日々の暮らしから

「街中の案山子」「庭にいます。」から更にタイトル変更します。

小泉首相の在任期間が歴代3番目の長さになるとのこと。

2006-04-05 12:45:47 | 社会問題
朝のテレビニュースが伝えていました。
最長が佐藤栄作
70年安保時代の佐藤栄作のイメージだったのですが、実はノーベル平和賞の受賞者でもあります。
2番目が戦後の51年サンフランシスコ講和条約調印の吉田茂。
そして小泉さんが、今日、中曽根康弘氏の在任期間と並び、歴代3位で5年目だという。

あの人も、あの人もと指を折って数えれば、総理の椅子に座った人たちが、他にもたくさん国会議員として健在です。重鎮がいっぱいで、ワンマン小泉だから改革も出来たけれど、2世、3世の麻垣康三の四氏では、どういう展開になるのでしょうか。

9月までという有限の期間が日に日に迫るものだから、新聞も自民党の後任人事報道で賑やかなところに、民主党の代表選びまでが始まって、政権があわただしい。

三角大福とか、晴天の霹靂とか、密室決議とか、色々あったけれど、国の運営がギクシャクもしなかったのは、実は国を動かしているのは、内閣ではなく官僚だからと、天邪鬼はつい思ってしまいます。
そういえば長期政権の方々はどちらかと言えば、ワンマンといえる部類かもしれません。
現政府が進めてきた、小さな政府、支出の見直し、無駄の削減、誰もがうなずくことなのに、官僚が幅を利かせるとつい既得権益を守りたいという志向回路になりがちでワンマンの気質が伴わないと実行が困難なことでしょう。

麻垣康三の四氏が次期総裁候補者といわれています。重い負担(借財)を抱えているこの国、公正でで明朗な説明が可能な政治であれば、喝采したいのだけれど、さぁてどうなるのか。
国民受けを気になさるのか、喋り方が丁寧で、不人気にならないように気を使っていらっしゃるのはわかるけれど、明快ではないですよね。

天下りと談合を必要悪とするのではなく、若くして官僚の道を選択した人にも、見返りという後ろめたさを伴うものではなく、フェアな進路選択ができるような仕組みになって欲しいものです。
そして、いますぐではなくとも、これから採用する若き官僚については、アメリカの民主党と共和党の場合のように、政府の側近は前任者から引き継ぐのではなく就任したトップが採用するという形にしたらいいのに。
この案は、先の選挙のときに民主党が掲げていたように思うのですが、昨今の民主党は身から出た錆を拭うのに必死で、それどころではないように見受けられます。

外野席の私としては、内輪の事情ではなく、目指す目標と実現する方法を掲げて欲しいのに…。
「政界ってそんなにシンプルじゃあないんだよ」と声が聞こえてきそうです。

小泉さんはアメリカの大統領でいえば2期目にの序盤あたりですか。
当選すると4年間は継続するアメリカ。日本では4年を過ぎて5年目の総理が歴代何番目と言われるのだから、国のトップの舵取りに期待する度合いが違うということでしょうか。
ちなみにクリントンさんも、ブッシュさんも2期8年です。
コメント
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