自民党税制調査会に岸田は自案を通せなかった。首相の提案の防衛費増額のための増税について、財源にすべき財源に、対象の法人税、所得税、たばこ税の増税時期を明示できず、「令和6(2024)年以降の適切な時期」とすることで合意した。再来年から取り組みつ下のである。
復興税を延長してその一部をかすめ取って、防衛費に回す最終的な案も反古にされた。
「ここで崩れたら政権が持たない」と、周辺に漏らしていたとされるが臨んだあらゆる岸田案は蹴飛ばされた。事前協議がなかったとか。防錆予算に特化した増税を短絡的に掲げた岸田大きな汚点になった。
すでにいくつもの汚点があるが、これまでは任命権はあるとはいえ部下の問題であった。それも大きな問題ではあるが、今回は岸田の判断ミスに、特に安倍派を小物とばかり根回しをしなかったことが大きいが、最低限国債にするか増税するかそれも新設するかなど、税調に丸投げした。
岸田降ろしに繋がるかと思われるような、強い不特定の反対意見が数多く出て、上記のような再来年以降に財源を獲得するということで収めた。岸田が在任してるかの保障もない。
それで一件落着かと思われたが、どっこくちゃっかりと来年度予算を1兆円もの増額を決めている。時代遅れのトマフォークなど大量に購入するようである。
そして、外交努力こそが最大の安全保障などという論議は、金で頭がいっぱいの自民党は論議すらされていない。