日々の暮らしから

「街中の案山子」「庭にいます。」から更にタイトル変更します。

残念なニュースをつたえるとき

2008-03-25 07:11:17 | 社会問題
朝日テレビの報道ステーション、キャスターの古館さんの弁舌に波長が合わず、あまり見ることもないのですが、たまたまココロに引っかかった、ワンフレーズから、一言。

茨城県土浦市の24歳の若者が起こした事件。
既に殺人容疑者として指名手配されていたのに、次の殺人を防げなかったことも話題になっている。

古館さん:子供が育つって大変なことなんですね。
(子供を育てる?大人になる?だったかも知れません)
今24歳の若者が高校を卒業したのは6年前。
卒業後は就職しないでアルバイト、そしてゲームに明け暮れた生活だったとか。
彼の高校の教師らしき人の弁:成績は中の上。高校3年の夏まで弓道部で活躍。県大会で優勝し、全国大会にも出場した。

何のことはない、立派な若者だった。
優勝するからには、集中力もあるだろうし、努力家でもあったはず。
でも、就職はしなかった。
・・・6年前。あの時代。
就職は氷河期。いや超氷河期で、大学生は100社受けても就職はできない、とか人気企業は数百倍。そんな話題が行き交っていた。

不真面目なところがあったわけではないけれど、
たまたま、高卒生が就職する場が極端に少なく、そこであぶれてしまったことが、彼を孤独にさせ、やがては刃物まで持たせてしまった。
そう思える。

ひとは真面目にやって評価されることでプラスエネルギーを蓄えることができる。
残念なことに、社会が若者を受け入れようとしなかった時代、18歳で真面目にやってきたことが評価されなかったとしたら…。
ニュースの伝え手は、いつもどおり、殺人事件はさも殺人事件っぽく、自分とはかけ離れたものとして伝えている。

ああ、社会にでる時期に門戸が開かなかっただけなのに…。
そう思えて仕方がない。
古館さんのコメントは、すこしそこら辺を思ったふうであり、だから、いつもは聞き流す音声が、ココロに引っかかりました。

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1 コメント

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助かりまくり! (猫背)
2008-03-29 03:16:24
旅行に行った時についでにヤって¥7OOOOもらったww
旅費が浮くどころか遊びまくったよヽ( ・∀・)ノ
http://houkei.yycola.net/gyaku/KrmLMhuj.html
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