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どうしてマスコミは事の本質を書こうとしないのであるか。Facebookでは即日非難の嵐だったし、11日に西村官房副長官のツイッターで、「赤坂自民亭」と称したこの宴会の画像を流した。本人は無神経問よりその逆で、自慢げに流したのであろう。与党の公明党からも非難の声が出ている。漱石の小野寺防衛大臣は、SNSに流したのは不適切だったと述べている。黙った置けばバレなかったのに、という話ではない。
宴会は7月5日の夜である。気象庁から記録的大雨の厳重警戒を出し16万人への避難勧告が出ているその時である。何よりも自衛隊が対応することになるであろう、当の防衛大臣も出席していた。ポスト安倍を狙う岸田前外務大臣も出席していた。
何よりも無神経と思われるのは、川上陽子法相である。翌日、オウム真理教事件の首謀者7人を処刑する、まさしくその前日である。死刑の執行の最終決定は法務大臣が行う。法務大臣がいつハンコ押したかは知らないが、7人という歴史的な処刑を決定し翌日に控えた夜である。法務大臣には人の血が流れていないのか。直接の執行人たちはしばらくはトラウマの中にあるという。
政治家が宴会やってSNSに自慢気に載せることが悪いのではない。上記のような問題が感情的に残ってはいて消えはしないが、自己保全に走り政治家としての公的な意識がないのである。その最たる人物が安倍晋三である。自ら任期を延期させて望む自民つ総裁三選に向けて、粛々と根回ししているのである。この日も埼玉の自民党支持者の間を回っていたし、翌日は静岡の支持者を回っている。外遊をしなかった理由を、山本太郎に予算員会で突かれてなにも出てこない。総裁選のことしか安倍晋三には頭にない。安倍晋三のやる外遊はその程度、行かなくても何も変わらないのだろう。因みに災害対策本部が設置されたのは、この3日後である。
渋々被災地に行って入浴する女性の列でポーズを取ったり、なんか嫌げにポケットに手を突っ込んだまま謝礼の文書読んだりと、取って付けたようなたい対応である。いつものことではあるが、今回は酷い。気もそぞろである。
その一方で、大雨による西日本大規模災害は死者が200人になろうという中でも、水道の民営化は可決するし、民法で禁止されている賭博容認のカジノ法を通すのの必死である。大企業に設けの場を提供させ支持を得るためである。
それでもね、諦めてしまったら真っ当に生きている我々庶民の負けなんですね。
あの未曽有の東日本大震災とき、福島原発事故のとき、アホな私は御用学者や、テレビの言うことを良い方にばかり解釈して見ておりました。
でもあるとき、巨きくてどうしようもない現象にふと気づいたのですね。
こんな風に、戦争中も、戦前も、そして敗戦後も、国民は上からの情報、というより、何かに「従う」という気質、それは遺伝子レベルぐらいに刷り込まれた従属を美徳のようにしているということでした。
父母共にシベリア、朝鮮で辛酸を舐め、共に連れ合いと子供を亡くした者同士の再婚でしたが、一度も国に対して文句を言うことはなく、それを恥だと思っていたようでした。
国家の軍国教育、大罪、狂気さえも、結局は個人の傷にしかならず、あとは個人の努力しか頼れるものはないと考えていたと感じます。
それではいけない、と先日96歳の母に、「国に対して駄目だと声を挙げないから辛い戦争も起こったんよ」というと、「昔はそれは赤だとみんなが言よった」と応えていました。
まあ、超高齢の母に言っても詮無いですが・・・
先生もがんばれー、
力ある人もない人も、私も、今の政権ではいけないと、せめて声を挙げ続けましょうーー。
今日、被害に遭われた人の知り合いという人(今週は浸水被害にあった家の片付けを手伝っていたそうです)の、話を聞きましたが、
土石流に遭われた家の話として、
あるお母さんが、車から家の子供に電話して、
「もうすぐ着くからね」と子供と喋って、
数分後、自宅に着いたら、
家が、土石流でなかった、、
ほんの数分前、子供と電話でしゃべっていたのに、、
という話を、聞きました。
「辛すぎる」と言っていました。
ニュースで「土石流で不明者○人」という「○人」には、それぞれそういう話があるのかもしれません。
安倍政権のふざけた態度はもっともっと非難されて当然だと思います。
戦争に向かうために新聞を動員して世論操作をしてきた結果が先の戦争だったわけですから、今また同じ状況を権力者が狙うのも当然です。
かれら大手マスコミが先の戦争でのお先棒担ぎになんら反省をしないまま、ここにきていることに何か打つ手はないものかと思います。
じわりじわりと不買運動を展開できないものでしょうか?公共の場所での読売、産経、日経は置かせないなどからですかね。