そりゃおかしいぜ第三章

北海道根室台地、乳牛の獣医師として、この国の食料の在り方、自然保護、日本の政治、世界政治を問う

意外に早く起きたオスプレイの墜落事故、またすぐ起きますよこの程度の事故

2016-12-14 | 沖縄問題
いつかは起きるであろうと思っていた、欠陥輸送機オスプレイの事故である。アメリカは自国内では、密集地では使用禁止にしている代物である。もちろん沖縄はおろか日本はではどこでも密集地である。自国の基準を当てはめるなら到底日本で使える代物ではない。今回は幸いにも夜でしかも海の上だという幸運な事故であったが、一歩間違えれば民家を直撃していただろう。
昨夜第一報は、NHKのニュースで知った。NHKはオスプレイが”着水”したと報じた。朝になって方現地の画像のFacebook投稿を見ると無残に、3つに分解している。浅瀬なので人は助かったのかもしれない。明らかに墜落である。そこで調べてみると、着水したと報じたのは、NHK、読売、TBSである。不時着としたのは、産経、共同、東京、毎日、朝日、日経、沖縄タイムスなどで一番多かった。私が調べた限りでは、墜落との表現は琉球新報だけであった。
NHKをはじめとする日本の報道は、ここまでアメリカ様に配慮するようになったのである。その後、オスプレイがほとんど原型を留めないバラバラになっていることが解り、リョーシンテキな各紙は訂正するに至っている。
ところがアメリカは、「Osprey crashes off Okinawa, crew safeオスプレイが墜落してしまった、隊員は無事と報じている。「crashes off 」は、crashesに off までつけているので、『飛行機が墜落しちまったぜ』と訳すのが正しかろう。
本ブログでは日本では報道規制されているのか、知らされないオスプレイ事故を「ほらまた落っこちた」で述べたが、報道がここまで協力するとは思ってもみなかった。
地位協定があり、事故原因を含めたあらゆる調査はアメリカ軍が行うことになる。日本は黙ってみているしかできない。
翁長知事は「本当にとんでもない出来事。法治国家ではない」と述べ、沖縄防衛局長らを沖縄県庁に呼んで抗議した。稲嶺名護市長は「本当に一歩間違えれば、それこそ大惨事になる。恐れていたことが現実のものになった。本当にびっくりした」と述べている。
欠陥機オスプレイをアメリカ軍と日本政府が、佐世保を手始めに日本全国に配備しようとしている。安倍信三などは、イスラエルの購入価格60億円を凌ぐ170億円で自衛隊に導入しようとしているのである。オスプレイは事故を起こす欠陥機である。事故などで騒ぐべきではない。欠陥機でありながら、自由に日本の空を飛ぶ、やんばるの森を破壊してまで配備することこそ騒ぐべきである。そしてそれを日本に導入し各地に配備しようとしていることである。
下の写真は、昨年起きたハワイでのオスプレイの事故である。民家すれすれで起きている。
コメント (24)
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