2014年夏の南浦洞(ナンポドン)で、「ヲタク」は我が目を
疑うような風景を見た。
△①PIFF広場にも占い小屋
いわゆる占い小屋がいたるところで目に付いたのだ。
△写真①の占い小屋をアップで
以前よりも、はるかに増加しているような印象を持った。
(関連記事)
△地下商店街の出入り口近くにも占い小屋
場所によっては10軒以上の占い小屋が軒(?)を
並べている通りもあった。
△②占い通り(?)
この間の韓国社会の変化が、生活の格差を広げながら、
人々の精神的不安を大きくしてきたのだろうか。
△写真②の中から日本語可能な店をアップ
占いも宗教と同じで、信じる人の苦しみや不安を和らげ、生きる
希望や勇気を与えてくれるという、一種、肯定的な側面も持って
いることに間違いはない。
△占い通りの占い小屋
しかし、その反面、過度に占いに依存する精神は、客観的な
事実に基づいて真理を追究し、物事を解決に導こうとする
合理的な精神を確実に麻痺させ、場合によっては抑圧・
排撃する。
韓国では現在でも、日本と比較にならないくらい風水や占いの
社会的影響力が強い。
変わらない韓国を、「ヲタク」も以前と同じように、批判的に
観察し続けるしかないようだ。
(終わり)
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2014年夏のプサン訪問では、久しぶりに宝水(ポス)洞の
書店通りを訪ねた。
△書店通りの入口を前に妻と子ども2人を写す
現在は絶版となっているある史料(書籍)を探しに行ったの
だが、結局、手に入れることはできなかった。
史料とは言え、韓国独立後の書籍なので、近い将来には
見つけることができるだろう。
次回は、公立の図書館にでも足を運んでみるつもりだ。
△ここでも日本の漫画は大人気
現時点でその史料が何であるか公表するのは差し控えて
おくが、もし、見つけ出した暁(あかつき)には、日韓関係史に
おいて、かなり重要な意味を持つと思われるその史料について
きちんと報告したいと考えている。
実は、ヒントはもうすでに当ブログの過去記事の中に
隠れてはいるのだが・・・。
△「もったいぶりやがって・・・」
(終わり)
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△立ち並ぶ占い師のテント
2010年夏のプサン訪問では、繁華街の南浦洞で、
占いテントが立ち並ぶ界隈に出くわした。
タロットカードを使った占いと伝統的な陰陽五行の占いが
同居する空間は、一種独特の雰囲気をかもし出していた。
△人気の占いテント
人気のあるテントでは、十数名の女性が椅子に座って順番待ちを
していた。
中には、日本語が可能なことをアピールしているテントも
2、3軒あった。
元来、韓国社会の深層に深く、そして広く根付いている占い
信仰に批判的な「ヲタク」ではあるが、観察だけはしっかり
続けたいと考えている。
(終わり)
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△ロッテ百貨店と釜山タワー(関釜フェリーのデッキより)
2009年冬のプサン訪問では、様々な角度からロッテ百貨店
(光復店)の姿を撮影した。
△釜山大橋とロッテ百貨店(関釜フェリーのデッキより)
現在、まだロッテタウンの高層ビル部分は完成しておらず、
昨年12月に百貨店部分が開店したばかり。
△地下鉄南浦駅1番口より
今後、ロッテタウンの高層ビル部分まで完成すれば、これまでの
釜山タワーに代わり、ロッテがウォーターフロントのランドマークと
して君臨することになることだろう。
△夜のロッテ百貨店
好むと好まざるとにかかわらず、「ヲタク」や「ヲタク」家族と
ロッテの関係が、これまで以上に深まることは間違いない。
△正面にロッテ(中央洞から光復洞に走るタクシーの車窓より)
是非、いろいろな意味で、楽しい関係になることを期待したい
ところだ。
(終わり)
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△ロッテ百貨店光復店の地上入口
2009年冬のプサン訪問では、「ヲタク」はある一つの目的を
持ってロッテ百貨店を訪れた。
△ロッテ百貨店(ロッテタウン)地下入り口
プサン訪問前に「ロッテと赤の下着」の記事でも紹介した通り、
プサン地域には、「デパートの開店初日に赤の下着を買えば
幸福が訪れる」との俗説があるとのこと。
その俗説を当て込んだ「赤の下着セール」が大当たりし、去る
12月17日の開店で、ロッテ百貨店光復店は、韓国のデパート
史上に残る初日売上高の新記録を打ち立てることができた。
その特異な社会現象を記憶するため、「ヲタク」は、年末のロッテ
百貨店で赤のトランクスを買う決意を固めていたのだ。
ある一つの目的とはそのことである。
しかし、「ヲタク」のその目的は、結局、達成されることなく終わって
しまった。
そもそも、例の赤の下着類は、あくまでオープン初日に買わないと
意味がないので、デパート側にとっても、2日目以降は全く価値の
ない初日限定の特売商品だった。
だから、開店2日目以降には、早々と売り場から姿を消したはずだ。
当然のことである。
年末のロッテ百貨店で、かろうじて「ヲタク」が見つけ出した赤の
パンツは、日本円で1枚約2000円もする高級ブランド品だった。
「ヲタク」が思い描いていたオヤジ用の安トランクス(通称ガラパン)
など、通常、ロッテ百貨店には置いていないのだ。
いずれにしろ、「ヲタク」は、赤色の高級ブランドパンツなど、
2000円も出して買う気にはなれなかった。
自慢ではないが、「ヲタク」の秘部は、どちらかと言えば純朴で
庶民的な性質をしている。
高級素材を使った薄手のブランドパンツなど、おそらく、ゴワゴワの
生地に慣れ親しんだ「ヲタク」の秘部が、受け付けてくれない。
そもそも、ウエストサイズが合いそうにはなかった。
△ロッテ百貨店で見た赤のブランドパンツ
それならばと、せめてもの「ヲタク」の意地で、記念に写真でも
撮って帰ろうと思ったら、「商品は撮影禁止ですッ」と若い女性
店員から注意された。
見ていた家族も口をそろえて「ヲタク」の行為をなじった。
確かに「ヲタク」も非常識なことをしてしまったと、その時ばかりは、
素直に反省した。
しかし、すでにシャッターを切ったカメラには、赤のブランドパンツが
しっかり写っていた。
店員の小さな手ではパンツを覆い隠すことはできなかったのだ。
(終わり)
△地下鉄ナンポ洞駅5番出口から
2009年夏のプサン訪問でも、旧プサン市庁舎跡地に建設中の
新ロッテワールドを写真に収めてきた。
△中央洞からナンポ洞に向かうタクシーの車窓から
建設は旧ピッチで進んでいるようだ。
昨年冬には見えなかった円形状のビルの骨格が、新しく姿を
現している。
△龍頭山公園から①
2009年夏のプサンでは、タクシーの車窓からの眺めに加え、
龍頭山公園から見える建設現場も写真に収めた。
△龍頭山公園から②
プサン観光の新しい目玉となる新ロッテワールド。
「ヲタク」としても、完成が待ち遠しい。
(終わり)
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2009年夏のプサン訪問では、なぜか、街を歩く妻と長男の
後姿を、数枚の写真に収めている。
信じられない気もするが、「ヲタク」夫婦も結婚以来、すでに
20年近くが経とうとしている。
△プサン市プピョン(富平)洞を歩く妻、長男、そして末っ子
遠い昔に消え去った二人の甘い恋愛物語は、いまや昔話として、
かすかに記憶に残るのみ。
△ナンポ(南浦)洞を歩く母子①
結婚以来、今日までの長い間、まるで仲の悪い兄と妹のように、
ことあるごとにいがみあってきたのが「ヲタク」夫婦だ。
△ナンポ(南浦)洞を歩く母子②
しかし、考えようによっては、お互いワガママをぶつけ合い、
何の気兼ねもなく安心していがみ合えるからこそ、20年近くも
いっしょにやってこれたのかもしれない。
中2の息子の背丈はすでに彼女を追い越し、足は「ヲタク」よりも
大きくなっている。
(終わり)
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2009年夏のプサン訪問で、「ヲタク」はタクシーの車窓から、
非常に印象深い風景を目撃した。
何と、サイレンを鳴らした消防車が、一般車両と同じように
信号待ちをしていたのだ。
「ヲタク」の乗ったタクシーを含め、回りの車も、サイレンを鳴らす
消防車に道を譲る気配など全くなく、ごく普段通りの運転を
していた。
「ヲタク」にとっては、かなりのカルチャーショックであった。
場所は、夜のナンポ(南浦)洞。
周知のように、日本では、救急車やパトカー、消防車など、道路
交通法に定められた緊急自動車が緊急走行する場合、信号機や
通行帯、最高速度などの規制が適用除外または緩和される。
また、一般車両は緊急自動車の進行を妨げないように運転する
義務を負い、それを怠れば道交法違反(「緊急車妨害等」)となる。
ネットで調べたのだが、実は、韓国の「도로교통법(道路交通法)」
にも、日本の道交法と全く同じような内容の規定がある。
しかし、現状としては、少なくとも韓国の道路の一部には、同国の
道交法の規定とは程遠い実態があるようだ。
タクシーには妻も同乗していたので、この件について二人で
少し話した。
日本で運転免許を取得して間もない妻は、「韓国では運転者への
教育が不徹底なのではないか」と語っていた。
いずれにしろ、日本社会と韓国社会を比較する上で、両国の
緊急自動車の走行環境の違いを調べて見るのもおもしろい
かもしれない。けっこう多くの示唆を与えてくれそうだ。
ところで、その夜、信号待ちをする消防車をカメラに収める
ことは、残念ながらできなかった。
しかし、一般車両に混じって夜の道路を高速疾走する消防車の
後ろ姿だけは、かろうじてカメラに収めることができた。
△高速疾走する消防車(黄色囲み部分)
あの消防車がどこに向かっていたのかは知らない。
何とか無事、任務を全うできたことを祈るのみである。
△夜のソンドで見た救急車
一方、夜のソンド(松島)海水浴場で、救急車も目にしたが、
消防車に比べ圧倒的に車体の小さな救急車が、韓国、
少なくともプサンの道路でスムーズに道を譲ってもらえるとは、
考えにくい。
救急車も、やはり、一般車両をかわしながら高速疾走している
のだろうか。
(終わり)
参加カテゴリ:地域情報(アジア)