2011年夏のプサン訪問で、「ヲタク」親子が博多港を出発した日、
あいにく台風9号が黄海を北上中だった。
△某大学の学生らの団体
その日、団体客を中心にターミナルは大賑わいだったが、「ヲタク」は
気が気ではなかった。
△当日、フェリーの「ニューかめりあ」は予約で満席
今回、「ヲタク」親子が利用した船便は、高速だけれども小型のビートル号。
△東日本大震災(2011・03)の募金箱
心配性の「ヲタク」は、実は、出発の2、3日前から、台風の影響で
ビートルが欠航するのではないかと、やきもきしていた。
△ビートル号のチェックインカウンター
また、もし出港できても、途中で引き返すことになったり、船が激しく
揺れたりすることになるかもしれない・・・。
△当日の波はやや高め
しかし、さいわいなことに、「ヲタク」の心配は全くの杞憂(きゆう)に
終わった。
黄海を北上した台風9号も、対馬海峡の対馬より東側の海域(日韓
航路)にまでは大きな影響を与えることはなく、ビートルも無事
出港し、航海中、船体もほとんど揺れなかった。
(終わり)
△ビートル号
2009年夏、プサンから帰国する「ヲタク」と長男が乗った船は、
JR九州の高速船「ビートル号」だった。
「ヲタク」と長男は、ビートル号の進行方向に向かって、1階
右側の窓際に座った。
△対馬
出航後1時間ほどすると、窓越しに対馬が見えた。
△謎の小島
そして、さらに1時間半ほど走ると、今度は小さな島影が見えた。
以前も何度か目にしていた島だが、「ヲタク」は、その小島に
ついて確かなことは何も知らないままだった。
△ビートル号の航路図(JR九州HPより)
そこで、帰国後、いろいろ調べてみると、その島の名前が
「小呂島(おろのしま)」であることがわかった。
生まれてこのかた40年以上も福岡県に住んでいながら、
初めて聞く島の名前だった。
実にささいなことではあるが、確かな知識を得ることは気持ちの
いいことだ。
2009年夏のプサン訪問記の最後を、この小さな福岡発見で
締めくくることにする。
(終わり)
参加カテゴリ:地域情報(アジア)
△カメリアの側面デッキ
△博多ベイサイドプレイス
△福岡タワーが遠くに見える
出港前のカメリア号のデッキから、博多港の様子を眺めて
いると、偶然、着岸するコビー号の姿が目に入ってきた。
コビー号は韓国のジェットホイール式高速船だ。現在、日本側の
ビートル号と共同ダイヤで運航している。
つくづく眺めてみると、やはりビートル号とは船型がかなり
違っている。
記念に写真に収めてみた。
△着岸前の元祖コビー号
<追記>
正確に言えば、写真の元祖コビー号(1隻)以外に、現在、
コビー3号、5号の2隻の新型コビー号が就航中だ。
コビー3号、5号についてはビートルと船型の非常によく似た
高速船となっている。
△コビーⅢ号(未来高速HP)
△ビートル号(JR九州HP)
(終わり)
△ビートルの船内風景。ほぼ満席。
8月1日、「ヲタク」は博多港から高速船「ビートル」に乗り込み、
一足先に海峡を渡った家族の待つプサンへと向かった。
その日は天候にも恵まれ、いつになく快適な約3時間の船旅を
楽しんだ。さいわい、くじらや流木に遭遇する事もなかった。
△ビートル号から見た対馬(1)
途中、凪いだ大海原の向こうに対馬が見えてきた。
快晴の日には、対馬海峡を疾走するビートル号から対馬が
はっきり見える。
△ビートル号から見た対馬(2)
写真は、ともにビートル号の船首側に設けられた売店横の
大窓越しに撮影したものである。
くじら事故の後遺症(?)なのだろう。
対馬を眺めていた「ヲタク」は、乗務員から座席にもどるよう、
注意されてしまった。
プサンに無事到着した後、「ヲタク」はすぐにターミナル内の
プサン銀行で幾ばくかの円をウォンに換えた。
100円が815ウォン。
1週間前に比べ、若干、円が上昇していたのが救い(?)であった。
(終わり)
参加カテゴリ:地域情報(アジア)/語学・英会話
△タラップが降ろされる高速船「ビートル号」
6泊7日の韓国(プサン)訪問を終え、「ヲタク」は今日、日本に
帰国した。妻と子どもは盆前までプサンにある妻の実家に
居すわる予定なので、今日は「ヲタク」1人での帰国となった。
乗務員の話によると今日「ヲタク」が乗った高速船は、ほぼ満席
状態であったが、日本人乗客は男性客のみ、たったの5名だった
とのこと。
「ヲタク」はその貴重な日本人乗客の内の1名だったのであった。
△「手続きカウンター案内」:「ヲタク」の乗った便は13:00発の便
韓国人乗船客は、夏休みも手伝ってか、20代前後の若者が
多かった。
△船内風景
「イエスサマワ、アナッタオ、アイシッテイマス」
「・・・アナッタオ、アイシッテマス!」
「・・・・アイシッテマス~」
「イエスサマノコットオ、シッテクダサイ」
キリスト教会の青年団体が日本宣教活動にでも出かけるのか、
「ヲタク」には滑稽としか思えない日本語のフレーズが時折、
後ろの方の座席から聞こえてきた。
声の主は1人の青年であったが、2、3種類のフレーズを繰り返し
繰り返し練習していた。
「ヲタク」は苦笑するしかなかった。
△ビートルの船中で写した読売新聞
一方、船中で「ヲタク」が手にした読売新聞には、まるで「ヲタク」の
帰国を待っていたかのように(?)、日韓両国で実施された
日韓関係をめぐるアンケート調査の結果が報じられていた。
読売の報じた「日本における『親韓』ムードの冷え込み」は、
「ヲタク」が乗船した高速船の日本人客5名という現実にも
現れていたのかもしれない。
何はともあれ、「ヲタク」は無事帰国した。
△博多港国際ターミナル近くの駐車場(徒歩約5分)
なお、今回の駐車料金は、6泊7日で計4900円也。
(終わり)
参加カテゴリ:地域情報(アジア)/語学・英会話