私の映画玉手箱(番外編)なんということは無い日常日記

なんということは無い日常の備忘録とあわせ、好きな映画、韓国ドラマ、そして
ソン・スンホンの事等を暢気に書いていく予定。

ミッドナイト・イン・パリ

2012-06-04 21:31:14 | 映画鑑賞
売れっ子脚本家のアメリカ人。小説家に憧れる彼が、婚約者の両親とともに訪れたのはパリ。

1920年代のパリに憧れる彼は、なぜか毎夜1920年のパリにタイムスリップするようになり、ヘミングウェイ、ピカソなどと交流を持つようになるのだ。
そしてなぜかピカソの愛人のアドリアナと一緒に、1920年のパリの人々が憧れる1890年代のベルエポックにダブルタイムスリップ。ムーランルージュでスケッチしているロートレックに挨拶までするようになるのだ。

しかし黄金時代にタイムスリップしたはずの彼が感じるのは、青い鳥を探そうとする少年のような気持とでも言ったらいいんだろうか。
そんな風に思うと、最後のシーンもちょっと微笑みながら見ることが出来る。
関心や憧れが遠い時代にあっても、問題は今、自分がいるところにあるのだ。

そんな風に思いながら見ると、ウッディ・アレンらしい映画だなと妙に納得することができる。

****
ボクシングをこよなく愛する武闘派の作家アーネスト・ヘミングウェイが出てくるが、ウッディ・アレンとヘミングウェイと言えば、思い出すのはマンハッタンだ。

ウッディ・アレン演じる中年男が交際する女子高生を演じていたのが、濃い眉毛が凛々しかったアーネスト・ヘミングウェイの孫であるマリエル・ヘミングウェイ。
高校生だった私は、どうしても白黒で映し出されたマンハッタンの風景が見たくて、ひとりで映画館に見に行ったことを思い出した。
この映画の冒頭に映し出されるパリ各所の風景は優しいオレンジ色のライトに映し出されて非常におしゃれだが、私の記憶の中にあるこの映画のマンハッタンもとてもシックだった。


Midnight in Paris/ミッドナイト・イン・パリ[日本語字幕無][PAL-UK][リージョン2]
クリエーター情報なし
メーカー情報なし



マンハッタン [DVD]
クリエーター情報なし
20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン