そりゃおかしいぜ第三章

北海道根室台地、乳牛の獣医師として、この国の食料の在り方、自然保護、日本の政治、世界政治を問う

そりゃ日本に一貫性がないからさ

2007-04-07 | 緊急事態法

韓国とアメリカのFTA(自由貿易協定)が妥結した。日本も遅れるなと、内容には触れずPhoto_106 各誌の論調は日本農業に対する厳しい意見があいつでいる。

そもそもが、自由貿易とは短期的利益を優先させるシステムである。相互に短期的な利益が折り合って締結することになる。短期的な利益とは、強者の論理に取り込まれることになる。弱者に配慮する形をとるのがその証拠である。

日本の食料自給率を上げると何度も表明しておきながら、自由貿易のハードルを越えることなく、強者の論理に与する姿勢には変えることがない。農業=食料が犠牲になっている。

この背景には、数日前に(3月31日)韓国がイランと貿易投資促進覚書を交わしたことが26_rg_iran_british01_3_1あるのではないか。イランをめぐっては、アメリカは核施設などへの空爆準備万端整いながらも、混迷するイラク 情勢や英国の捕虜交換などのジレンマの中で、動けない状況にある。そんな動きに韓国が乗じた感がある。

一方、日本はイランと共同開発したアザデガン油田の権利をそのままに、国連経済制裁に加わると、根拠もない表明をする。最も多くの石油を依存する国に、どのような制裁が可能か理解できない。

アメリカの顔色を伺っているうち、韓国にイランでもFTA交渉でも先を越された形になってしまっている。

ことあるごとに、安倍ボンと周辺は「日米同盟」を口にするが、アメリカ議会からは慰安婦Japanese_prime_minister_abe_said_3問題や更には捕鯨問題まで出されそうである。これに対して、今月末の首脳会談会談 に安倍ボンは、杜撰な米国産牛肉の輸入制限の緩和と、ほぼ悲惨なアメリカの敗戦が決定的で来年6月に撤兵するとするイラクへの派兵2年延長を手土産にするのだろうか。

アメリカに良いように弄ばれる日本。こんな一方的な哀れな同盟国があるだろうか。

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1 コメント

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http://www.asyura2.com/07/hasan50/msg/206.html (Unknown)
2007-04-24 17:19:56
http://www.asyura2.com/07/hasan50/msg/206.html
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