私の映画玉手箱(番外編)なんということは無い日常日記

なんということは無い日常の備忘録とあわせ、好きな映画、韓国ドラマ、そして
ソン・スンホンの事等を暢気に書いていく予定。

トランス

2013-11-08 21:49:46 | 映画鑑賞
盗んだはずの名画が見つからないことに焦った窃盗団一味。仲間だったはずの男が頭を強打したことで、どこに名画を隠したか忘れてしまったのだ。
「とりあえず思い出させろ!」そんな風に始まった話の出だしはややカジュアルな感じだ。
睡眠治療で絵の隠し場所を思い出させようとするくだり、暴力的に痛めつけて隠し場所をはかせようとするくだり・・・・いずれも非常にテンポよく進む。
スリリングでもある。しかし見ていると、それがリアルな世界での出来事なのか、夢落ちの話なのか今一つ区別が付かないところが多々あり、恐怖感が生まれるのを阻害しているような感じでやや消化不良的な感じだ。

ただ、要所要所に流れる音楽がその消化不良の部分を洗い流して余りあるのだ。
ミュージカルでもないのに、音楽がこんなに映画の助けになるとは・・・・・

色々な見方があると思うが、私は屈折した愛の物語が根底に流れるミステリーだなと思う。
名画について描いている映画にも関わらず、実際に存在する名画に対しては非常に乱暴な取扱いだ。その代り、頭の残っている名画にはこれでもかという愛が注がれているのだ。
これもまた不思議な感じだ。存在するものを信じるのか、それとも頭の中にあるものを信じるのか・・・・

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どんな風に感じたかストーリーに触れずに書き留めるのは非常に難しい。
ただ、書き留めないと自分でも忘れてしまう。。。。ストーリーを書き留めずに内容を忘れないようにするためには、出演している俳優陣について書き留めておくのがいいだろう・・・・

ジェームス・マカヴォイ(頭を殴られる窃盗団の仲間だった男)
ナルニア物語もペネロピも未見なので、おそらく演技をしているところを見るのは初めてだろうと思う。好青年な雰囲気もあるが、役柄によってガラッと変わるタイプだろうと勝手に推測。


ロザリオ・ドーソン(睡眠治療を施す女性)
出演作で覚えていたのはアンストッパブルだけ。
残念なことに、イーグル・アイ、7つの贈り物に出ていたことは全く覚えていなかった。
この映画では、声でその素晴らしい肉体で、色々な人を魅了する微妙な役柄だったが、女の私でも一瞬惑わされると思ったくらいなまめかしいものあり。

ヴァンサン・カッセル(名画をオークション会場から強奪する実行犯)
フランス映画でしか見ていなかったような気がする。
あんなに英語が上手いとは知らなかった。映画とは全く関係が非常に羨ましい。

ダニー・ボイル(監督)
ロンドンオリンピックの演出をやっている時にはすでに撮影は終了していたとのこと。
編集はじっくり寝かせてオリンピック終了後に取りかかったとのこと。




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