出会いと別れが繰り返される6つの短編からなる本。
起終点駅というタイトルなのは、始発の駅もある人によっては終点駅だし、終点であっても翌日始発が発車するとなればそれは始発駅になる。
そんな繰り返しだということを意味したタイトルなんだろう。
6つの話はどれもそんな思いを感じさせる話だ。
重い話もあるが、語り口はソフト。さらにそこでとどまるような書き方をしていないせいか、どの話も浮遊感が付きまとう感じだ。
こんな一節あり。
「生きている限りはどんな広い部屋に住まおうと、土に還るまでの仮住まいだ」
さらっとしたこの一節が、この本の雰囲気を表しているように思う。
起終点駅というタイトルなのは、始発の駅もある人によっては終点駅だし、終点であっても翌日始発が発車するとなればそれは始発駅になる。
そんな繰り返しだということを意味したタイトルなんだろう。
6つの話はどれもそんな思いを感じさせる話だ。
重い話もあるが、語り口はソフト。さらにそこでとどまるような書き方をしていないせいか、どの話も浮遊感が付きまとう感じだ。
こんな一節あり。
「生きている限りはどんな広い部屋に住まおうと、土に還るまでの仮住まいだ」
さらっとしたこの一節が、この本の雰囲気を表しているように思う。
![]() | 起終点駅(ターミナル) |
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小学館 |