日々の暮らしから

「街中の案山子」「庭にいます。」から更にタイトル変更します。

陽気な春の朝 「ながい旅」の界隈

2008-03-28 09:17:36 | 本・映画・テレビドラマ・絵・音楽
大岡昇平の文庫本「ながい旅」(映画「明日への遺言」原作)を通勤バックに入れたままの日々。
昭和20年の空襲、爆撃を受けた現場が、私の職場界隈なので、官庁街を自転車のペダルを漕ぎながら、ふと空を見上げたりする。
青空。春の陽気です。
B29が焼夷弾を落とし始めたのも3月の12日から、それから爆撃は続き、名古屋の街の8割が焼け落ちたという。
東海北陸地域の司令本部が今の県庁。そう思って眺めると、爆撃機の轟音が聞こえそうな気もしてくる。
ああ、月日は流れ、生き残った人たちによって語られ、私達は知ることができる。
外堀どおりに架かっている石橋に、明治44年と銘が入っているの目にしても、
ああ、お前は、あの爆撃、惨状を目撃してしいるだね、と心中語りかけている。

一回りほど年上の友人は、燃える名古屋城を疎開した近隣から見ていた記憶があると語っていた。

25年以上も暮らしているけれど、城内に入ったのは1度か2度。
近くにいてもめったに出向くことはない。

で、陽気の候。
戦後の再建されたその名古屋城の正門を描いてみました。

平城で、尾張徳川様のお城。
入り口は、やはり小さいのですね。
いくら平城であっても、敵からの防衛・警備をしっかり、は鉄則でしょうから。
裁判所、名城病院、県警本部、辺りが、2大ご家老のお屋敷があった辺りだとか。

年をとると、瞑想が得意になるのでしょうか。
いろんなことを想いながら、30分あまり、筆を走らせました。
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