私の映画玉手箱(番外編)なんということは無い日常日記

なんということは無い日常の備忘録とあわせ、好きな映画、韓国ドラマ、そして
ソン・スンホンの事等を暢気に書いていく予定。

シュルプ 第1,2話

2022-10-20 21:14:18 | シュルプ 韓国ドラマ

王妃を演じるキム・ヘスの圧が非常に強い。息子たちを守ろうとする王妃と、そんな嫁である彼女を以上にライバル視する姑である大妃。

姻族が必要以上に権力を持つ事を恐れて、適度な出身ということで王妃の座を射止めた彼女故、長男が世子になりながらも、残りの息子たちの一挙手一投足が気になり心労が絶えない王妃。それもある意味仕方ない。後宮たちは何人も列をなし、皆自分の息子を国王の母である大妃のお眼鏡にかなうようにとアピール合戦に必死なのだ。

更に世子以外の息子たちは、可愛らしくはあるが、一国の主の器には思えないわきの甘さが見える。王妃と違い、後宮出身でありながら自分の息子を国王の地位につかせた大妃には、それが気に入らないのだ。世子はいいが、残りの孫たちはどこか心もとない。何かと王妃と残りの皇子たちの行動に対して上げ足をとるような態度を見せる大妃。

その見立ても案外的外れではなかったのだ。遺伝性の病と思われる重度の貧血で倒れる世子。王妃の弱みを握りたい大妃は、残りの後宮たちの息子の中から、骨太の次なる跡取りを探し、宮中内部に波風が立たない事を望むというのだが・・・その行動そのものが波風を立てる。

平時から緊張感が漂う大妃との関係は世子が倒れた事により更に緊張感が漂う。大妃発信で世子のご学友を選ぶということになるのだが、これはもしもの時の為に次世代№1を選ぶということ。

王妃は、大妃の思惑を考えるにあたり、過去の出来事に向き合わねばならなくなるのだ。後宮だった大妃が息子を王の座につけ、亡くなった世子の母だった王妃はなぜ宮中を後にせねばならなかったのか・・・
自分と同じ立場の彼女の元を訪ね、自分の置かれた立場を確認する王妃。

息子同士で権力争いが起こらないように、第一子以外はのんびり育てるのが定石。しかし、世子が亡くなったりすると、一挙にバランスは崩れ、帝王学を受けて来なかった弟たちには後継者の道はなく、逆に自分の息子に全精力をかけて来た後宮たちにチャンスが回ってくるのだ。そうなっては困ると、長兄である世子の体調不良は秘密にし、世子の弟である4人に発破を掛けるのだが、期待の星と思っていた四男にその責を負わせる事が出来ない事を悟る王妃。

そう、世の中はうまくいかない事になっているのだ。しかしだからと言ってその歩を止めるわけにもいかない。権力争いに負けず、息子たちを守るために邁進せねばならない王妃。

一瞬たりとも王妃を演じるキム・ヘスの圧が弱まる事はない。どこまで前のめりになって突っ走るのか・・・

 

 


パープルハロウィンフラペチーノ

2022-10-19 21:13:10 | スターバックス 特化 フラペチーノ・・・

『スターバックス フラペチーノ」というカテゴリーを作って、フラペチーノについてどうでもいい事をあれこれ書いて100以上になったが・・・そんなフラペチーノ歴の中で、ミルクベースにソースがかかったシンプルタイプでありながら、一番鮮やかな色をしたフラペチーノだ。

びっくりするような鮮やかな紫色を見て「この季節に葡萄とは・・・」と思ってしまったのだが、この紫は葡萄でなく、紫芋由来の色との事。

しかし、何度見てもその鮮やかな色の印象が強く、口にする前はどうも味がイメージ出来なかった。

顔見知りのスタッフの人は「そうなんですよね。まずこの目にも眩しい紫色にびっくりするんですが、口にするとふわっとお芋の香りが感じられて、優しい味です」と説明してくれた。

確かにその通りにお芋の香りが口の中に広がるのだが、その味と紫色という見た目がどうも連動しない。ハロウィーンでなくハロウィンという表記なんだな・・・と思いながら、その不思議な感じを満喫。

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紙ストローに、唇の水分を吸い取られてしまう感じになかなか慣れなかったのだが、今日は違和感なく最後までフラペチーノを堪能する事が出来た。ストローの素材が少し変わったような気がする。それとも私が紙ストローに慣れてきたんだろうか・・・

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フラペチーノ専用のフォトボックスまでカウンターに設置されていたので、その中にフラペチーノを入れてみる。うっかりすると自分の顔が映るようになっているのだ。映らないように手を横に伸ばして撮影。


コロナ 勤務先の状況

2022-10-19 20:52:24 | コロナ禍

今週の月曜日、勤務先は少しザワザワしていた。

週末に「発熱した」という報告が数名からあったのだという。

40名ほどのオフィスの中で、6名ほどからそのような報告があり、最終的にコロナ陽性が3名、陰性が3名。

発生時期が少しずれて最終的に3名ほどの陽性者が出た8月の頃と違い、ほぼ同時期の発生ということで、私も含め、同僚たちは皆、「ついに・・・」という思いだったらしい。

不思議だったのは、陽性だった3名のうち、2名は基本的にテレワークで、殆どオフィスに出勤していなかったのだ。それでも同時期の発生という事に「全体的に又足音が近づいているのか・・・」と、皆薄っすらとした不安を感じた次第だ。


冷凍食品の日

2022-10-18 21:20:08 | なんということはない日常

10月18日は「冷凍食品の日」 コロナ禍で高級食材も人気

「セブンイレブンプレミアム 金のボロネーゼ 牛肉を贅沢に使用」の、パスタには十分過ぎる位の量のたっぷりとしたソースの、肉の感じがしっかりとする味付け。きっとたっぷりの赤ワインが入っているのだろう・・・と思わせる味が気に入ってしまい、冷凍庫に1個常備するようになった。

ソースは本当にたっぷりと入っているので、食べる前にソースを半分程別の皿にとりわけ、次の食事の際にボロネーゼごはんにしたりしている。

セブンイレブンプレミアム 金のボロネーゼ 牛肉を贅沢に使用


花が咲けば、月を想い 第13,14,15,16話

2022-10-18 21:05:44 | 花が咲けば、月を想い 韓国ドラマ

ヨンの家に匿われていたものの、密告により身に危険がせまるロソ。騒ぎの中、ヨンが自分の父親が作ったトラの置物を持っていた事を知り、父親の最後の様子とともに寺での様子を知る事になるのだ。トラの置物に彫られた「申」の文字はあの密売の黒幕の腕にも入れ墨として彫られているもの。

殺された父の敵を撃ちたい彼女は、大量のチラシを配る事で騒ぎを起こし、彼を捕まえようとするのだ。とにかくやる事が大胆だ。
ただ、10年前のあの事件の際、密売の黒幕はまだ20歳前後。彼がすべてを取り仕切っていたとは思えない二人は、彼の後ろには別の黒幕がいると狙いをつける。
自分の妹が産んだ世子を王にしたい本当の黒幕の所まであと少しだ・・・

王の諸々を管轄する都承旨(トスンジ)が本当の黒幕ということが分かったが、自分の叔父が本当の黒幕と知った世子のショックは計り知れず。初めて出来た友人であるヨンとロソを守るために叔父の口車の載せられて、別の犯人を作り出して罪を擦り付けるという事を見て見ぬふりをすることになってしまうのだ。当然そんな事をしてもヨンとロソを殺める気持ちに変わりはないはず。自分の甥を王の座に据える為、長男である世子を毒殺し、王の身辺を守るための軍隊を作り出すために禁酒令を取り締まる一団を構成し、すべての悪だくみを知った友であるロソの父を殺害し、自分の手足である表向きの黒幕を殺害し・・・一旦悪だくみを始めると、悪だくみは止まる事がない。

一歩も引かない都承旨(トスンジ)に対して、ヨンとロソも不退転の決意で臨む。
目には目を歯には歯を的な方法で、彼がお酒の流通を押さえる事で権力を手にした事と同様に、自分たちもお酒の力を借りて彼の息の根を止める戦法に出るのだ。

伯父である都承旨(トスンジ)の悪事が暴かれれば、自分たちだけでなく母にも被害が及ぶ事を思い腰が引ける世子の目を覚まさせるのは、彼の元に嫁ぐ事になったエジン。
伯父の権力の源は自分の存在と、今回の謀反になんの関係もない王妃に母の事も含めて全てを託し、エジンと二人逃避行する道を選ぶのだ。通常の時代劇では、悲劇まっしぐらの展開なのに、このくだりも妙に自由で、いかにもフュージョン時代劇らしい展開だ。

ちょっと小柄で小顔なロソヨンコンビにも花が咲く春が訪れ、可愛らしいフュージョン時代劇が終了。

 


コーヒー&クリームフラペチーノwithコーヒークリームスワール

2022-10-17 21:30:10 | スターバックス 特化 フラペチーノ・・・

コーヒー&クリームフラペチーノwithコーヒークリームスワールは、シーズン毎に変わるフラペチーノがソールドアウトになった時に食べられるフラペチーノだ。

レギュラーメニューにも入っていない、ある意味特別なフラペチーノとも言える。

季節毎に変わるフラペチーノはコーヒーが入っていないものもあるし、季節の果物推しの事も多いが、このフラペチーノは、クリームベースのシンプルタイプでありながら、たっぷりコーヒーの味が楽しめる。スタバらしいフラペチーノだろう。

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今回は、焼き芋ブリュレ フラペチーノが早めに欠品になってしまったのだろうか。いつもよりコーヒー&クリームフラペチーノwithコーヒークリームスワールが食べられる期間が長いような気もする・・・

 

 


ユニクロと接客

2022-10-17 21:15:17 | なんということはない日常

昨日の夜は、なんとはなしに、今年の夏の新宿三丁目のユニクロのオープンに密着した「坂上、指原のつぶれない店」を見ながら夕食を食べていたのだが・・・・

カスタマーセンターでSNSのコメントまでもチェックし、問題があれば対応するというのは「今時だな・・・」と思いながら見ていたのだが、新宿三丁目のお店の戦略の中に「接客力の大幅アップ! 店員がコーディネートを提案」が入っていたのを見て、正直心底驚いてしまった。

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40年近く前、婦人服小売業の事務スタッフとして私の社会人人生は始まった。
基本的に店舗での接客はなかったけれど、セール中には応援要員で終日お店に立つこともあった。もちろん基本は、棚から滝のように崩れてしまったセーター等を畳む、いわゆる『おたたみ要員』や、段ボールから新しい商品を取り出して棚に並べる『品出し要員』だったけれど、「接客5大用語」を覚え、試着を迷っていそうなお客様へのお声がけ、アウターを手に持ち店内を見て回っているお客様へは「ボトムはあちらにありますからご覧ください」などと見様見真似の接客も行っていた。
コーディネートの素敵なアドバイスは出来なくても、ちょっとした声掛けは購入を迷っている人の背中を優しく押す事が出来るというのは実感したし、一人でショッピング中、誰かにちょっとしたアドバイスを求めたいというお客様が一定数はいらっしゃる事は肌で感じた。
更に接客のプロの同僚たちが、レジにセーターを持ってこられたお客様に、「このセーターと対になるようなボトムも何着がございますがご覧になられましたか?」ともう1点の購入をお勧めする言葉をかけている所を見て、その一言で客単価が上がるケースが上がる可能性があるということもひしひしと感じた。

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10年ほど前、元同僚がユニクロでアルバイトをしていた際「仕事は品出しとレジ打ちのみで、接客はしたことがない」と言っていたのも聞いていたし、私自身もユニクロで接客してもらった事は一度もないので、「ユニクロはコーディネートの選択が出来るような多様な商品展開はしても、コーディネートの直接判断はお客様自身に任せる」というスタンスなんだろうか・・・」と思っていた。それが今回この番組で「コーディネートのアドバイス」が最大戦略になっているのを見て、一体、何周位回って、今そこが大きなポイントになったのか・・・」と心底驚いてしまった。

ここは驚く所ではなく、今まで、接客に注力せずとも、巨大になったユニクロが凄いと思った方がいいんだろうか・・・

 


スペンサー ダイアナの決意

2022-10-16 18:57:20 | 映画鑑賞

1991年のクリスマス。息も詰まるような3日間をエリザベス女王の私邸で過ごすダイアナ妃の姿が描かれる映画は、ひたすら彼女の心の中を覗くような映像に終始する。

一つの自由もない生活に、息をするのさえもやっとのような様子。洋服の一つも好きに選べない事、一挙手一投足をチェックされて、食事さえもまともに摂れない彼女。

ロイヤルファミリーである事が生まれながらにして決まっていた夫チャールズと違い、ロイヤルファミリーになる事を義務付けられた立場の彼女。慣れない生活の中で、唯一の味方であるはずの夫が彼女に興味を持っていない事を国民全員が知っているという事実。

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特別イギリス王室に興味を持っていなかった私でも、彼女がスペンサー家の令嬢だったこと、結婚式後のロイヤルキスの写真が新聞の一面に掲載されたことはよく覚えている。ファッション誌でも少し上目遣いの表情や、時折みせるはにかんだ笑顔と一緒に彼女の装いは紹介されたし、チャールズとの仲が冷え切った中で摂食障害に悩まされていた事や、彼女が泣きながら一人車を運転していた事はワイドショーでも頻繁に取り上げられていた。

他人の興味本位な視線の中で、どれだけ彼女が孤独を感じていたかを、ダイアナを演じるクリステン・スチュワードの一人芝居のような映像で描く。子ども達とのやり取り以外は極力そぎ落とされ、今の状況を一人何度も繰り返し考え、そこから抜け出そうとする彼女の様子は、切なくも潔い。

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1997年の自動車事故から25年。映画化するにはそれだけの時間が必要だったということか・・・


スンホン ネイバー記事検索 ( 韓国ドラマの為に脱北した)

2022-10-15 20:53:07 | ソン・スンホン(宋承憲)

数日前の記事だが、脱北者の女性が、@今、会いに行きますというケーブルテレビのトーク番組に出演した際に、北朝鮮で見た韓国ドラマの話をしたのを紹介した記事

取り締まりは厳しいはずだが、ミイラ取りがミイラになるというのはどこの世界でもある事のようだ。

この女性の話はこんな風に紹介されている(どんなテンションなのか、ある程度盛り上がるように話しているのか・・・このあたりのニュアンスは、テキストだけなのでよく分からない・・)

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「ソン・スンホンを見た。大学に通っている時、同級生が『南朝鮮のドラマを見よう』というので、『どうして南朝鮮のゴミどもが作ったドラマを見るんだ』というと『見てから判断しろ』と言うので見たのだが、ソン・スンホン、ウォンビンが出ていた。カルチャーショックを受けた。格好良すぎじゃないか・・・・そこで止められなくて、又見て・・・チャン・ドンゴンも見た。」と話して共感を呼んだ。

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彼女が見たドラマは@秋の童話だったのだろう。今は、規制が厳しくなり韓国のドラマをこっそり見る事も出来ないという話を聞いた事があるが、どの程度厳しいのか、本当に見ている人はいないのか・・私にはそのあたりの事情はよく分からない。

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韓国に旅行した際、北朝鮮出身の女性がテレビ番組に出ているのを見た事がある。その女性は、北朝鮮では劇団に所属していたと言い、アコーディオンでその当時よく演奏したという曲を披露していた。見ながら、なんとも言えずに切ない気持ちになった事を覚えている。


オミクロン株対応ワクチン接種

2022-10-14 21:29:45 | コロナ禍

新型コロナワクチンの三回目の接種をしたのは今年の3月初め。

あれから7か月。あの時はこんな風に4回目を接種することになるとは思わなかったが、今日、オミクロン型に対応した2価ワクチンを接種してきた。

4回目ともなると、職場でもワクチン接種について話題になる事は少なくなってきた。「あんなに副反応が酷いなら、もう打つのを辞める」という話を聞いたのも一度や二度ではない。

私は、接種をためらう気持ちはあまりなく、接種券が先週末送られてきたので、3回目と同様に自衛隊東京大規模接種会場で接種してもらう事にした。

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春の接種の際とは状況が随分違っていた。入り口のテントなどの準備具合は春の時と比べると四分の一程に感じられる。書類のチェック場所や接種する際の個室の準備状況はそんなに違いがあるとは思えなかったが、接種しに来ている人の数は確実に少なくなっていた。60歳以上の人は4回目の接種を済ませている人も一定割合いるからだろう。3月の時には見かけなかった、仕事途中で立ち寄ったと思われるスーツ姿のサラリーマンの人が目立っていた。

15分程の経過観察の間は、新庄BIG BOSSの「オレオレ詐欺に注意」という映像や、ラジオのJ-WAVEが流れる中(金曜日のお昼時だったので、きゃりーぱみゅぱみゅがゲストのALL GOOD FRIDAYが放送中だった)、接種券と一緒に入っていた「オミクロン株対応2価ワクチンの効果」というチラシを眺めたり、ちょっと手持ち無沙汰になりながら静かに過ごす。


花が咲けば、月を想い 第9,10,11,12話

2022-10-13 21:25:15 | 花が咲けば、月を想い 韓国ドラマ

ロソが密売酒業界に乗り込んだ事で、街の密売酒業界を取り仕切っていた黒幕が面白いわけがない。更にはヨンは密売業者撲滅に動く役員。黒幕にとっては二人は邪魔者だし、ヨンにとってもこの黒幕は過去の暗い思い出とつながっているらしい人物だ。

邪魔者を消そうとする黒幕にヨンが連れ去られた事を知ると、酒を積んだ荷台のまま突っ込みヨンを助けるロソ。逃げる途中で二人は黒幕たちが地下にトンネルまで掘って街にこっそりと酒を運び込んで来た事実を知る。密売を生業にしている彼らの本気度は半端なく、ロソ達新参者を受け入れるわけもない。世子は自分の地位を利用して宮廷でロソを匿う事を計画するものの、結局は黒幕に拉致された彼女をヨンと一緒に助けに行く事になるのだ。自分のテリトリー外での世子の活躍にポテンシャルの高さが見える。宮廷で一生を終わるには勿体位だ。

黒幕に自分たちが苦しめられていたことをはっきりと知るロソ達は復讐を決意。タガが外れた人間たちの底力は、権力者に指示を仰ぐ密売黒幕たちをもしのぐものになる。
そんなロソ達の行動を見ていたヨンも心を決める。
エジンに結婚しない事を告げ、ロソとの道を歩もうとするのだが、なんとすでに婚姻話は立ち消えになった後。
(若者の思いとは別に権力を握りたい老体たちは自分たちのいいように若者の未来を動かそうとしているのだ)

そして黒幕は、本当に戦わねばならない権力者でなく、なんとヨンに刃を向けるのだ。怒りの矛先が完全に間違っているではないか・・・

ヨンが亡くなったと知り、ロソが選んだ道はやっぱり破天荒なものだった。
彼の死が信じられない彼女は、そっくりな指名手配の張り紙が作成されているにも関わらず、都に入って状況を確認する事を選択。
それを手伝うのは同じように行動が破天荒なお嬢様エジン。
どうしても憧れの君に会いたい彼女は家出を決行。都に入る手立てがないロソの為に「自分を人質にして都に入る」というおとり作戦を提案するのだ。

一命をとりとめたヨンは、とんでもない行動をするであろうロソを自分が見つけるために、回りの人を巻き込んで彼女を救出する作戦を企てるのだ。
ちょっと小柄で小顔なロソヨンコンビは、周囲の皆に助けられて再会。

しかし、再会したからといっても、ロソがお尋ね者であることには変わりなく、更に自分を助けてくれたのがロソの父親である事も彼女に打ち明けられないヨン。あの日、あの寺にいた者は、隠れていた子どものヨンを除いて全員皆殺しにされたのだ。更にロソの父親は亡くなった世子の兄の警護担当。彼女が遺族であることが分かれば、今でも危険が及ぶ状況だし、更にヨンが目撃した傷跡でない別の深い傷のせいでロソの父親は絶命したのだ。何か別の大きな力が動いている事は、それからだけでも良く分かる。

再会したからといって、簡単にめでたしめでたしとはいかない状況なのだ。

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ちょっと小柄で小顔なロソヨンコンビ故、全体的にホンワカとした雰囲気のドラマだ。


キュレーターの殺人

2022-10-12 21:25:49 | たまに読んだ本

イギリスのカンブリアを舞台にしたワシントン・ポーシリーズの第3弾。

クリスマスに切断された人間の指が発見されるという事件が起きる。

捜査を進めるうちに、見えない誰かにコントロールされている事件らしい事がが分かってくるのだが、誰がなんのためにそんな事をコントロールしようとしているのか全貌はなかなか見えない。
しかし、少しのきっかけとブラッドショーの情報検証等からゴールと思われる物が見えてくるのだが、それが最後のゴールでなかった事に大きな衝撃を受ける展開が待ち受けているのだ。

使われるテクニックはテクノロジーを駆使し、人間の心理をコントロールしようとする大がかりなものだが、根底に流れるのは犯人の自己中心的な思いと尽きる事のない執念深さだ。その思いに恐れおののく。しかしただ恐ろしいだけではない。その事件を追いかけるポーやブラッドショーの人間関係の成熟度合が加わってストーリーに彩りを与えている。

パートナーのブラッドショーとは、二人のちょっとした会話からも、更に強固になり唯一無二の絆になっている事が感じられるし、二人の上司であるフリンがパートナーとの間に新しい命を授かった事に関しても、二人で彼女をサポートしようとするチーム愛が感じられる。
人間関係の変遷や、会話のやり取りから感じられる温かみがシリーズ物を読み続ける醍醐味だろう。

ブラッドショーとフリンを守るために、二人への友情を大事に思うポーの取る究極の行動と決断に、彼の覚悟の大きさが伝わってくる。

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前作を読んだ際、「カンブリア」という場所と「ブラッドショーのキャラクター」に頼りすぎでは・・・と失礼な感想を書いてしまったのだが、今回の謎解きはかなりパワフルな物だった。そして改めてカンブリアが大事な作品の一部分だという事を改めて実感・・・

 

 


飲酒運転

2022-10-11 21:45:40 | 韓国語レッスン(面白い話)

SHINHWAヘソン 飲酒検査拒否で逮捕=泥酔して他人の車を運転

韓国ドラマを見始めた十数年前は、「なぜ?」と思う事が色々あった。

ドラマのストーリーの収拾がつかなくなったりすると登場人物の突然の記憶喪失や、秘密をばらしてしまいそうな人が突然の交通事故で亡くなり、死人に口なしという状況になったりするという重めの「なぜ?」もあれば、寒い冬の場面で、登場人物たちが飲食店に入っても誰もコートも脱がずに食事を始めるのはなんでだ?と軽めの「なぜ?」もあった。

そんな中、食事でお酒を飲んでいるシーンの直後に、飲酒していたはずの登場人物たちが普通に車を運転して帰宅というシーンも割と頻繁にあり「あれはいいんだろうか?」とちょっとざわつくような「なぜ?」というシーンもよくあった。

ソウルでは日本よりも車通勤の人が多いせいか、経済的に苦しい主人公が掛け持ちでバイトをやり、夜のバイトが運転代行という設定はとてもよくありがちな設定だ。代理運転を頼むのが一般的なら頼めばいいのに・・・と思うのだが、これが日本人なら?と思うような酒と運転の場面がセットになっていたりする。

比較的よくあるのは、傷ついた主人公がが屋台で一人酒を飲んだり、バーで一人酒を飲んだ後、悲しい気持ちで車を走らせ、漢江沿いに車を止めて一人考えたりする場面。
確かにさっきまで悲しい顔でグラスを傾けていたはずなのに、なぜ車を運転しているのか?

また、たとえば、恋人同士お酒を飲んだ後のはずなのに、恋人の家の前まで車で送り届ける場面・・・・何度見ても不思議で仕方ないことの一つだ。

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芸能ニュースをチェックしていても、芸能人の飲酒運転の記事を時々見かける。飲酒運転が原因でドラマを降板という話題も一つや二つではない・・・

ちなみに私が持っている、慣用句を学ぶテキストには「面の皮が厚い」の例として、『飲酒運転を何度もしているのに、そのたびに少し休んだだけですぐドラマに復帰する俳優』に対して「反省が足りない・・・面の皮が厚すぎる」と苦言を呈する場面があった。よくある話だということなのか・・・・

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今、ネットフリックスで放送されている韓国ドラマに『いわゆる飲んだ後の運転シーン』があるかどうかはチェックしていないが、10年ぐらい前まではそういうシーンは結構頻繁にあったと思う。

 

 


シスターズ 第12話

2022-10-11 21:16:38 | シスターズ 韓国ドラマ

インジュの裁判に突然乗り込んで来たのは、亡くなったはずのファヨン。
彼女が生きているかともしれないとシンガポールに行き、ソンアがファヨンの替わりをしていた事を知り奈落の底に落とされたインジュにとっては青天の霹靂だし、それはソンアも同じ事だ。

ファヨンの証言でインジュの危機一髪は回避されるも、ソンアは益々詰まった状況に陥るが、これで彼女が終わるわけがない。

小さくカットした清めの豆腐を食べて出所したインジュは、ファヨンからこれまでの事、更にシンガポールで彼女が自分の事を守ってくれていた事を知るのだ。

母が亡くなってすぐにソンアからシンガポールへの出張を命ぜられたファヨンは、そこでぷっつりと糸が切れた事で別の人生を歩むようになり、ソンアは父の悪行を見逃す事が出来なかった母が、娘の自分よりも正しさを証明することを選んだ事で少しずつ心が壊れていく。

ソンアは壊れた自分が父の後継者に成れなかった事から夫との関係もいびつなものになり、更に全てのタガが外れた彼女は、将軍を信奉する校長も殺害し、自分を邪魔するファヨンもインジュも殺害しようとするのだ。

愛しているという言葉を残しながらも、「自分の道を進む」と言い残し去っていた娘の事を思い出せば、思いとどまるチャンスもあったかもしれないのに、彼女には、母からも娘からも捨てられたという思いが残っているだけだったらしい。踏みとどまるチャンスはあったかもしれないのに、踏みとどまる勇気もやり直す思いもなかったんだろう・・・

結局、持っている物が少なかったオ姉妹は、辛くても自分たちの道を生きる術を見つけ、中途半端に手にする物があったソンアはそれゆえ、自分の歩く道を間違えてしまったのか。

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姉二人がソンアと対決する中、若さ故の決断だとは思うが、ヒョリンとイネは二人で未来を切り開いていこうと旅立ってくれてよかった。この二人が身近で現実を見て、壊れてしまわなかったのが不幸中の幸いだ。

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このドラマに暗い影を落としていたベトナム戦争と将軍の存在。私としては昏睡状態の将軍から一言の弁解も聴けなかったのは、なんとなく消化不良な感じだが、ドラマとしては、彼が何も言わずに眠り続けている事にも何か意味がある事なんだろう。


10月上旬の玉川上水沿いの様子

2022-10-10 18:55:46 | なんということはない日常

三連休の最終日。午後から気温が上がるとの天気予報だったが、自宅周辺はそんな事はなく、一日中曇り空でややうすら寒い感じだった。

連休の最終日なのに、散歩している人もほとんどいなかった。

ガクが赤く、実が真っ黒でミッキーマウスを連想させるので、ミッキーマウスの木と呼ばれているオクナ・セルラータ。花は確か黄色だったはず。

これは玉川上水に自生しているものでなく、玉川上水沿いの公民館の前に植えられていたもの。

薄曇りの中、赤い色がひときわ目立つ・・・