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日本海軍の戦艦出雲は、日中戦争開始と同時に上海に第三艦隊の旗船として停留威圧し、中国軍の標的になっていた。5年前の広島原爆投下の日に、平仮名にしてはいるが出雲の名を受け継いだ、戦後最大の艦船”いずも”が進水している。巨大なこの艦船は何処から見ても、航空母艦である。専守防衛の自衛隊はこれを攻撃的な空母とは呼べない。中国がウクライナから購入したポンコツ空母とほぼ同じか、所によっては上回る同型の、空母いずもである。
進水後5年を経過し、多くの国民が忘れかけて、さらに集団的自衛権行使容認の憲法違反の法案を強行採決した下地もあって、このいずもが動き出した。「空母」という名を封印し、「護衛艦」と命名した。更に公明党の希望を取り入れ、「ヘリコプター搭載護衛艦」とご丁寧な名前で呼んでいる。下図を見れば空母と誰もが呼ぶだろう。安倍特有の言い換えである。
その一方で、安倍晋三はトランプの御機嫌直しのために、欠陥戦闘機F35Bを100機購入を約束している。1機147億円もする代物である。これは短距離離陸滑走型で、垂直着陸(着艦)が可能な戦闘機である。つまり空母用の戦闘機である。主要なコンピュータ制御部分は2025年に完成する(予定)の、未完成品の欠陥機である。1機147億円で100機購入予定でまず1兆5000億円、さらにFMSで購入しているので即金で支払わなければならないし、メインテナンスはアメリカに依頼しなければならない。ほぼ倍の金が期になる。つまり、3兆円で欠陥機を100機も購入するのである。
いずもは40機ほど、改良途中の欠陥戦闘機F35B(何時35Cや35Dになるあ解らないが)搭載できるが、残りは何処の配備するのだろうか。トランプの顔色を窺って、安倍晋三は何も考えずに100機と言った公算が大きいが、購入するからにはもう1艦くらい必要だということになるだろう。だって、60機も艦船搭載型戦闘機が余っているのだからと、本末転倒論議が平然と起きかねない。
日本はもうすでに攻撃型艦船も空母も戦闘機も用意している。空母は専守防衛の範囲を逸脱している。そのことを自民党も公明党は知っているから、実質空母のいずもを、ヘリコプター搭載護衛艦と呼んでいるのである。こうして実績を積み重ねる卑怯な政治家集団の、安倍晋三一派である。
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