*60~70年代の韓国のメンコ キャラクターもほとんど日本出身
最近の日本では「メンコ」で遊ぶ子どもなどいないだろう。
「ヲタク」が子どもの頃は、方言で(?)「パッチン」と呼ばれて
いたメンコで楽しく遊んだものだ。
事情は韓国でも同じだ。
韓国語ではメンコのことを「딱지(タクチ)」と呼んでいるが、
やはり、なつかしい遊び道具として中年以上の世代は強く郷愁を
くすぐられるようだ。
ところで、韓国の中には日本的な文化が、様々な形で色濃く
残っている。
しかし、ほとんどの場合、それらが日本の大衆文化と深い
関連があることはほとんど知られていない(知らされていない)。
そうした事情がうかがい知れる記事が目に付いた。
翻訳して紹介しておく。
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■ 일제때도 딱지가 있었네?
日本統治時代にもメンコがあった?
(ハンギョレ新聞 3月10日)
강원도 정선군 신동읍 폐광촌의 정선아리랑학교가 ‘추억의
박물관’개관 1주년을 기념해 11일부터 5월말까지 ‘딱지의
추억-대한민국 딱지가 다 모였다’라는 주제로 전시회를
개최한다.
江原道チョンソン郡シンドン村の旧産炭地にあるチョンソン・
アリラン学校が「思い出の博物館」開館1周年を記念して、
今月11日から5月末まで「メンコの思い出 - 韓国のメンコ
大集合」というテーマで展示会を開催する。
전시회에는 일제시대부터 1990년대까지 개구장이들의
가장 큰 놀잇감이었던 140여종의 딱지가 원판 그대로
선보인다.
展示会には日本統治時代から1990年代まで、わんぱく小僧
たちに最も人気のあった遊び道具であった140種類余りの
メンコが原物そのものでお目見えする。
1940년대 일본군인들을 그린 딱지를 시작으로 50년대
계급장 딱지, 60년대 만화주인공 캐릭터가 그려진 동그란
딱지 등 어린 시절 추억이 담겨있는 딱지들이 공개된다.
1940年代の日本の軍人を描いたメンコをはじめ、50年代に
はやった階級章メンコ、60年代の漫画のキャラクターが描かれた
丸いメンコなど、子供のころの思い出がつまったメンコの数々が
公開される。
특히 6·25 전쟁 당시 전쟁을 주제로 미국에서 발행된
전투장면 딱지, 60년대 발행된 영국의 만국기 딱지 등
외국 것도 전시된다.
特に朝鮮戦争当時、戦争をテーマにアメリカで発行された
戦闘場面メンコ、60年代に発行されたイギリスの万国旗メンコなど、
外国のメンコ※も展示される。
※いわゆるカードのことか?日本のメンコは、無視されている。
추억의 박물관은 입장권도 딱지로 대신한다.
「思い出の博物館」は入場券もメンコの形になっている。
추억의 박물관 인근 식당이나 상점에서 2천원 어치 이상을
구매하면 입장권 딱지 1장을 얻을 수 있다.
博物館近くの食堂や商店で2000ウォン分以上の
買い物をすれば、入場券メンコが1枚がもらえる。
진용선 박물관장은 “딱지는 어린시절의 아련한 추억과 당시
시대상이 그대로 남아 있는 소중한 문화자료”라며 “많은
사람들이 찾아와 딱지가 전해주는 추억에 흠뻑 빠져보길
기대한다”고 말했다.
博物館のチョン・ヨンソン館長は「メンコは子どもの頃のおぼろげな
思い出と当時の世相がそのまま残っている大切な文化財」だと
した上で、「多くの人々に訪ねてもらいメンコが伝えてくれる
思い出にどっぷり浸って見てほしい」と語った。
(終わり)