そりゃおかしいぜ第三章

北海道根室台地、乳牛の獣医師として、この国の食料の在り方、自然保護、日本の政治、世界政治を問う

原発被害が増えて困る、情報は開示しない

2019-05-01 | 原発と再生可能エネルギー

原子力発電所は国家にとって安全でなければならない。安全でないような資料や事実は存在しては困るのである。
福島は広島型原爆の4023倍、チェルノブイリ原発事故の4元で倍の放射能が放出したと、東電がそっと英文で発表していた。
福島ではこの数年、突然死や心不全や心筋梗塞による死者が増えている。小児の甲状腺がんの増加も資料としてはない。検査を積極的にやっているから比較できない、増加しているとは言えにというのである。
漫画「美味しんぼ」の作者が、鼻血が止まらなくなったと話しただけで、技術者などから総攻撃を受けている。チェルノブイリでも福島でも止まらない鼻血の話は絶え間なくある。韓国が東北の水産物の輸入禁止をしたことに、マスコミは一斉に反論した。
反論の前に不完全な情報開示と、身内に緩い規制を見直すべきである。チェルノブイリでは年間被爆量を1ミリシーベルト以上は居住できないが、日本は20ミリである。狭い日本では住むところがなくなり、仙台や一部は東京も含まれることになるからである。第一、補償費がかさ張ってたまったものでない。国民のことなど考えていない。
放射能の被ばくは特定の疾患が起きるとは限らない。上記のグラフを見ればわかるように何とはなしに平均寿命が下がている。東京オリンピックは復興がテーマであったが、ほとんど東北に競技会場はなく、放射能は漏らしていないと嘘をついたままで対策もない。
これから先、数百万の被爆者が何らかの障害を受け、癌などの発病によって死亡することだろうと予測する専門家もいる。上の表は数百万人の被爆者が何らかの被害を受け、寿命を縮めたことが見て取れる。
被爆地域が広がったり、被害者が増えてしまっては、せっかく外貨を稼いでくれる原発が輸出できなくなるからである。もうすでに輸出できなくなっているのは、こうした事情を世界各国が知ったからであろう。なのにいまだに原発を基本電源と、虚偽の情報開示の元でいい続ける愚かな安倍晋三である。

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