福岡発 コリアフリークなBlog

韓国や韓国語に関するオタクの雑学メモ。韓国映画はネタバレあり。 Since 2005/9.14

孤独な青年の幻想世界

2025年02月21日 |  〇映画・映画音楽
 세입자   「賃貸生活者」 〇〇---
(2196)



2024年に公開されたファンタジックな社会派青春ドラマ。インディーズ
系の白黒映画だ。

主人公の青年は殺伐とした都会の1人暮らしの中で、徐々に精神のバランスを
くずして行く。いつしか、賃貸暮らしの彼のアパートの浴室には、彼から
浴室空間を賃貸した不思議な夫婦が暮らし始め、さらに、その夫婦から
浴室の天井空間を賃貸で借りた正体不明の女性も加わる。


△浴室からの「ドア」を上り、天井で暮らす謎の女性に会いに行く青年

彼は職場での転勤希望がやっと叶うが、権利関係が複雑に入り組んで
しまったアパートの清算問題で暗礁に乗り上げ、身動きが取れなくなる。
これは、韓国社会における不動産や賃貸契約をめぐるややこしい現実の
反映なのかもしれない。

最終的には、彼が眠りから覚め、全てが彼の夢(幻想)だったことを
匂わせながら、彼が、また元の1人暮らしに戻ったところで、映画は
終わる。

ブログ主の趣向には合わない映画だったが、例によって韓国語の聞き取り
学習と割り切り、最後まで鑑賞させてもらった。


(終わり)

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