見る芝生の庭(ホワイトハウスの前庭か)で立ったままの発言を切り取っている。前後の文脈、プレスがどういう質問をしたか、はいっさい報道しないから発言はコメントしようがない。

  その点トランプのtwitterは乱暴な発言に見えて老練な政治家らしく尻尾をとられないように書いているから参考にしてもよろしい。この件でトランプはなにかフォローしているのかな。

  いずれにせよ、彼には介入させないほうがいい。この辺は安部さんのさばき方ひとつだ。

 お手並み拝見といこう。失望はさせないと期待するがね。

  オバマ政権の時だったがアメリカは「慰安婦」問題で日韓の仲裁をした。不可逆的かつ最終的に解決したはずの問題をブン公がぐちゃぐちゃにしている。驚いたことにアメリカは仲裁者としてのメンツ丸つぶれなのに韓国を非難していない。カエルの面にしょんべんをひっかけられたような無反応である。生体反応なしである。トランプ大統領よく考えなさいよ。やり方は強圧的に押さえつけるしかない、かっての光輝あるアメリカのように。

 こういう自分の仲裁案を責任をもってフォローアップしない国に介入を許すわけにはいかない。

  万が一にも、国務省下級官僚の間に伝統的に残る日本に対する恐怖心から韓国を日本に対する瓶の蓋(カウンターバランス)として利用させてはならない。

  それではとくとトランプ・安倍の漫才コンビのお手並み拝見といこう。

  付言:韓国はGSOMIAとかいう軍事情報協定の破棄をちらつかせているというが、これがアメリカや日本にとって有効な手になるとは、素人には思えない。聞くところによるとこの協定は有効期間一年で自動延長という。条約としては異様に短い。ということは最初から締約国はいつ破棄されても痛くもかゆくもないという内容なのだろう。日本の新聞はさも一大事のように報道しているが信用できない。