そりゃおかしいぜ第三章

北海道根室台地、乳牛の獣医師として、この国の食料の在り方、自然保護、日本の政治、世界政治を問う

軍部の台頭は撤退することを知らないが突進することは知っている

2024-02-25 | 集団的自衛権
226事件(1936年(昭和11年)2月26日)から88年になる。次第に忘れられていくのか、話題にも上がらなくなった。官僚軍部は腐ってる、彼らを倒し天皇を中心とした社会を創る「尊王討奸」を掲げた。皇道派の陸軍下士官が起こした反乱である。政権幹部を殺害すれば、気概のある人たちが続いてくれると、漠とした考えしかなかった。大臣2名にけい冠名を含む9名を殺害し
彼らの頼みの皇道派幹部は恐れをなして引いてしまった。
昭和天皇が決断したこと(聖断)が二つあると言われている。一つは終戦の聖断、もう一つが226事件である。尊王を掲げた陸軍将校たちは、即日匪賊になったのである。
2名自害し15名が処刑された。
226事件後、軍部は党勢はが主流になり、急速に軍部が力をつけ戦争への道へと走す。この翌年日中戦争が勃発し、5年後に太平洋戦争が起きる。226事件は軍部を跳ね上がらせ、問答無用的傲慢理論が幅を利かす。
軍部は非を認めない。ノモンハンがいい例で、戦術に誤りがないが敗北したのは、士気が足らなかったとか大和魂の欠如である。この思想は、大本営発表に身引き継がれ、そして戦後の官僚思想にまでも引き継がれる。
官僚の無謬主義であるが、5年間で43億円もの金を使えと言われた、国防に使いたい放題の防衛官僚が幅をきかせる。
なんともキナ臭さを感じるのが、杞憂であればよいが、どうもおそうとはならないようである。
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