私の映画玉手箱(番外編)なんということは無い日常日記

なんということは無い日常の備忘録とあわせ、好きな映画、韓国ドラマ、そして
ソン・スンホンの事等を暢気に書いていく予定。

年会費ビジネス?

2011-02-02 21:10:40 | なんということはない日常
会社の部署宛てに身に覚えのないC社から年会費の請求書がやってきたのは昨年の12月。
平成20年分として4万円、その後毎年4万円の請求で23年分まで合計16万円。
バブルの時によく見た、架空請求なのではと放っておこうと思ったのだが、それにしては金額が大きすぎる。
請求書の右上の入会日として記入されている10年以上前の日付から経緯を追ってみるとその全貌が明らかになってきた。

10数年前の日付はあるコンサル契約をA社と取り交わした日付だった。
自動更新でなく、1年ごとに金額やコンサル内容の見直しがある割とキチンとしたもので、金額も決して安くはなかった。
その金額を月払いにするという、非常に明快なものだった。

数年後A社の業務がB社に移管される。B社に移管された後も1年ごとの更新と内容見直しは複数行われていた。
その契約も数年前に終了している。
調べてみるとC社はそのB社のグループ企業であることが分かった。

ただグループ企業でもB社との契約は終了している。費用もキチンと支払済みで債権は残っていない。
C社と契約を交わした記録はないし、会員になった記録もない。
「会員になった記録がないので、会員になった証を見せてほしい。またもし会員になっているのなら、23年は退会したい。」と連絡するが「調べて担当から連絡します。」という回答があってから約1ヵ月。電話連絡もない。このままでは来年の今頃同じように請求書が来、今度は4万円上乗せの20万円になっているに違いない。
それは阻止したいと「1ヵ月も経つのに入会の証も見せてもらえない。入会の証がないなら、それは会費を支払う理由がないということ」と書いた書面を郵送した。

そうしたらあっという間に先方から連絡がはいった。
最初からさっさと対応してくれればいいのに、と思いながら話を聞くと「最初のA社との契約締結日が入会日。契約形態を会費の年4万円に変更しました」という簡単な回答が返ってきた。
会費スタイルにすることに了解した書面は残っていないがと追及すると、「会費スタイルに変更するとの説明の書面はない。変更時点で入会申込書も提出してもらっていない。口頭で説明し、了解をもらっているから、お支払いしていただかないと・・・」というびっくりするような説明だ。

会費への変更の書面もなければ、契約書もない。10年以上前の契約書の締結日など持ち出されてもなんの法的効力もないはずなのに・・・・・

「ご挨拶にお邪魔した時には、ご了解いただいているような様子でしたが。。今更支払えないと言われても困ります」と非常にソフトにしかし強い拒否。
そのご挨拶も4年以上も前で、その間なにもせず、会社が転居していることも知らなかった。今回の請求書はなんと転送されてきたのだ。
勿論4年前に話を聞いた人は何も覚えていなかった。
「毎回契約書を取り交わしていたけれど、それも終わらせたからB社とはもう関係ない」ということしか確認できなかった。

口頭で入会契約を取り、年4万円の年会費ビジネスは美味しいかもしれないが、こちらだって払うわけにはいかないのだ。
戦いは続く・・・・

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C社はある役所から認可を受けている団体でもある。
ただ、請求書はその認可を受けている業務とは違う名目で出てきている。
だめでもともとと思いその役所に電話をして事情を説明してみると、やっぱり役所の人はその会社の良くない噂を知っていた。
しかし役所が認可を出している内容でないものに関する請求なので、なんともしがたいらしい。
「あの・・・その会社2月までに退会出来ないと、1年分の会費を支払ってもらうと言うと思いますよ。入会の記録もないのに、会費を請求するというのがそもそもおかしいんだけど、その会社は年会費で商売しているようです。頑張ってくださいね」と同情と激励を受ける。

もっと何か具体的な行動をしてしてほしかったが、激励だけでも何もないよりはましである。

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ある意味会社版振り込め詐欺なんじゃと思ったりする。

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NHKスペシャル職業”詐欺”取材班
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