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杉田水脈はブログで、「 チマ・チョゴリやアイヌの民族衣装のコスプレおばさんまで登場」「同じ空気を吸っているだけでも気分が悪くなる」 と、書き込んで訴えられたことで、札幌法務局が「人権侵犯の事実があった」と認定した。
今回大阪府に住む在日コリアンの女性3人が同じ文書を「差別的だ」などとして、ことし2月大阪法務局に人権救済の申し立てを行っていたが、大阪法務局も「人権侵犯の事実があった」 と、再度認定した。
これを受けて、杉田水脈は「削除・謝罪しているので話すことない」を繰り返すだけで、それ以上の説明もない。人権侵害も解っていない。公人としての自分の立場すら判っていない。
杉田水脈のこれまで言動を見れば、この女の偏狭な右翼思想と奇行が見えてくる。
「女性差別というのは存在していない。女子差別撤廃条約には、日本の文化とか伝統を壊してでも男女平等にしましょうというようなことが書いてあって、受け入れるべき条約ではない。反道徳の妄想である。 」(2014年10月15日、内閣委員会)
「日本は、世界で一番女性が輝いていた国です。女性が輝けなくなったのは、冷戦後、男女共同参画の名のもと、伝統や慣習を破壊するナンセンスな男女平等を目指してきたことに起因します。男女平等は、絶対に実現し得ない、反道徳の妄想です。男女共同参画基本法という悪法を廃止しするべきと考えます。」(2014年10月31日、本会議)
衆院代表質問で国民民主党の玉木雄一郎代表が「速やかに選択的夫婦別姓を実現させるべきだ」と述べた際に「それなら結婚しなくていい」とヤジを飛ばしし、「余りのも酷いから野次った。」と述べている。(2020年1月22日本会議)
「LGBTと言っても実際被害を受けているわけではない。」「彼ら彼女らは子どもは作らない。つまり生産性がない。」(「新潮45」2018年8月号)
「女性はいくらでも嘘をつける。」(2020年自民党部会、性被害を巡って)
「選択的夫婦別姓はまさしく夫婦解体につながる。」(2014年10月15日、内閣委員会)
ブログやSNSで、「日本では基本的人権が保障されています。性別や年齢に関係ありません。LGBTの人たちが権利を主張することは「『LGBTの特権』を認めろ!という主張になります。」
ジャーナリスト伊藤詩織は杉田にネット上で中傷され傷ついたと、220万円の損害賠償を求め東京地方裁判所に起こし(2020年8月20日)、東京地裁は請求を棄却したが、10月20日、東京高等裁判所での控訴審は、請求を退けた一審判決を変更し、杉田に55万円の支払いを命じた(2022年3月25日)。上告したが棄却されている。
幸福の科学や統一教会に選挙応援してもらって何が悪いと居直っている。
安倍晋三は、杉田の余りにも酷い差別発言を問われ、「若いですから。自民党は多様性のある政党だ。」と当時51才の、自らの強い支援で議席を与えた杉田を擁護している。
自民党幹部や有力議員が幾度注意しても、暖簾に腕押しである。こんな奇人が国会議員でいること自体恥ずかしいことである。議員の質も地に堕ちたものである。