東方のあけぼの

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サッカー、ブラジル戦の意図

2022-06-08 08:36:11 | ワールドカップ

 日本が0対1で負けた試合、森安監督の作戦の目的はファウルの効果を図るためだったと考える。
 Jリーグ結成前からサッカーを時々見る機会があったが、そのころと比べて圧倒的に進化した部門はファウル技術である。サムライ精神と言うかスポーツ精神と言うか、昔はファウルを忌避する態度がサッカーにあったようだ。それが世界に出て行くことによって、ファウルの技術が重要なことが分かってきた。自陣に殺到される前に、イエローカードを貰わない程度にファウルをして止める技術は重要であることが分かってきた。外国のどこのチームもやっていることだ。
 試合後の各評価にもあるように、実力ではブラジルと相当な開きがある。それでもファウル技術によって一失点に止められた。
 今度のワールドカップの目標はベストエイトに進出することだそうだ。日本の入ったグループは欧州の強豪揃いだ。勝つのは容易ではない。一つでも引き分けに持ち込めば、あるいは得失点差を最小限に抑えれば、ほかのチームのつぶしあいの結果次第ではベストエイトの可能性が微かに見えてくる。
 森安監督は日本のファウル戦術技術が世界の強豪にどの程度通用するか、意図的に確認したものと思われる。



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