プサンから列車に乗り、中国まで旅してみたい。
これは、僕が20代の頃からひそかに心に暖め続けている夢だ。
まだまだ簡単には叶いそうにない夢だが、いつか必ずやって来るその日に
備えて、ひまひまに中国語の勉強もやっている。
しかし、ここは根っからの韓国語オタク。
ただ単に中国語を勉強するだけではオタクの名がすたると言うもの。
韓国の中国語学習書を通じて、韓国語の勉強もかねながら中国語を勉強
するところに、オタクならではの「知的快感」がある。
もちろん、発音や発声の基礎はテープなどを通じ、中国人の声から学ぶ以外に
はないが、基礎的な文法や語彙の学習については、韓国の中国語学習書で
十二分に間に合う。
ある程度身に着けた第1外国語を通じ、第2、第3の外国語を学ぶと、
いろんな相乗効果が生まれ、軌道に乗れば楽しいものだ。(もちろん、二兎を
追ったあげく一兎も物にできずに終わる危険性もあるが。)
今、使っているのは「韓・中/中国語単語集」。
分野別にまとめられた3500個の単語に、それぞれ簡単な例文が中韓対訳で
提示されている。
とは言え、僕がこの中国語単語集を開くのは、かれこれ二、三ヶ月ぶりの
ことになる。
中国語検定試験で3級に合格した次の段階で、準2級に一度失敗し、壁に
ぶつかったまま、もう何年間も足踏みを続けている状態だ。
最近、めっきりモチベーションも減退している。
中国語は、韓国語や日本語、あるいは日韓両言語の関係性を知る上でも、
大変刺激に満ちた言語だ。特に、現代中国語と日本語の漢字使用における
共通性と相違性は、日韓の漢字使用をめぐる共通性や相違性に、別の
視点から光を当てることにもなり非常に興味深い。
今後とも、何とかモチベーションを切らさずに、少しずつでも勉強を続けて
いけたらと思う。
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そのうち、必ずやプサン発の国際列車に乗って、大連あたりまで旅行できる日が
やってくるだろう。その時、より楽しい旅をするためにも・・。
がんばろう!
(終わり)