韓国映画と朝鮮族少女

■천국의 아이들  「天国の子どもたち」 〇〇〇－－

（１３４１）

2012年に公開されたインディーズ系の学園ドラマ。

ある私立中学を舞台に、臨時採用の若い女性教師と、
彼女が任された特別クラスの問題児たちが繰り広げる
ハートフルな学園ドラマだ。

女性教師は、問題児たちと悪戦苦闘しながら、ついに
問題児たちにソウル市の賞金付き文化祭に出場する
目標を持たせることに成功し、心を一つにして
ミュージカルの練習に励む。

しかし、文化祭の開催日を目前にして主役の女子
中学生が校外の暴力事件に巻き込まれ、転校を
余儀なくされる。結局、文化祭への出場は辞退に
追い込まれ、教師は首に。

それでも最後に、誰もいない夜の公園に集合した
問題児たちが、自分たちのためにミュージカルを
演じ切り、未来への希望と言う大切な宝物を手に
することができた。

なかなか見ごたえのある映画だった。


△カラオケで中国の歌を歌う主役の女子中学生＜映画より＞

この映画で「ヲタク」の印象に残ったのは、何と
言っても主役の女子中学生。


△彼女の家は中国語が飛び交う串焼き店「好串店」＜映画より＞

彼女は韓国育ちの中国朝鮮族で、母親が中国式の
串焼き系中華料理店を経営していた。


△女教師にせがまれた中年男性教師が皆にチャジャン麺をおごる＜映画より＞

例によって、その店で生徒たちが教師のおごりで
チャジャン麺（韓国式ジャージャー麺）を食べる
シーンもあり、「ヲタク」の目と耳を楽しませて
くれた。

（終わり）