私の映画玉手箱(番外編)なんということは無い日常日記

なんということは無い日常の備忘録とあわせ、好きな映画、韓国ドラマ、そして
ソン・スンホンの事等を暢気に書いていく予定。

善徳女王 第48話

2009-11-09 21:08:44 | 韓国ドラマ さ行
ミシル対トクマンの対決は、いよいよ数の対決になって来た。

「歴史の中で私がしなければならないことは何なのか?」を考えるトクマン。
「トクマンの息の根を止めなければ・・・トクマンがいなくてもチュンチュがいる」というミシル。

しかし、ここに来てトクマンの底力が発揮されるのだ。
結局、ミシル一派に付くと思われた者たちがみなトクマン側につくことになったのだ。

「トクマン あなたの勝ちね」というミシルだが、その顔には少しも負けた様子なし。最後まで立派な悪徳女王として立ち去るようだ。

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と こんなに簡単な視聴日記になったのは、ミシルの最後が近づいてきて急に興味が薄れてきてしまったから。
(これは私個人の問題で、ドラマとしてはミシルがどんな風にドラマから去っていくのか、盛り上がっているところだ)
悪徳女王ミシルなどと言ってきたが、このドラマが面白かったのはミシルの存在があったから。トクマンが女王になるのは分っていても、どこかミシル女王の誕生を見てみたいという気持ちがあったのだ。


給与明細は謎だらけ サラリーマンのための所得税入門

2009-11-09 21:08:03 | たまに読んだ本
(私は給与計算事務などを行って給与を貰っている身。つまりほぼ毎日のように謎だらけの給与明細を作成している身だ。リアルな世界で給与明細の仕組みを人に説明する機会も多い。普通の人とはややこの本に対する感想が違うかもしれない・・・)

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「サラリーマンに必要経費は認められない」ということは、多分誰もが一度は耳にしたことのある台詞だと思う。
しかしこの本にも詳しく説明があるように、個人が恣意的に操作できない代わりに、サラリーマンの必要経費である給与所得控除はかなり潤沢に想定されているのだ。
「必要経費が認められないのはおかしい」私自身も年に何回も聞かされる不平不満だ。そのたびに「収入全部に課税されるわけではないんですよ。収入から給与所得控除として一定額が控除され、それを所得と呼びます。所得に税率をかけて税金を算出します。給与所得控除として控除される金額は65万円です。」と説明する。
大体の人は65万円という数字を聞くとびっくりするし、所得と収入という言葉の違いを説明すると大体の人はそこでびっくりしてしまうのだ。
「そんな説明されてはたまらない。やっぱり税金は難しい」とそこで黙ってしまう人も多いのだ。

私自身は「この税金計算は間違っているのではないか?こんなに税金を沢山取られるはずがない」となんとなく税に対する不満から色々質問をされても困るので、「収入と所得の違い」を持ち出したり、「65万円」という数字を持ち出してそれ以上質問をされないように仕向けたりするのだが、この本を読み、やや反省。もっと一緒に税について考える余裕があってもいいのかもしれないと思う。

自営業者でなく、人から給与明細を貰っている人はこの本の第一章@給与明細の謎、第二章必要経費の謎だけでも読むといい。
自分の税金がどんな風に計算されるのか、税金計算の仕組みが分ると思う。

特定支出控除の説明には皆怒りを覚えるのではないかと思う。
詭弁と言う言葉をここで使っていいのかどうか定かではないが、私自身は特定支出控除のことを詭弁的!!制度と呼び代気持ちで一杯だ。


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第三章の控除の謎で説明されている配偶者特別控除については、私は筆者とやや違う考え方だ。
確かに103万円の壁を壊す配偶者特別控除はいい制度かもしれないが、配偶者の給与収入をあんなに細かく分けて控除税額を細かく刻むことは実際の事務上、無理がある。
税務署職員の方に運用方法についての不満を何度もぶつけたことがあるが、どの職員の方も申し訳なさそうに「そうなんですよね。最終的に幾ら貰うか分りにくいかもしれませんが、奥様の給与収入を限りなく正確に推測してくださいとしか、こちらもお願いすることが出来ないんです。」

簡単にいうと、まだ貰ってもいない奥さんの給与額を5万円単位で細かく区切り、控除額を段階的に設定するのが、配偶者特別控除のやり方だ。
「5万円も幅があれば大丈夫じゃないか」と思うだろう。しかし12月はボーナスがある。まして奥様は時間給の仕事という人も多い。5万円でも正確に測定するのは難しいのだ。苦労して収入額を推測しても、翌年必ずといっていいほど是正することになる配偶者特別控除はそんなにいい制度なのだろうか?非常に疑問だ。

給与明細は謎だらけ (光文社新書)
三木義一
光文社

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