そりゃおかしいぜ第三章

北海道根室台地、乳牛の獣医師として、この国の食料の在り方、自然保護、日本の政治、世界政治を問う

バージョンアップしてトランプが戻ってきたが、課題は大きくなるばかりである

2025-01-21 | トランプ

トランプが戻ってきた。8年前は初当選で手探りで、半年も官僚体制が整わなかったことが嘘のようである。トランプは就任即日に100本越えの大統領令にサインした。因みに乱発したと言われるバイデンは4年間で160本の大統領令を発していた。一期目に学んでいることがはっきりわかる。
トランプの政治手法は解り易い。不可能と思われることを、ドカーンとぶち上げてそれに近づけるだけ近づこうとするのである。達成できれば幸いというのであろうか。
大統領令の中で目立つのが、不法移民政策であるが、国家異常事態宣言をして排除させるとのことである。アメリカで生まれた子に国籍を与える出生地主義は憲法に抵触するので、ハードルが高く実現不可能なものも少なからずあるようだ。議会承認を経ないということであるが、安倍晋三が乱発して定着した感のある閣議決定に酷似するが、議会無視の非民主性は否めない。4年前に国会突入したトランプ支持者たちに恩赦を与えた。自身の犯罪でさえ司法に了解を与えさせなかったから当然ということなのだろうか。
グリーンランドよこせ、パナマ運河はアメリカのものだ、メキシコ湾はアメリカ湾に名称変更するというのである。無知が生み出すトランプの愚行である。政治以前の知識も欠く哀れさである。とくにメキシコに関しては、アメリカが謀略によって仕掛けた戦争で、スペインから西部を奪い取った歴史を思い起こされるものである。せめて名前だけでも残されるべきである。
「アメリカは偉大な国家になって世界から尊敬される国を目指す」と、就任演説で言い放った。協調とか助け合いなどという、世界最大の国家はしないというのである。化石燃料は掘って掘って掘りまくるというのである。
パリ協定から離脱し、温暖化対策など微塵も述べることがない。理念など彼にあるわけではなく、唯一金の儲かること経済的視点しか持たない。そして化石燃料は掘って掘って掘りまくれと鼓舞する。
それに自国優先は、トランプ支持者優先にも重なり、民主主義の根幹に触れることになる。大統領は支持者でも不支持でも関係なく大統領でもある。偏在した政治は民族間にも国家間にもく影響をもたらすことになる。

然しながら、トランプは戦争には参加しないというのである。兵器は売らないとは言っていないので、実態は変わらないともいる。前任期中にトランプはシリアのロシア戦闘機を攻撃した以外は、攻撃はしてはしてはいない。かと言って、トランプは平和主義者などではあるはずもない。
もう一つ、関税である。とくに農業に関しては各国の地域性や風土が生み出す農業、食料がある。そのことを国ごとの保護するのは当然のことともいえる。大国が率先して、関税で自国の食料を守ろうというのであれば、日本も見倣うべきである。コメの関税は300%に戻せばよい。だってアメリカがやっているのだから。

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