アフリカでは、民族紛争が絶えない。ガーナも例外ではなく、エンコンヤ地域とアラバンニョ地域が、長年抗争を繰り返していた。
西アフリカ平和ネットワークが、両地域に日本の憲法を見習うようにと説得に、日本の憲法を引き合いに出した。戦争目的でない軍隊があり、武力をもっていても戦争はやらないのだと説明した。
先だってのアフリカ会議で、ガーナの首脳が福田首相に、日本憲法を見習っていると説明をした。戦争の火種を世界に振りまくアメリカの後追いばかりやって、平和憲法を忘れている日本の現状を抱える福田首相は、どのように聞いたのだろうか。恥ずかしくはなかたのだろうか?
ガーナでは日本の憲法の前文と九条を見習って、その精神を取り込んだ憲法を、1992年に制定している。
今年5月4~6日に開かれた「9条世界会議」は、今こそ9条の精神が生かされる時代であると、宣言をした。非暴力社会の実現こそ今問われている。
今日は、1960年の安保闘争のさなかに、樺美智子が殺された日である。私たちの町では、この日に9条の会の事務局長の「小森陽一」さんを招き、日本憲法の大切さを説明していただいた。
改憲勢力の現状やこれまでの経過に加えて、世界では日本国憲法の平和精神が今こそ求められているのだと、説明を受けた。少人数の集まりであったが、大変有意義だった。