さて、産経新聞に掲載された無免許歴史探偵半藤一利氏のインタビュー記事だ。天下の産経新聞に出ると笑って無視するわけにもいかない。面倒くさいことだが、ものぐさ探偵、無給探偵のそれがしが教育をかってでた。
太平洋戦争をやめるのに体をはったのは鈴木貫太郎であり米内光政だというのだ。ばかばかしくて話にならない。
太平洋戦争を「体をはって」止められたのは昭和天皇だろうが。不敬不忠無学の罪軽からず、よってきょう首申しつくるものなり(裁判員制度導入後第一号判決)。
鈴木貫太郎はどうにもならなくなってポツダム宣言を受け入れた後始末をした事務方にすぎないだろうが。自分のイニシャティブなどない。米内なんて何をしたのだ。
敗戦処理に薩長出身者が居ないのは昭和初期に粛清されてしまったからだ。昭和になってから陸軍大臣、陸軍参謀総長、海軍大臣、海軍軍令部総長になった薩長出身者がいるのか。陸軍では大正時代の上原参謀総長(薩摩藩、俳優上原謙の父、俳優加山雄三の祖父?)が最後だろう。
まだまだ続くよ
以上は産経新聞5月13日朝刊、「歴史探偵が語る新幕末史」インタビュアー桑原聡、インタビュイー作家半藤一利)についてのもの。