連日NHKBSでアカデミー賞受賞作品画放映されているものだから、つい観てしまう。
1989年のアメリカ映画。
時代は1860年代の南北戦争の最中。
調べてみるとリンカーンが大統領に就任したのは1860年とのこと。そういえば、ゲティスバーグって言葉も映画の中てで耳にしました。
あの時代です。
北部ボストンの裕福な家庭に育った23歳の若者ロバートが大佐に昇進。但し率いるのは史上初めて結成された黒人部隊。
奴隷解放前夜のこと、奴隷労働でなく軍人として募集に黒人達は意気込んで参集。しかし差別がなくなるわけではない。軍人としての装備支給は後回しにされるし、白人兵の略奪行為の尻拭い役が回ってきたりして、誇り高い軍人を育てているはずの若い大佐ロバートは歯軋りする。
そんな中、戦況困難と伝え聞いた若き大佐は、先陣には自分の部隊をと申し出て白兵戦に挑む。
銃を構えた歩兵が幅いっぱいに広がり前進する。
遠目にはフランスデモ風であるけれど、手にしているのは銃。そして前方からも大砲が飛んでくる。近づくと銃弾に倒れるもの、大砲に吹き飛ばされるもの。それでも隊列は崩れず前進していく。
えっ、こんな戦が史実?と思ってしまう。弾をよける術もなく前進する戦法が、この時代の戦争ってこんなに容易く命が失われていったのかと。
大佐ロバートも騎馬を辞め、黒人歩兵らと共に軍旗を掲げて前進する。多くの死者がでる。ロバートも倒れる。こんなにも命が軽く扱われるのに奴隷労働ではなく戦士となろうと参集した黒人兵たちが粗野で汗臭いけれど切実です。
南北戦争はアメリカでは内戦。
1860年代を描いたこの映画、実際に残されていた若き白人の大佐の親元に書き送った手紙を元にしたものだからか、部隊を規律正しく育てようとする23歳の目線です。
奴隷労働から解き放たれようとしている時代が描かれていて、私としてはよい映画だったと思う。この国にも命を惜しむことよりも、誇りを求めた人達の時代があったということを示してしれているようです。
命は惜しいはずなのに、虐げられた時代が積み重なっていたためにそう行動させた部分もあるのでしょう。
これは北部側。
同じ時代、南部に暮らしていたのは「あの風と共に去りぬ」のスカーレットやレッドバトラーたち、そんなことも思いながら観た映画だった。
1989年のアメリカ映画。
時代は1860年代の南北戦争の最中。
調べてみるとリンカーンが大統領に就任したのは1860年とのこと。そういえば、ゲティスバーグって言葉も映画の中てで耳にしました。
あの時代です。
北部ボストンの裕福な家庭に育った23歳の若者ロバートが大佐に昇進。但し率いるのは史上初めて結成された黒人部隊。
奴隷解放前夜のこと、奴隷労働でなく軍人として募集に黒人達は意気込んで参集。しかし差別がなくなるわけではない。軍人としての装備支給は後回しにされるし、白人兵の略奪行為の尻拭い役が回ってきたりして、誇り高い軍人を育てているはずの若い大佐ロバートは歯軋りする。
そんな中、戦況困難と伝え聞いた若き大佐は、先陣には自分の部隊をと申し出て白兵戦に挑む。
銃を構えた歩兵が幅いっぱいに広がり前進する。
遠目にはフランスデモ風であるけれど、手にしているのは銃。そして前方からも大砲が飛んでくる。近づくと銃弾に倒れるもの、大砲に吹き飛ばされるもの。それでも隊列は崩れず前進していく。
えっ、こんな戦が史実?と思ってしまう。弾をよける術もなく前進する戦法が、この時代の戦争ってこんなに容易く命が失われていったのかと。
大佐ロバートも騎馬を辞め、黒人歩兵らと共に軍旗を掲げて前進する。多くの死者がでる。ロバートも倒れる。こんなにも命が軽く扱われるのに奴隷労働ではなく戦士となろうと参集した黒人兵たちが粗野で汗臭いけれど切実です。
南北戦争はアメリカでは内戦。
1860年代を描いたこの映画、実際に残されていた若き白人の大佐の親元に書き送った手紙を元にしたものだからか、部隊を規律正しく育てようとする23歳の目線です。
奴隷労働から解き放たれようとしている時代が描かれていて、私としてはよい映画だったと思う。この国にも命を惜しむことよりも、誇りを求めた人達の時代があったということを示してしれているようです。
命は惜しいはずなのに、虐げられた時代が積み重なっていたためにそう行動させた部分もあるのでしょう。
これは北部側。
同じ時代、南部に暮らしていたのは「あの風と共に去りぬ」のスカーレットやレッドバトラーたち、そんなことも思いながら観た映画だった。