今朝もついテレビを見てしまった。大阪の森友(こういう名前でよかったかな)学園の国有地不明朗売却は当然政治家が準主役であろう。しかし主役、とはいわないまでも発端は高級官僚が自己のキャリアに瑕疵がつくことを怖れた保身である。そのために自己のスジである(後ろだてである)有力政治家に泣きついた。
売却交渉の時系列をジャーナリストは取材しなければいけないが、今朝の何処かのテレビによると、大阪国土交通省或は近畿財務局は実質的に売却交渉が進むまで、土地に大量のごみが廃棄埋められていることをしらなかった。これを途中で籠*が発見して、「こんな瑕疵の有る土地を高い値段で売るのか、世間に公表するぞ」と脅しをかけた。これは極めて有力な仮説であろう。ジャーナリストは鋭意裏付けをとるべきだ。
関係する官僚スジは三つある。航空局、近畿財務局および土地の価格を算定したところ(これも財務省の部局だろう)は慌てた。そんなことが無かったことにするために脅されるままに値引きをした。いうまでもなく、後ろ盾の政治家に逐一報告し値引きの了承を得ている。そのほうがその政治家にはいいのである。
この種の瑕疵は高級官僚が自己のキャリアに影響するとしてもっとも怖れる所である。そうでなければ大して時間の経過していない交渉経過の書類を取っていない、とか、処分したというような明白な嘘をつく筈がない。この官僚は問題の氏名不詳の有力政治家と強い関係がある。一蓮托生的な関係がある。しらべればすぐ分かるのではないか。
ゴミが大量に廃棄されていたとすれば、その他にこの土地の管理責任が問われる。管理不十分だったのか、或はみずから廃棄を行っていたのか。後者とすれば問題はさらに深刻となろう。今後の進展に乞うご期待。
&森友学園問題、安倍首相夫人の名誉校長就任のいきさつを
これはどうもその代議士(すなわち保身をはかった高級官僚が泣きついた親分)が保険をかけるつもりで首相側にもちかけたのではないか。
この人物は安倍さんの側近、あるいは有力閣僚の可能性があるが、安倍さんは経緯を明らかにするべきだろう。この問題の処理を誤ると「九仞の功を一箕に欠く」(注)ことになる可能性大である。つまり首相のこれまでの功績が一気に吹っ飛んでしまう。
この問題が国会で取り上げられた時に麻生氏が奇妙な笑い方をしていたのが気になる。
注:ワードで変換出来ないので一部当て字があります。