安倍晋三は完全に締め出されたが、本人が気が付いていないようである。報道は黙したままである。
このところの金正恩の動きが活発である。トランプの弱みに付け込んで、怒らせることなく寸止め状態に保ちながら、2度の会談を決裂の事実を押し隠したままで切れずに繋がっている。
それでいて中国とは巧みに利用されながらも、6者協議の議長の立場もあって関係を崩すようなことはなかった。金正恩が権力者に収まって、離れるかと思われるような場面もあったが、中国は最も強い関係国家として存在を失っていない。
韓国とは一時の、今にでも国境の壁が消え様な勢いはなくなってものの、何度も重ねた文在寅との二人だけのトップ会談は二人の信頼関係を支えている。文大統領の国内での支持はことところ芳しくはないが、南北関係は良好な状態であるといってよい。
更に、先日はプーチンとの会談を金正恩はしている。元々、朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)はスターリンの傀儡国家である。金日成はスターリンによって最高権力者に収まっている。今回は具体的な朝鮮半島への取り組みなどは決めなかったと、プーチンは習近平に話しているが、北朝鮮との関係は良好だといってよい。やがて何らかの支援がなされるであろう。
6者協議のメンバーは、南北朝鮮と中国とロシアとアメリカそれに日本である。日本は現在韓国と史上最悪の関係にあるといってよい。韓国に少なからずの落ち度はあろうが、村山河野談話を否定する安倍政権の対応は硬直したものでしかなく、結果的に最悪の状態にある。
極東の国際情勢に大きき関わる6者協議から外され、北朝鮮からは全く無視された形でしか安倍晋三は存在していない。北朝鮮への外交政策は完全に破たんしたとみるべきである。ロシアとの領土交渉は終結したの報道がない。同様に北朝鮮との外交破たんをどこも報道しない。