福岡発 コリアフリークなBlog

韓国や韓国語に関するオタクの雑学メモ。韓国映画はネタバレあり。 Since 2005/9.14

中華配達夫の不運

2025年01月10日 |  ┣銀幕のチャジャン
최후의 만찬 「最後の晩餐」 〇〇〇--
(2173)



2003年に公開されたコメディ映画。

それぞれに人生に行き詰まったワケありの男2人と女1人が出会い、
3人でドタバタ劇を繰り広げた末に、それぞれが希望を取り戻し、新しい
人生をスタートさせる物語。

笑いあり、涙ありの、心温まる映画だった。


△「迅速配達」は配達夫のモットー

なお、残念ながら、この映画にブログ主こだわりのチャジャン麺(韓国式
ジャージャー麺)が登場することはなかった。

それでも、チャジャン麺を運んでいた可能性の高い中華の配達夫は、登場
してくれた。


△主人公に声をかける配達夫

それも、オープニングのアニメで1回、劇中に1回、あわせて2回の
登場だった。


△主人公からいきなり蹴りを入れられる配達夫

劇中の登場は、短気な主人公にいきなり蹴りを入れられてしまう災難に
見舞われるシーンだった。

映画の中での話とは言え、中華の配達夫もなかなか大変である。


(終わり)

旅映画の結末は残酷

2025年01月09日 |  ┣銀幕のチャジャン
■ 고래를 찾는 자전거  「くじらを探す自転車」 〇----
(2172)



2011年に公開された悲劇的なロードムービー。

全羅道に住む少年と幼い妹が、ワケありの指名手配犯と3人で、くじらを
見るために日本海岸目指して自転車の旅に出かける。兄は、視力を失いつつ
ある妹の目が見えるうちに、妹にくじらを見せてあげたかったのだ。紆余
曲折の末、非常に残酷な結末で終わる旅映画だ。


△チャパゲティを食べる兄妹

この映画では、物語の本筋とは別に、主人公の兄妹がインスタントの
チャジャン麺(韓国式ジャージャー麺)を食べるシーンが登場し、
チャジャン麺ウォッチャーを自任するブログ主を喜ばせてくれた。


△ジャンボカップのインスタントチャジャン麺

たかがチャジャン麺、されどチャジャン麺。

やはり、子どもには辛口のラーメンより甘口のチャジャン麺がよく似合う。

(終わり)

コロンビア映画の韓国版

2025年01月08日 |  〇映画・映画音楽
■ 히든 페이스  「ヒドゥン・フェイス」 〇〇---
(2171)



2024年に公開され、101万を超える観客を動員したサスペンス
スリラー。同名のコロンビア映画(参考:ウィキ)をリメイクした
韓国映画だ。



同性愛者の女性2人が、1人の男性を絡めながら、完全防音の隠し部屋を
使い、繰り広げる、倒錯した愛の物語。

ブログ主の趣向には全く合わない映画だったが、物語の展開にはそこそこ
引き込まれてしまった。


(終わり)

IDバレーと韓国映画

2025年01月07日 |  〇映画・映画音楽
1승   「1勝」  〇〇---
(2170)



2024年に公開されたスポーツ映画。舞台は、韓国の女子プロバレーボール
リーグ。主人公は、ソン・ガンホ演じるワケありの男性監督。



主人公が急遽率いることになった全戦全敗中の弱小チームが、対戦相手の
各種データや選手の細かい癖まで分析しながら、戦術を組み立てていく、
いわゆるIDバレーを駆使し、リーグ最終戦に最初の1勝を挙げるまでの物語。

正直、ソン・ガンホに精緻なデータ分析など似合うはずもなく(?)、終始、
感情移入の難しい映画だった。

(終わり)

銭湯は人間交差点

2025年01月06日 |  〇映画・映画音楽
억수탕 「滝乃湯」 〇〇〇〇-
(2169)



1997年に公開された異色のブラックコメディ―。


△女装して女湯に入る変態男

プサンの1軒の大衆浴場を舞台に、毎日のように繰り広げられる呆れた
ハプニングを、乾いた視点で描いている。ヤクザに泌尿器科の医者、
女流写真家の卵、それに変態男、ロシア人美女、垢すりの男女従業員
などなど、ユニークな人物たちが多数、登場する。

ブログ主の笑いのツボを多角度から突いてくる、本当に笑えるコメディ
映画だった。


(終わり)

カルト詐欺集団との闘い

2025年01月05日 |  〇映画・映画音楽
원정빌라 「ウォンジョン マンション」 〇〇〇--
(2168)



2024年に公開されたインディーズ系の社会派サスペンス。

あるカルト教団(詐欺師グループ)が、再開発を前にしたマンションの
住人たちを、色仕掛けも含むあの手この手で洗脳していく。教団の最終
目的は、1枚でも多くの権利証を住人たちからだまし取り、それをお金に
かえること。

一方、1人親である母親が洗脳されてしまった主人公青年と彼の仲間たちは、
教団の企みを阻止するために奮闘する。


△詐欺の手法として宗教を利用する男たち

なかなか見ごたえのある映画だった。

(終わり)

韓国経済成長のシンボル

2025年01月04日 |  ┣釜山港


2024年冬のプサン訪問時に、プサン港国際ターミナル正面で撮った写真。

目下、建設中の2棟の高層マンションだ。「ロッテ・キャッスル」なる
ブランド名から、ロッテ財閥系の資本の入ったマンションであることが
わかる。

日本の内閣府のまとめによれば、1人当たりのGDP(国内総生産)を
比較した場合、2022年を境に、すでに韓国が日本を上回っている。

この間の韓国の目覚ましい経済成長の一つのシンボルが、こうした
高層マンションと言えるだろう。ブログ主が韓国観察の基点にしている
プサン都市圏に限っても、ここ2、30年の間に、まさに雨後の筍のような
勢いで増えてきた。


(終わり)

草梁168階段が映画に

2025年01月01日 |  ┣銀幕のチャジャン
남녀 사이에 기승전결이 어딨어?
「男女の間に起承転結なんてある?」  〇〇〇〇-
(2167)



2024年に公開されたインディーズ系のラブコメディ。その男との
関係をはっきりさせたくて、陰に陽にシグナルを送り続ける女性。
その女性に気があるくせに、女性の出すシグナルに気が付かないばかりか、
逆に女性を遠ざけてしまう鈍感すぎる男。何をやってもタイミングが
すれ違う、もどかしすぎる男女の関係を温かい視点で描いた映画。

舞台はプサン、そして主役たちは、ちゃんとプサン方言を話す。

そして、何よりもブログ主を驚かせ、かつ、喜ばせてくれたのが、2人の
出会いの場所が、草梁洞の168階段だったこと。


△映画序盤に登場した168階段(工事中)

現実生活の中で、ほんの4、5日前にブログ主が実際に足を運んだ場所を、
映画の中で、また、目にすることになろうとは(※関連記事)。


△その時、主人公男性は主人公女性の荷物運びを手伝ってあげた

あり得ないことが起きるのが現実社会の常だとは言え、まさかまさかの
展開だった。


△エンディングシーンにも登場した168階段(工事中)

しかも、168階段は、エンディングシーンにも登場した。


△同じ大学の学生とも知らず、荷物を運んだだけで別れた最初の出会い

それほど、重要な意味を込められた場所だったわけだ。


△大学生だった頃、ラブホで行われた合コンの場で

なお、この映画には、ブログ主こだわりのチャジャン麺(韓国式
ジャージャー麺)が、台詞の中で1度だけ登場した。


(終わり)