「どうしても王女になることを辞められないか?辞めて僕のそばにずっといてくれないか?」というヘヨンの問いかけに「そんな質問には答えられない。それでなくてもあなたのことを困らせているのに、そんな質問に答えてさらに困らせられない。死んでもその質問には答えないわ!」というソル。
「いい答えだ・・・・」インタビューにはどんな風に答えればいいか、自分の教えたことを忠実に守りつつ、今できうる限りの言葉で自分の気持ちを受け止めてくれたソルを抱きしめるヘヨン。
(ここで駆け落ちしないのが、財閥の孫であり、外交官ヘヨンの辛いところだ。)
どこか吹っ切れた様子のヘヨンとは違い、一夜明けても昨日の突然のヘヨンの告白に動揺を隠せないソル。
「教授のところに出かける!」などとウソを言ってもお見通しだ。デパートのカバン売場に勤務する友達を訪ねることもすべてお見通し。
彼女がラブコメらしくカバンの中に隠れると、そのかばんを購入して涼しい顔だ。
そして二人の思い出の景福宮に出かける二人。
始めて出会った場所で写真を撮ろうとすれば、今はあっという間に人だかりだ。
皆勝手に写真を撮ってサイトに上げるんでしょ?というソルは、逆に集まった人たちと一緒にツーショット写真を撮ってあげるのだ。
そんな姿をほほえましそうに見つめ、最期には自分とソルのツーショット写真を撮るヘヨン。
外務省を休職し、帰国を禁じられている父のいるニューヨークへ旅立とうとするヘヨンの最後の思い出づくりだとは知らずに、非常に元気なソル。思い出の答案用紙を彼女に返し、養母との再会をアレンジし、(退職でなく、休職なんだと思ったりもするが、)自分がおらずとも彼女は大丈夫と信じ、ニューヨークへ旅立とうとするヘヨン。
しかしそんなヘヨンの逃避行もソルの姉の行動であっという間に消え去ってしまうのだ。
「香袋(?まぁそんな感じだ。)は私のもの。ソルが語ったのは私の思い出です。ソルが覚えていないことを私は覚えています。父を脅迫していた男がいました。」とヘヨンの祖父たちの前で衝撃の告白をするソルの姉。もう一人の王女誕生だ。
ソルが王女と信じて疑わない会長は、「あの事実を知っているのはわずかな人だけ。その事実をこんな風に使うのは、王女を国外に逃亡させて皇室復活を阻止しようとしたヘヨンだけだ」となんと孫を疑うのだ。
祖父からも信じてもらえず、さらにはソルに自分の父親の秘密を知られてしまったヘヨン。
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香袋が本物だと知り、それがどんな意味を持つのかと悩む教授。しかしそれを利用しようとするユンジュを止めることが出来ないのだ。
ああ・・・・なんでと思うが、話はどこか中途半端に悩ましい方向へ。
中途半端などといいながらも、ソルにやってはいけない5つの約束をさせて、それが結局ヘヨンの愛の告白になるなど、ロマンティックな場面もちゃんと用意されているのだ。