東方のあけぼの

政治、経済、外交、社会現象に付いての観察

世襲政治家論3

2012-12-27 11:20:14 | 国際・政治
国会は松の廊下である。地方議会もそのイミテイション以外の何者でもない。

殿、殿中でござる、と一喝される。殿中法度という複雑怪奇なものがある。憲政も百年以上になると殿中ご法度も複雑怪奇になる。常識は通用しない。世襲政治家の「いいところ、つまり有利なところ」は父親なり母親から家庭にいるときから、松の廊下の渡り方を口を酸っぱくして教えられていることである。

初登院の日から堂々としている。世襲政治家は比較的当選回数が少ないうちからその振る舞いが堂に入って、マスコミの注目を浴びるのは、もっぱらそうして親から仕込まれた「殿中の礼儀」が身に付いているからである。

有力議員の子供が当選して早くから活躍を始めるのはそうした事情があるのである。

おたおたしていると、そうした当選一回の若造から「憲政の常道に反する」なんてしかりとばされる。