そりゃおかしいぜ第三章

北海道根室台地、乳牛の獣医師として、この国の食料の在り方、自然保護、日本の政治、世界政治を問う

二階俊博にオリンピックを開催するというお考え方を聞いてみたいものだ

2021-01-07 | オリンピック

典型的な老害原、自民党の二階俊博幹事長が、「オリンピックを開催しないという考え方を聞いてみたいものだ」と、開催が既定の事実とばかりに言いたいほうだいである。二階は新型コロナウイルスが蔓延し始めた昨年3月ごろに、「そんなもの風邪と同じでしっかり食べて寝ていれば感染することはない。マスクなど必要ない」と言いってはいたが、何時しかマスクはするし風邪と同じだと言った言葉も聞かなくなった。これまでも場当たり的な発言は絶え間なく口にする、二階俊博である。
今日東京都は新規感染者が2447名と昨日を800名以上も上回る。国内でも7500人を超える事態になっている。日本もさることながら、ヨーロッパでは東南アジアの10倍から100倍もの感染者が出ている。アフリカでは医療体制が整っていないばかりか、変異株が見つかって蔓延している。仮にオリンピックを開催するならば、これらの国の選手たちは全て2週間以上隔離し経過観察の後に、日本の地を踏ませることになるであろう。
いくら日本国内でかなり下火になっていたとしても、諸外国の事情は複雑であり、日本の甘い楽観的な見込みで開催すると、世界に新型コロナウイルスをばら撒くことになる。世界中が鎮静に躍起になっているが、そうした諸国の思いを踏みにじることになりはしないか。
競技についても問題が多くある。対面競技、とりわけくんずほぐれつの柔道やレスリングなどの格闘技は極めて危険である。もう少し広げて室内競技、バレーや卓球などの球技、それに体操などは保菌者が1人でもいればどれほど拡散することになるか想像もできない。
しかもすべての競技が原則無観客でやるしかない。これがオリンピックといえるだろうか。世界のスポーツの祭典とは程遠い開催になるしかない。アスリートたちの思いは理解できなくもないが、なんとも貧相な大会にしか見えない。
そもそも何かにつけて後手後手で中途半端な対策しか打てない(ただし日本学術会議は除く)菅義偉内閣に、適切なウイルス対策などできるはずもない。
二階俊博さんよ、こんなオリンピック開催にどんな意味があるのか教えていただきたいものである。こんな開催ががウイルスに打ち勝った証になるならお笑いでしかない。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 感染爆発が起きてからの緊急... | トップ | トランプ支持の極右翼が議会... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

オリンピック」カテゴリの最新記事