そりゃおかしいぜ第三章

北海道根室台地、乳牛の獣医師として、この国の食料の在り方、自然保護、日本の政治、世界政治を問う

制裁すればするほど、された国通しが支え合う当たり前の道理

2022-12-22 | 岸田文雄

北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国・DPRK)は暴発国家ではあるが、侵略国家ではありえない。ミサイルや核を有するものの、兵站での戦闘など兵力も武器もなくおぼつかない。戦前の日本のような侵略能力も思想もない。
この国は、周辺国からの経済援助を頂きたいのと、金王朝の政治体制の維持が最大の命題である。核もミサイルもその手段の意味しかない。
日本の国粋主義者や軍事オタクは、この国が危険であってくれれば有り難い。安倍晋三などは国難選挙とまで、銘うって解散総選挙まで行った。日本海の住民には、ミサイル対策として頭を抱えさせたり、土管に入ったりと避難訓練をやらしている。まるで漫画のようであるが、国民に恐怖心や不安感を植え付けるには十分であった。
今ロシアのウクライナ侵略でともに世界から、経済制裁の中にある両国は支え合うのは当然の帰結である。そもそも、体が大きいことと声がでかいことで、スターリンが抗日戦争の下っ端兵士の金日成をリーダーに据えて、この国の礎を築いたものである。元々朝鮮民主主義人民共和国は、ソビエトの傀儡国家である。
北朝鮮が砲弾など軍需物資を鉄道でロシアに輸送してる事実が明らかになっているし、兵士や砲弾あるいはミサイルなどの提供も行っているようである。
武器が欲しいロシアと、外資を求める北朝鮮との思惑が一致しているから、話は簡単である。
自国あるいは同盟国の主張だけで、これらの国を批判していては事態はより深みに向かうだけである。
現在はロシアは中国と共同軍事訓練を行っている。その前には韓国とアメリカが共同軍事訓練を行い、北朝鮮は強く反発している。
日本はほんの少し前、これらのいずれの国とも交戦し敗北した歴史を持っている。その敗戦の成果として、あるいは無数の戦争の犠牲者の声として、不戦の憲法を持っている日本が、こういう時こそ外交力を発揮し無用な対立を勇めるべきである。戦力を倍増して歴史を逆走してなんとする。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

羅臼港

春誓い羅臼港