そりゃおかしいぜ第三章

北海道根室台地、乳牛の獣医師として、この国の食料の在り方、自然保護、日本の政治、世界政治を問う

弱者を打ちのめす強者の近代兵器、弱者にはインティファーダだけしかないのか

2023-10-23 | 中東

二週間前に本ブログで、イスラエルはホロコーストをするのかとイスラエルの歴史の概要に触れたが、土地を追われたパレスチナ人たちには強大な武力に立ち向かう術がない。
石の礫(つぶて)を投げるしかない。上図は、元兵士であろうか、両足をなくした男が車椅子で懸命に石の礫を頑強な戦車に向けて投げている。インティファーダと呼ばれる礫の抵抗では敵うはずもないが、それでも懸命に抵抗する。
これまで、中東戦争と呼ばれるイスラエルとアラブの戦いが4度あったが、死者数の比は280対1というイスラエルの圧倒である。今回は奇襲の数千発のロケット弾で2日ほどでイスラエルの人たちは1500人死亡している。これは過去なかった膨大な死者数である。パレスチナ側もほぼ同数の死者を出していた。
ところが、パレスチナの犠牲者は4500人を越え3倍になっている。もういいだろう。それともプライドが許さないのだろうか、パレスチナを見下すイスラエルの態度である。ほぼ無抵抗の人たちを兵糧攻めにした挙句、死者を積み上げたいのは、自衛権を遥かに超えた単なるホロコーストである。イスラエルから歴史から教訓を得ないのか。
ハマスは今のところ200名の人質に手を出していない。アメリカ人母娘を解放したが、おそらくはカタールの仲介であろうが、このシグナルをイスラエルは見失ってはならない。Stop Attack GAZA
世界各地でガザを救えという運動が起きている。地上戦でハマスを一時圧したとしても、ハマスはまた若い次世代に引き継がれる。特にガザ人たちは若く、平均園れ宇は18歳程度と言われている。これほどの苦悩を簡単には忘れるはずがない。
下の写真は、上はイスラエルの住宅で、壁を隔てた下には密集した雑然とした建物が並ぶガザ地区である。庭と庭木で囲われた高級住宅街が整然と並ぶイスラエルの住宅に比べて、土地を追われ閉じ込められたパレスチナの人達の雑然とした建築物、生活ぶりの悲惨さが伺えるというものである。

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1 コメント

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1964年東京オリンピック選手村はGHQワシントンハイツ (宗純)
2023-10-26 08:27:22
世界最大の野外刑務所であるガザ地区の分離壁には、パレスチナ人の農民でも近ずくだけでもイスラエル軍から容赦なく銃撃されます。もちろん分離壁近くの建物は全てがブルドーザーで撤去済み。イスラエルの人種隔離政策は徹底していて、分離壁近くは完全な無人地帯になっている。

分離壁ギリギリまでパレスチナ人の住居が密集しているのはガザ地区ではなくて、これは似ているが非なるもの。ヨルダン川西岸の航空写真だと思われます。
あるいは沖縄の普天間基地か、「鬼畜の所業」のジャニー喜多川が朝鮮戦争時に住んでいた東京の米軍将校宿舎のワシントンハイツの昔の写真に酷似しています
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