新型コロナの新規感染者が激減したが、このようグラフを見ると安心する人はほとんどいないだろう。5つの波があるが、最も国民が大騒ぎしたのが第1波である。第1波の最も多い感染者が見られたにが、4月11日の750人である。第5波の現在、激減した今日はその1.5倍の1700人超である。
多分異論はあろうが、ワクチン効果とみてよいだろう。しかし、人流が増せば変異株の広がりも不気味である。今日緊急事態宣言解除を行っては見たが、菅総理が総理就任後初めて行った宣言解除が、昨年の9月で二波の減少したっところであるが、Go-Toキャンペーンで三波を引き起こしたといえる。三波の山が緩やかで長いのがそれを物語る。五波は7月半ばより始って過去最大の波になっているが、明らかにオリンピックによる人流と気の緩みである。250人もの死者が出ている五波は最悪の期間であったことを忘れてはならない、
後手後手の連続で、早く経済活動の制限解除をいつも横に置いた対策の結果といえる。
この間アベノマスクのような愚策は素早くやる一方で、国内のワクチン開発や治療薬界へ津への支援などついぞ聞くことがなかった。メッセンジャーRNAワクチンを妄信して、国内開発の足元をすくったといえる。
そして、医療現場がひっ迫する中、当地のようなへき地には病床数を減らせば補助金がもらえるという、数年前の方針が生きたままである。都市部への依存度を高め僻地の病院を縮小させる方針が、コロナ医療には大きな支障となっている。現場はやりくりして乗り切っているが小回りが利かないこの国の政策でる。
コロナは人類に対して、経済効率優先で都会に人を集め機能を集中させてきたことへの警告である。一次産業軽視の警告である。
このことを政治は真摯に受け止めるべきである。