福岡発 コリアフリークなBlog

韓国や韓国語に関するオタクの雑学メモ。韓国映画はネタバレあり。 Since 2005/9.14

韓映画とアイドル工作員

2019年03月27日 |  〇映画・映画音楽

폴리스 스파이  「ポリススパイ」 2019年  〇〇---
(639)



2019年に公開された中編のブラックコメディ。

北朝鮮に通じる非武装地帯近くの死角地帯(架空)で、北朝鮮に
帰ろうとする工作員の女性2人と、そこに死体を捨てに来た殺人犯の
女性2人が偶然、出会い、滑稽ながら息づまるような心理戦が始まる。


△北に帰れなくなった工作員の2人(映画より)

ところが、韓国でアイドルをやっていた工作員(上記画像左)は、
北の家族が脱北したことがわかり北へは帰れない身となる。

同じく、警察官をやっていた工作員(同右)も、北に持ち帰るよう
指令を受けていた超レア物の金日成バッジをなくしてしまい、北には
帰れなくなってしまう。


△女性に暴力を振るう男だけを標的にした連続殺人犯の2人(映画より)

殺人犯の2人は、警察の捜査から逃れるため、一旦は工作員に付いて
越北する決心をするものの、とん挫する。

結局、最後に4人は共同で逃走することになり、1台の車に乗り込み、
何の当てもないまま死角地帯を後にする。

それにしても、南北の分断状況でさえ、娯楽の対象にしてしまう
韓国映画人の創造力(想像力?)のたくましさ、したたかさには、
頭が下がる。



(終わり)


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