東方のあけぼの

政治、経済、外交、社会現象に付いての観察

フィリピン大統領の問題?発言

2016-09-08 20:16:54 | 南シナ海問題

テレビ等では汚い言葉だけが紹介されているが、正直言ってそれなりの背景がある筈だというのが私の印象であった。

今朝の産経にかなり詳しく発言内容が紹介されている。表現の上品さには関係なくドゥエルテ大統領の発言はもっともだと思われる。ある意味では去勢された日本人より健全である。私はマスコミの馬鹿とは大分意見が違う。しかし、ド発言に十全なエンドースを与えるまでにはいたらない。

なぜなら産経の記事は、比大統領の発言を激発したオバマ氏の発言を紹介していない。産経はよくやったがまだ50点だ。オバマ氏の発言が全文紹介されて初めて最終的な判断ができる。

この産経の記事は不思議なもので比大統領の発言以上に詳しく米側のド発言に対する反応が紹介されているが、そんなものは判断の材料にもならない、ド氏流に表現すれば糞である。

発端となったオバマ発言が報道されて初めて一人前の報道と言える。それなしでド氏の発言に対する米報道官の反応をいくら詳しく記事にしたって全く意味がない。

忘れてはならないのはフィリピンをスペインから戦争で奪い米国が植民地支配していたことである。反乱鎮圧等かなり残酷なことも米国はしたといわれる。それが自分のことを棚にあげて上品ぶってお嬢さんみたいな説教をするな、というのがド氏のセンチメントとみる。

オバマ氏の言うことは「いいこと」なのだろうが、おそらく相手を見下した未開人相手の宣教師のような口調だったのではないか。そえならド氏の反応も理解できる。それにくらべると日本人は性根が抜けている。なにもド氏発言を真似ろと言ってはいないのだが。

オバマ発言のそこつさはオバマ氏個人の責任というより、原稿を書いた側近の資質の問題だろう。ライスとか、国務省の女報道官とか、質の悪いのが多いからね。とくに米国務省の女性高級職員には問題が多いようだ。オバマ個人が選んでいるのではないだろうが、ライス当たりが選んでいるのかな。完全な派閥色を感じる。類は友を呼ぶという。