そりゃおかしいぜ第三章

北海道根室台地、乳牛の獣医師として、この国の食料の在り方、自然保護、日本の政治、世界政治を問う

敵基地攻撃の力?いいだろう、真珠湾を壊滅させたが日本は勝ったか?南京を落城した日本はどうなった

2022-12-19 | 岸田文雄

敵基地攻撃能力を持つ?いいだろう。威勢が良くて国民を鼓舞するには、「正義」の戦いを挑むためには、威風堂々と中華民国の首都を陥落し入城する図は国民は歓喜するだろう。敵基地どころか首都を陥落したのである。時の総理大臣近衛文麿は盧溝橋事件を受けて、「暴支膺懲」(我儘な中国と見下し懲らしめる)と大陸に兵を勧め南京を落としたのである。
それでどうなった。中国は反撃を諦めて日本は勝利したか。近衛の言う通り、お尻をペンペン叩かれて申しませんと言ったか。
全く逆である。中国は大陸内に日本軍を引き入れ、アメリカなどと手を組み勝利した。決して怯むことなどなかった。

それでは、真珠湾を奇襲攻撃して日本は勝利したか?多くの戦艦を破壊されて、アメリカは太平洋最大の海軍基地を攻撃されて怯んでしまったか?
実際起きたことは、アメリカ国民が「リメンバーバールハーバー」と団結し戦意が高揚した。真珠湾攻撃から7か月後のミッドウェー海戦で、日本の海軍は大敗北して、将棋や麻雀なら投了するほどの被害を受けている。大本営は被害は軽微と虚偽の発表をして、致命的な被害を日本は受けるkとになる。
敵基地攻撃したところで、敵国は怯んで投了するわけもない。
岸田文雄は、敵基地攻撃能力を持つことで、敵は怯み攻撃を諦めると、極めて単純な論法でその必要性を述べている。
日本の軍事拡大で中国は早くも反応している。敵基地攻撃能力は、どのみちアメリカのポンコツ兵器を、高い高い言い値で買わされ装備することになる。日本の防衛予算倍増は、アメリカ軍事産業の振興でしかない。
日本がGDP4倍の国(今のところ)と軍拡競争などして、勝てるわけがない。アジアの主導権のない日本はかつての栄光を夢見ているのであろう。
岸田は自ら外交交渉の道を断った。敵基地攻撃能力など、絵空事でしかなく、最も民族的に近い韓国や中国と角突き合わせていては、この国の未来や地域の安定もない。防衛予算の倍増に反対する。
コメント (4)
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