日々の暮らしから

「街中の案山子」「庭にいます。」から更にタイトル変更します。

新聞記事の(井上ひさしさんの話)から

2006-05-24 08:17:42 | 私の雑感あれこれ
昨日の朝日新聞、井上ひさしさんが山形県の少年院「置賜学院」で語った話の記事から。

井上さんの話「人を笑わせることが、わけもなくうれしくてしょうがない人間が、人口の5%くらいいます」と。
「ひょっこりひょうたん島」の井上ひさしさんだから、「笑い」「楽しむ」の大御所なのだろうけれど、如何せん、95パーセントに入ってしまう私は、指をくわえて見ているしかありません。
井上さんは子供のとき、カソリック系の施設で暮らしていたことがあります。
昨日の記事では、その時に、「この世は涙の谷」であり、99パーセントの悲しみのなか、残る1パーセントの楽しいことをめざしていくのが人生だと教えられたとありました。
以前には、同じ施設での暮らしを、終戦後であったにも関わらず、食事は充分満ち足りていて恵まれているから、あの宮沢賢治の『注文の多い料理店』を連想して、そのうちにサーカスにでも売り飛ばされるのではないかと、仲間と話したことも…と、読んだことがあります(笑い)。
「この世は涙の谷」と聞かせられる一方で、毎日の食事をそんな風に連想したり…。
うーん、井上さん、ですね。
子供の頃に取り巻いていた環境が、自分形成に大きく影響しているって、こんな時思ったりします。

先月だったか、電話で「真面目な文章だね。引用する文章も真面目だし…」、娘にそういわれました。
そして、付け加えて「これって、誉め言葉じゃないからね」と。
「わかっているって!」と、返しましたが、95パーセント側の人間であることは自他ともに認める事実です。
井上さんは、まだ生活も不安定だった頃に、ビルの一室に起居しながら「ひょこりひょうたん島」を書いていたとどこかで読んだことがあるけれど、そんなときにお楽しみの話を書く人って、大きい人ですね。
今日は、ないものねだりの話です。
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損保ジャパンが業務停止・・・

2006-05-24 06:46:44 | 社会問題
保険料の立替払いがあったから、だという。
「えっ、今まで、知らなかったの?」という思い。
どこの保険会社か忘れましたが、随分以前に、こんな話を耳にしたことがあります。
保険外交員に保険加入を勧められ、無理して入ったものの保険料支払いがきつく、すぐに解約すると、保険外交員のペナルティーになるから、外交員が自腹を切って保険料を払ってもらったと。
お客さんの誕生月には食事会をとかの自腹サービスをしている外交員の話もありました。
外交員といっても、親しい友人だったりします。
業績アップに協力するために、お客と持ちつ持たれつ…。ちょっと考えればありうる話です。
ふーん、そんな仕組みかと、聞き過ごしていました。
それが、業務停止に発展するほどの違法行為だったのですね。
だとしたら、ずっと以前からあった話なのに、保険外交員のおばさんたちに徹底していたのでしょうか。

門外漢の私は、顧客獲得が自分の収入アップにつながるから、皆さん大変だなと、思っていただけでしたが、今回の損保ジャパンへの措置をみて、そんなに重大なことであったのなら、トカゲの尻尾きりのような一部保険会社だけでなく、公平明朗にチェックして欲しいものです。
そして、かねてから思っていること。
加入可能な保険は、それなりの制限があってもいいのではと思います。その人の想定できる収入をはるかに上回る保険に加入し、保険金殺人が疑われることがないように。
保険は、元来、互助制度から来ていると思っているものですから。
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