そりゃおかしいぜ第三章

北海道根室台地、乳牛の獣医師として、この国の食料の在り方、自然保護、日本の政治、世界政治を問う

安倍晋三を一回り右回転させた高市早苗という存在

2021-09-09 | 戦争
自民党総裁の泡沫候補からいきなり本命に飛び出た高市早苗である。安倍晋三が推薦した結果である。
安倍晋三推薦を強く意識した、まるで物まねのようないくつかの公約の政策を打ち出した。
経済政策は金融緩和、財政出動、成長戦略の3本柱で、貧困層を大量生産した「アベノミクス」を模した自称「サナエノミクス」を打ち出している。安倍晋三が8年かかって実現もしなかったインフレ率2%達成を掲げている。プライマリーバランスの黒字化目標の「停止」を主張したが、放漫財政で見せかけの経済政策を演出するのである。
注目はさすが極右翼の本領発揮である。国家を守るために、先制攻撃をすることを前提に、防衛政策を打ち出している。明らかな憲法違反である。
彼女は、反撃不能の攻撃力を持つことが国の安全になるというのである。人類は過去、多くの国が彼女の掲げる論理で軍事増強をやってきたが、相手国も同じ論理で軍事増強することを忘れた一方的な自己目的化した言い草に過ぎない。
軍事力が勝る国家がより平和であったためしがない。現実は軍事増強は新たな脅威を生み、軍事拡大は新たな紛争や戦争を生むことになるからである。軍事拡大は周辺国だけでなく世界の脅威となる。脅威は新たな不安と、更なる軍事拡大を生むことになる。歴史の教訓を愛国の鼓舞と脅威論を言い続けることで、国民から見えなくさせるのが、軍国主義者の常である。
高市早苗には要注意である。すでに防衛費をほぼ倍増させた安倍晋三の脅威を、加速させるからである。
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