2017年冬のプサン訪問にまつわる話も、おそらくこれで最後になる。
4泊5日のプサン滞在中、「ヲタク」が主に利用した交通機関は
バスだった。
今でも強く印象に残っているのは、一般的に冬のプサンのバスは
暖房が効きすぎるくらいに効いている、ということだ。
△甘川洞に向かうミニバス
2,3台のバスでは、あまりに熱すぎて、額から流れ落ちる大粒の
汗をぬぐうのに苦労した。
冷たい外の空気が吸いたい一心で、早く、目的の停留所について
欲しいと何度思ったことか。まるでサウナである。
一度は我慢できずに座席の窓を開けた。
△国際ターミナルに向かうシャトルバス
実際、運転席の窓を開けてバスを走らせる運転手がいることも、この
目で確認した。
乗客の中には、バスを降り、冷たい外気に触れ「アイゴ シウォ~ナダ」
(ああ、気持ちいい~)と声に出す人もいた。
寒いはずの韓国の冬は、実はあちこちで玉のような汗をかく奇妙な
季節でもあるのだ。
(終わり)
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2017年冬のプサン訪問でも、「ヲタク」の移動手段は2度地下鉄を
利用した以外は、全てバスだった。
料金は、4泊5日で地下鉄も合わせ3万ウォン(約3,300円)以下で
すんだ。
交通カードとBIMSさえあれば、鬼に金棒と言ったところか。
△駅側バス停(駅を背に右手)
釜山駅には、いわゆるバスセンター的な施設はなく、駅前の大通りを
挟んだ両側にバス停がある。
△駅側バス停
駅舎の向かい側ではバス停が2か所に分散している分、使いにくい
面があるのは事実だが、自分が利用したい路線と方向さえはっきり
しておけば、そんなに戸惑うこともない。
早めに自分の乗るバス(路線番号)の接近を見つけ、置いて行かれ
ないようにテキパキと乗り込むことが大事になる。
△駅の向かい側バス停
また、釜山港国際ターミナルや金海空港行きのシャトルバスは、
駅舎側に専用のバス停を持っている。
△シャトルバスのバス停(駅を背に左手)
韓国語学習者には、プサン旅行の拠点をプサン駅周辺(草梁洞)に
置くことを勧めたいところだ。
(終わり)
一種のレトロブームと言ってよいのかもしれない。
△旧百済医院
プサン駅前の草梁洞では、山腹道路ルネサンス事業の一環として、
近代の古い建築物をリノベーションし、カフェやゲストハウスと
して再活用する動きがある。
△旧百済医院
そうした名所をめぐってくれるのが、観光用の電動三輪車だ。
△168階段の上で
運転手兼案内者は、半分ボランティアの地元高齢者。
この電動三輪車、けっこうな馬力があるようで、人間3人を乗せ、
坂道を上り草梁の高台まで案内してくれる。
料金も1万ウォン(約1000円)とお手頃なので、汗をかかずに
草梁を観光したい人にはうってつけだ。
△観光客を乗せ中華街を走る電動三輪車
聞けば、プサン駅前を出発し1時間20分ほどかけて、草梁を
観光案内してくれるのだそうだ。
△電動三輪車の発着場所はプサン駅前
プサン駅前の発着場所付近では、地面に寝ころんでいる人が
ポツポツいたりするが(見えにくいが、上記写真の左手には
2人寝ている)、それはそれで、プサンの一つの現実だ。
△愛称はイバクチャジョンゴ(物語り自転車)
2017年夏のプサン訪問では、「ヲタク」自身、草梁の3か所で
電動三輪車の活躍をこの目にした。
なお、この電動三輪車のアイデアの元になったのが、過去、実際に
草梁で活躍していた人力の三輪車だという。
△人力三輪車のオブジェ
その昔、今でいうタクシー代わりに多くの市民が利用していたのだ。
△イバク工作所の屋上。左手に三輪車のオブジェ。
その人力三輪車は、今、オブジェとなって山腹道路横の「イバク工作所」
(草梁観光会館)の屋上に設置されている。
坂道の多い草梁では、さぞ運転手は大変だったことだろう。
△イバク工作所屋上から見る草梁洞
電動三輪車も、人力三輪車のオブジェも、今回のプサン訪問で初めて
目にした。
(終わり)
△ターミナル-プサン駅のシャトルバスは1010ウォン。
2017年夏のプサン訪問では、交通カードの利便性を大いに実感
させられた。
△コンビニで買える交通カード(価格は初期チャージ額の4千ウォン)
現金を使う必要がなく、お金がチャージされたカードを読み取り用の
機器に当てるだけで乗れる利便性は大きい。
△プサン港国際旅客ターミナルのコンビニで購入
現金に比べおよそ1割の割引もあり、経済性も高い。
2017年現在、交通カードを使えば、市内バスを1200ウォン、
急行バスを1700ウォンで乗れる。同じバスならどこまで乗っても
同一運賃だ。
△運転席に近くに設置された読み取り用機器
今回の3泊4日、プサン市内の移動はもとより、金海市までの往復も
含め、全てバスを利用したが、総額で2万ウォン(約2000円)
以内に収まった。
(終わり)
2016年夏のプサン訪問では、これまでになく、多くのバスに
お世話になった。
△市内バス
経費の節約が1番の理由だ。
現在、タクシーの初乗り運賃は2800ウォン(約280円)。
タクシーに頼りすぎるわけにはいかないのだ。
△急行バス
バスなら市内バスで1300ウォン(約130円)、市内遠距離の
急行でも1800ウォン(約180円)出せば、どこまで乗っても
同一運賃だ。コンビニで「交通カード」を買って使えば、そこから
さらに100ウォン割引になる。
プサン市内には網の目のようなバス路線があり、目的地を通る
路線番号と最寄りの停留場さえ把握しておけば、だいたい10分間隔で
目当てのバスが停留場にやってくる。(※プサン市バス情報管理システム)
夏場になるとどのバスも、クーラーはキンキンにきいている。
△左側が運転席
ところで、今回、市内バスに乗って驚いたことがある。
プサン(韓国?)のバスでは、運転席がかなり頑丈にガード
されているのだ。
理由は車内暴力対策。
△この写真はスマホで撮影したもの
黄色の注意書きには、「バスの運転手に対する暴行はテロと
同じです」とある。
現代韓国社会の世相を物語る一つの現実だ。
(終わり)
△プサン総合バスターミナル
2011年夏のプサン訪問では、バスに乗ってウルサン
(蔚山)まで足を伸ばした。
△プサン総合バスターミナル2階
ウルサンに住む妻の妹が焼肉屋さんをオープンさせたので、
そのお祝いに出向いたのだ。
△プサン総合バスターミナル1階
ところで、妻はバスに乗り込む前におやつを買った。
△「高速即席焼き」
店の名前は直訳すれば「高速即席焼き」。
わかったようなわからないような変わった店名である。
要するに、ポップコーンやスルメ、カワハギの干物など、
退屈しがちなバスの中で食べるおやつのたぐいを売る店だ。
特にお腹がすいていたわけではなかったが、結局、
「ヲタク」はバスの中でスルメを食べた・・・。
目的地のウルサン・パンオジン(方魚津)までは、2時間
近くかかったので、退屈しのぎに口を動かす気に
なったのだ。
その日、「ヲタク」と長男は妻に連れられ、末っ子の
待つ妻の妹夫婦の家に行き、末っ子と合流。
1泊して、今度は家族4人でプサンの親戚(妻の実家)の
家に移動した。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
2011年夏の「ヲタク」のプサン訪問記は、この稿を持って
全て終了。
この冬は、長女(高3)の大学受験の関係で、妻が
里帰りしない。
だから、次に「ヲタク」がプサンを訪問するのは、おそらく
来年の夏・・・。
できれば、来年の夏には、もう少し長くプサンに滞在して
みたいものである。
(終わり)
参加カテゴリ:地域情報(アジア)
2011年夏の蔚山(ウルサン)訪問では、街中で目にした
日本車を3台ほど、写真に収めた。
現代・起亜グループのお膝元(ひざもと)である蔚山では、
走る車のほぼ99%(印象)が現代車か起亜車。
そうした中、目にした日本車には、特別の感慨が沸いた。
①まずは日産のアルティマ
日産が北米を中心に販売している車。
「ヲタク」が実物を目にするのはこれが初めてだった。
②インフィニティGクーペ
日本名は日産「スカイライン」。
③ホンダのシビック
日山海水浴場近くで目にしたシルバーのシビック。
夜ではあったが、独特のフロントランプの形状から、
すぐにシビックとわかった・・・。
(終わり)
参加カテゴリ:地域情報(アジア)
2010年冬のプサン訪問でも、地下鉄構内で何枚かの写真を撮影した。
△乗車券の自動販売機
今さら、という気がしないでもないが、まずは乗車券の自動販売機。
タッチパネル式の画面には、ちゃんと日本語による案内も準備
されているので、韓国語がよくわからない日本人観光客にも、
ぜひ、プサンの地下鉄に挑戦して欲しいものだ。
そして、プラットホームに降りる階段の上にある表示を、
よく観察してほしい。その表示は、滑って転ぶ危険があるので
階段を駆け降りないように注意を促している。
問題は、そこに描かれた人間のイラストだ。
人間の転び方が妙にかっこよく見えるのは、「ヲタク」だけ
だろうか?個人的には、頭からつんのめるようなイラストの
方が、より効果的だと思っている。
数年前から抱き続けてきた、どうでもいいような疑問と感想を、
今回、初めて活字にしてみた。
(終わり)
参加カテゴリ:地域情報(アジア)
2010年冬のプサン訪問での出来事。
「話していたら内容から韓国人でないことはわかるが、韓国語自体は
韓国人と同じくらいだ。こっちで暮らしてどれくらいになるのか?」。
プサン湾岸にある巨大なマンション群である五六島SKビューの
見学に向かうタクシーの中で、運転手さんが「ヲタク」の韓国語を
そうほめてくれた。
もちろん、2人の会話はすべて韓国語だ。
「いや、住んではないですよ」。
もうずいぶん前から、会話能力の向上については、ほぼ諦め
気味の「ヲタク」ではあるが、運転手さんの問いかけに、そう短く
答えながら、内心まんざらでもなかった。
そして、その運転手さんが、いきなり、「レクサスは、日本でも
高級車として通っているのか?」と質問してきた。
運転手さんの視線の先を見ると、タクシーのすぐ前をレクサス
(トヨタの高級ブランド)のES330が走っていた。
「ヲタク」は、当然、レクサスが日本の代表的な高級車である
ことなどを話しながら、例によって助手席からデジカメで撮影。
プサンで日本車を見ることも、そう珍しいことではなくなったが、
「ヲタク」の目の前を走るレクサスは、やはり撮影に値すると
瞬間的に判断し、実行に移したのだ。
そして、「ヲタク」が今回のプサン訪問で撮影した、もう1台の
日本車が、トヨタのハイブリッドカーであるプリウス。
こちらは、夕暮れ直後のプサンの草梁洞で出くわした。
「ヲタク」が韓国で初めて目にしたプリウスは、きれいに手入れされた
真っ白のプリウスだった。
(終わり)
参加カテゴリ:地域情報(アジア)