「これまで会長の言葉は絶対でしたが、結婚は命令でなく自分で決めたいんです。」
ユンジュの結婚拒否に申し訳なかったと謝る会長であるヘヨンの祖父。
そしてなんとヘヨンは、ユンジュと教授が付き合っていたことも知っていながらそれでも結婚しようと思っていたことが明らかに・・・
ヘヨンとユンジュのことを気にしないようにと思いながらも心揺れるソル。
なんとペンションの母のもとを訪れ、ドアの外から「私のことを困らせる人がいるんだけれど、その人のことが好きになったの。でもその人は別の人と結婚するって・・・・それが分ってもその人のことを嫌いになれないの・・・」と正直に自分の気持ちを母親に告白するも、なんとソルの母を訪ね、先日の記者会見について謝っていたヘヨンも彼女の告白を偶然聞くことに・・・
ヘヨンが自分の告白を偶然聞いたことを知ったソルは、ラブコメらしいどたばたさで「あれはウソ!!!」などとヘヨンに大声で告げるのだ。
ヘヨンの煮え切らなさと比べ、「走っていないのに走ったみたいに心臓がどきどきするの」などと母親に正直に告白するソルの明るいキャラクターの方が好感度高し。
ここでヘヨンの男らしさが伝わってくるといいのだが、そのあたりがやや中途半端なので、もどかしい感じだ。
ヘヨンと一緒に再び記者会見の準備をするソルだが、なんと記者会見場にはユンジュのささやかな嫌がらせにより、記者がほとんどいないということに。それを見越したヘヨンの機転により、なんとソルは駐車場で再び記者会見をするのだ。
はだしで駆け出し、パイプいすの上にあがり、演歌歌手のようにマイク片手に「私がどうやったら王女になれるか、どうぞご指導ください。意見をください。意見はこちらへ!!」などといいながらメールアドレスまで記者に告げるフランクな会見に彼女の好感度は一気にアップ。(タレントではないのに、応援カフェまでできたことに侍女も大喜びだ)
しかしユンジュと義理の姉の嫌がらせは静かに続く。
子どもの頃の出来事を勘違いしていたのではと、本当の王女はもしかしたら義理の姉なのでは?などという話が浮上するのだ。
「本当の事しかしゃべっていないのに・・・」というソルに、「お姉さんがウソをついているのかも。。。」という教授。
この教授、ソルの味方で非常にソフトなのだが、ユンジュのことも何となく煮え切らない感じで、その点が無条件で彼を信じられない感じなのだ。
第三者がいる時だけソルに尊敬語を使うという、非常に嫌らしい処世術で彼女に接するユンジュのキャラクターもいけ好かない感じだし、キャラクター設定が成功しているのが、ソルだけというのが、このドラマの視聴率が今一つの理由なんだろうと思う。
スンホン演じるヘヨンも、彼女の全部を知らねばと、いままでの恋愛経験を確認しようとしたり、偶然出会ったソルの先輩(演じるのはスンホン似でも話題のチュ・サンウク)に妙にライバル心を燃やしたり、更には彼女のビデオを夜中に1人で繰り返し見たりと、やや恋する男性のポーズはあるものの、どうも中途半端。
もっとツンデレ(これで使い方があっているのか?)のような強烈なエピソードがあるといいのにと思うが。。。。。
これはヘヨンの父親とソルの父親の死に関連があるので、暢気にツンデレなどといっていられない影響もあるのだが、ラブコメなのに、やや深刻な問題もあり、そのバランスが今ひとつな感じなのだ。
とにかく、このまま視聴率が1桁台にならないといいなと思う。
視聴率が全てではないが、寒い中、撮影していて1桁ではやはり寂しいものだ。