私の映画玉手箱(番外編)なんということは無い日常日記

なんということは無い日常の備忘録とあわせ、好きな映画、韓国ドラマ、そして
ソン・スンホンの事等を暢気に書いていく予定。

セブンイレブン 混ぜて食べる温玉ビビンバ

2022-10-10 18:31:04 | なんということはない日常

今年2月頃のアジアングルメフェアの際に食べるタイミングを逸してしまった@混ぜて食べる温玉ビビンバ。

先週の金曜日の10月7日は、昼間の気温が13度台。(10月上旬に最高気温が14℃に届かないのは、88年前の1934年以来との事。)も降り寒い一日だったので、温かいどんぶりものがいいかと、温玉ビビンバでお昼にする。

ビビンバ自体に特に季節感はないと思うのだが、個人的に暑い夏のビビンバより、肌寒い時期にちょっとピリ辛のビビンバを食べた方が心も身体もあったまると思った次第。

ビビンバはごま油の香りが食欲をそそる食べ物。ごま油の香りもふんわりと有り、更に甘辛い味付けながらも辛さもそこそこ感じられて、こじんまりした感じではあっても美味しいビビンバだった・・・

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「暑さに負けないようにと辛い食べ物を食べる」とよく言われるが、個人的には寒さに打ち勝ちたいと辛い物を食べたくなる。急に寒くなったり、蒸し暑かったり、身体がまだ慣れないのでややツライ・・・

 


シスターズ 第11話

2022-10-09 18:44:13 | シスターズ 韓国ドラマ

オ三姉妹の存在が夫を投身自殺に追いやり、自分と父親の立場を危うくしていると、自分のこれまでの行動も顧みず逆恨みからの暴走を始めるヒョリンの母ソンア。夫であるパク弁護士に青いランを握らせたのは自分にも関わらず、急に悲劇のヒロインを演じて悦に入っているように見せる。今までもこうやって自分の為に何でもやる夫を弄び、ニューヨークの学校の卒業作品のような閉じ込められた部屋のクロゼットのような場面を何度も再現し、人を殺めてきたのだろう。

パク弁護士の片腕だった室長には、オ姉妹の殺害を一旦先延ばしするように指示し、700億が無くなって混乱するインジュを横領で捕まえる。彼女が自分の物になると信じて疑わない父の権力と財力があれば何でもできるらしい。

インジュとインギョン姉妹は、ソンアへの反撃をヒョリンの祖母が閉じ込められていた部屋の秘密を解明する事から始めようとするのだが、そんなインギョンもあっという間にウォリョン学校の校長に拉致されてしまうのだ。

平時であれば肉体労働を生業にし、平凡な人生を送っていたであろう人間を「命令に背かない」という一点から自分の兵隊として作り上げていった将軍。そんな将軍を自分たちを信じ取り立ててくれたと尊敬するウォリョン学校の校長。そんな彼にとっては将軍を貶めるような報道を行うインギョンは当然ながらリンチの対象になるのだ。

チェ本部長の裏切りからインジュは懲役20年の危機に、インギョンは将軍の信奉者である校長に拉致されて生命の危機に直面するのだが、なんと姉妹二人を危機から救い出してくれたのも、この二人。こんな風に展開が早いのがこのドラマの一番のポイントだ。

検察側の証人として法廷に立ったチェ本部長は、700億の秘密を知らないインジュが怯えて自分に助けを求めて来たので、裏金作りの担当者だった自分がその700億をマネーロンダリングしてソンアの会社に送金したと証言し、将軍の息子であるソンアの兄を殺めたのがパク弁護士であると知った学校の校長は、インギョンとともに殺害現場で見つかっている青いランの秘密を生放送で明らかにするのだ。

オ姉妹の怒涛の反撃で、完全に詰んだ状態になったソンアだが、このドラマがこんな風に終わるわけがない。もう二転三転するに決まっている。


七人樂隊

2022-10-08 21:11:16 | 映画鑑賞

香港映画界を支え続けてきた7人が、少しだけリラックスして短編を見せてくれる。香港映画好きで良かったと思う作品だ。

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1950年代に自らも京劇学校訓練したでサモ・ハンが、長男のティミー・ハンを師匠役にして、子どもたちが訓練に明け暮れる様子を描いた「稽古」は、竹刀を手にし、子どもたちに厳しい指導をする師匠ティミー・ハンの立ち姿が印象的だ。

7人の中で一人女性であるアン・ホイが描くのは、1960年代の香港の小学校の様子。子供たちを見つめ見守る優しい女性教師と、更にその彼女を優しく見守る校長の姿が淡々と描かれる。黒社会映画の印象の強いン・ジャンユーが演じる校長先生・・・短編だからこそ出来るキャスティングの醍醐味だと思う。

パトリック・タムが描くのは、移民する彼女とそれを見送る事になる恋人の一夜。劇中に流れるのは山口百恵が歌ったコスモスが原曲の「深夜港湾」。1980年代、1990年代は日本の歌謡曲がこんな風にまったく別の歌詞で歌われていた事が多くあったはずだ。ただ、同じ曲でも、歌詞が違えば全く思い出も違ったものになるのが何とも感慨深い。

返還の時代の、一つの家族の姿を撮っているのは、ユエン・ウーピン。親子の姿でなく、孫の祖父というワンクッションある家族の姿からだろう。カンフーと英語を教えあう姿もコミカルだ。孫の為に買って来たお菓子のブッチャイゴウ(缽仔糕)は、もちもちした感じが羊羹にも似ており、どう考えても女子高生向きではない。おじいちゃんらしいお菓子の選び方がなんとも微笑ましい。

ジョニー・トーが描くのは、食事をしながらもうけ話に興じる3人の話。香港ではこんな風に四六時中誰かしらが食事をしている茶餐廰(レストラン)が街の至る所にある。そんな茶餐廰を舞台に乱高下する株価と不動産バブルに一喜一憂する3人。それはチャイナマネーが入り、経済状況が一変してしまった今の香港にも通じているのだろう。

私にとっては黒社会映画の印象が強いサイモン・ヤム。彼が変貌著しい中環(セントラル)に、そして人と車でごった返す香港の姿に終始驚く姿を撮ったのは、これが遺作になってしまったリンゴ・ラム。時々香港を訪れるだけの私でも、行く度に様子が違う中環(セントラル)に驚くばかりで、「以前は・・・」などとつい口にしたくなってしまう。そんな変化についていけずに驚くしかない様子はよく分かる。

最後は、精神病院を舞台によく分からないコントのようなやり取りが描かれるツイ・ハーク作品だ。「アン・ホイは女性だ」「マギー・チャンは・・・」「それはジョン・ウーのスタイルだ」などと、7人の中で一人だけ女性のアン・ホイの名前を何度も出し、おそらく彼ら世代のミューズだったマギー・チャンの名前を連呼し、そして自分の盟友であるジョン・ウーまで出す。多分これに演じる張達明や林雪らしい言葉遊びも存分に織り込まれているのだろう。

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短い7編ではあるけれど、香港映画好きとしては、どれに対しても何か一言いいたくなる。そしてこの映画について、香港映画好きの知人たちと語り合いたくなる。

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追記:

ジョニー・トーの発案で作られたこの映画は、彼のフィルムへの愛着を示したものでもあり、全話35ミリフィルムでの撮影。50年代から未来までの香港を舞台にした映画は、それぞれの監督が担当する年代はくじ引きで決め、ジョニー・トー自身は株と不動産に支えられた香港経済を描いた2000年代を担当。

 

 

 


信仰とは・・・

2022-10-07 22:03:41 | なんということはない日常

教団が元信者の会見中止要求 ファクスで、予定通り実施

高校の倫理社会の授業で「自分の思う神について短い文章をまとめる事」という課題が出た事があった。

今、この歳になっても真剣に神について真剣に考えた事がないのに、高校生だった私が何か考えがあるはずがなかった。しかし、課題を仕上げない訳にはいかない。

『いわゆる一神教については考えた事がないが、ただ神の存在を信じていない訳ではない。この世に存在するあらゆる物には神は宿っていると考えている。神の存在をうまくは語れないが、神を敬う心は持っている』多分そんな内容を書いて提出したはずだ。(今にして思うと『人知を超えた存在』ということを自分なりの言葉で書いたということだろう・・・)

子どもの頃、両親からだらしのない事や嘘をついたりすると「お天道様が見てる」と言われた事と八百万の神の考え方をプラスして書いたのだろう。一神教について考えた事がなかったから、苦肉の策だったと思う。

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何十年経った今でもこの事を覚えているのは、それを読んだ倫理社会の先生が「僕の考え方にとても似ているし、日本人はこういう考え方の人が多いのではないか」と授業中に皆の前で私の課題を読み上げたからだ。先生は課題を出す際に「参考に授業の際に使わせてもらうかもしれないから、読み上げられたくない人は、その旨記載する事」と言っていたらしいのだが、私は大事な事を聞き忘れ、書いたものを皆の前で読み上げられてしまったのだ。

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学生時代からもう何十年も経ってはいるが、残念な事に、私の考え方はあまり進歩はしていない。それでも、一連の報道を見て思う事はある。

最近は「まず宗教ということを感じさせない勧誘から始まる」との報道を見て、神を敬う心があるなら、最初にはっきり言えばいいのにと思う。はっきり言わない姿を「お天道様が見ている」と思うのだが・・・・

 


セブンイレブン お店で揚げたカレーパンスパイシーレッド

2022-10-06 21:48:18 | なんということはない日常

セブンイレブンの「お店で揚げたカレーパン」が話題になっているのは知っていたが、今まで購入するチャンスを逸していた。

今週、「小腹が空いたので食べてみよう」と思い立ち、いざレジ先で注文しようとするとレジのスタッフの人は「今、期間限定でスパイシーレッドも出ています。普通のでいいですか?それとも期間限定の方にしてみますか?」と、「せっかくの期間限定だから、それは期間限定にしてみますよね?」と、期間限定ありきのセールストーク・・・

レジのスタッフの人の期待に応える必要もないのだが、断る理由も見つからず、期間限定のスパイシーレッド購入。

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私はパン粉の存在感が強いカレーパンよりも優しい口当たりのカレーパンが好きなので、この細かくそして柔らかい感じのセブンイレブンのカレーパンの口当たりはとても好みだ。

ルーはスパイシーレッドとは言っても、口に入れた途端辛さがやってくるのではなく、柔らかいパン生地とカレーを味わった後にスパイシーさが口の中に残るという優しめの辛さ。

 


月収の3割超

2022-10-05 21:29:35 | なんということはない日常

月収3割超の献金は記録 「上限設定は困難」―旧統一教会

月収という単語を使用している時点で「うまい事言っているな・・・」と思う。

月収と対になる言葉でよく使われるのは、年収という言葉だ。年収には、月々の給与だけでなく、賞与やその他の報奨金も含まれる。全部合わせて年収だ。(会社員なら源泉徴収票の一番左側の数字と思って貰えればいいと思う)

月収という言葉はこの年収を12で割った金額を指している。

ニュースで報道される色々の事から推測するに、この記録というのは、「毎月毎月、3割超の献金をしている人は記録します」という意味だと思われる。毎月、毎月、時々は休みながらも、多分それは何年も続くのだろう。それはつまり年収の3割超ということではないのか?

ここで、年収の3割超と言ってしまったら、皆はっきりと「えっ!賞与や報奨金も入れて3割超!」とすぐに気づくだろう。
だからこそ、それをあえて「月収の3割」と言っているのだろう。

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月収という言葉だけを聞くと、「給与の額面の3割?」「手取り給与(給与から社会保険料や税金を差し引いた物)の3割?」
一体どっちなの?と考えるのが普通だと思う。ここに落とし穴がある。給与や給料等には賞与や報奨金は通常含まれないのだ・・・・だから月収の方が給与や給料よりも高額になるようになっている。それを狙って敢えて月収という単語を使う・・・

それを考えると、私は、こんな言葉選びは「狡猾」だと思うし、やっぱり裏に何かあるんだなと思ってしまう。

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月給というと、毎月固定で支払われる基本給や手当を指し、給料は基本給を指し、給与は支払われるすべての報酬を指すので現物支給されるものも含まれる。
ただ、一般的にはこれをはっきり区別して使っている人は殆どいないと思う。
「月給は基本給が〇円であとは、残業代かな・・・」と変動する金額も合わせて月給という言葉を使う人もいるし、給与と給料を区別して使っている人もそんなに多くはないと思う。


スンホン ネイバー記事検索 ( 誕生日おめでとう)

2022-10-05 20:43:37 | ソン・スンホン(宋承憲)

今日、10/5はスンホンの誕生日。ファンとしては何か思いを語ることが一番ピッタリの日だろう。

今、韓国ドラマを色々楽しんでいるのもスンホンの秋の童話を見たおかげだし、何よりこのブログをこんな風に続けていられるのも、「何も書く事がない時はスンホンの芸能ネタでも書いておくか・・・」という軽い気持ちでいた為だ。

今日は、私のこんな気持ちをつらつらと書くよりも、同時期にモデルとして一緒にデビューしたソ・ジソプが、自分のインスタグラムに当時の写真をアップしてスンホンの誕生日を祝った記事をリンクしておこう・・・

1976年生まれのスンホンは、今日で46歳だ。


ミサイル、日本通過

2022-10-04 21:12:06 | なんということはない日常

北朝鮮弾道ミサイル 飛行距離これまでで最長か

出勤前、7時過ぎから30分程、スターバックスでコーヒーを飲むのが日課だ。今日もコーヒーを飲み終えて、「そろそろ会社に向かおう」と思っていると、外から風に乗って低いブォーンという音が聞こえてきた。サイレンのようだ。しばらく途切れる事がなく低く鳴り響いていた。

居合わせた人が、カウンター内のスタッフの人に「あの音は?」と尋ねると「ああ ミサイルですね・・・」と慣れた様子の返事が返って来た。

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北朝鮮のミサイル発射は巡航ミサイルを含めると今年23回目。 サイレンは市ヶ谷の防衛省から聞こえてきているようだった。

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追記:

東京都の島しょ部にJアラートが発令されたことによりサイレンが鳴ったのだろうか・・・ただ、東京都島しょ部は警報が不要だったことが後から分かったとの事。

Jアラートが発令されたのはミサイル通過と同時刻との事。同時刻では避難は出来ない・・・


シスターズ 第10話

2022-10-04 20:56:47 | シスターズ 韓国ドラマ

義弟であるパク弁護士によって精神病院に幽閉されていたソンアの兄。イギョン達の尽力で逃げ出したにも関わらず、結局自らパク弁護士に会いに行き、彼によって抹殺されてしまうのだ。
「お前の本当の姿、殺人鬼であるお前の姿を世間に知らしめたい」という義兄の言葉を鼻で笑って彼に銃口を向ける弁護士。義理の父親である将軍の指図で何人もの人を殺めて、今の地位を築いた彼。とっくに限界突破しているのだ。多分もう誰も止められない・・・

イネを心配するインジュは部屋に閉じ込められていたイネとそしてもうここにはいられないというヒョリンも一緒にパク弁護士の家から助け出すものの、自由になることを望む彼女たちは、結局大人たちに黙って韓国を離れるのだ。
戦う事を選ぶしかない姉たちに比べて、彼女たちは若い分だけ自由だ。
ヒョリンの母のソンアも敢えて二人を探そうとはしない。(せめて若い二人だけでも自由に生きて貰わないと、見ているこちらも救いがなくなる・・・)

インジュとインギョンには戦う道しか残されていない。選挙に向けての決起集会に潜入しようとするチェ本部長親子と、何とかパクの悪行を放送で暴露したいインギョン。

パク弁護士側は、インジュとチェ本部長の仲を疑い、彼が自分たちを裏切っていると睨んで、収監されている母親の病気を持ち出して彼の気持ち揺り動かそうとするのだが、チェ本部長と父親、そしてインギョンはそれを逆手にとってパクを出し抜こうとするのだ。

ソンアの兄が自分の命を懸けて世間に見せようとしたパク弁護士の本性。その映像を持ってチェ本部長の母親と一緒に生放送に臨むインギョン。更に選挙前の決起集会でハッキングを行いダメ出しを行う彼ら。
一人何も知らされていなかったインジュの存在が彼らの企みがばれるのを阻止し、取返しのつかない位にパク弁護士を打ちのめせたと思ったのだが・・・・

何と、彼は弁解することもなく、手に青いランを握りしめて投身自殺。逆にヒョリンの母のソンアの暴走を後押しすることになってしまうのだ。

夫である将軍が次々と人を殺す事が許せない様子の母を見て、「母は娘の私をないがしろにした」と今でも許せないソンア。韓国では何年も何代も恨みを忘れられない恨(ハン)の文化がある故、死神が出てきたり何代にも渡る復讐と裏切りの物語を描いているドラマが沢山あるが、このソンアの場合は、恨みの度合いが恐ろしく激しく、限界突破などと軽々しく口にするのもやや憚られる・・・・


スターバックスカード(PEANUTSとスターバックスのコラボレーション)

2022-10-03 21:34:18 | スターバックス 特化 フラペチーノ・・・

スターバックスカード は、会計時にキャッシュレスで精算できるプリペイドカードだ。カードをWeb登録しておくと、現金入金する事なくオートチャージも可能だ。毎日立ち寄る私には非常に便利なシステムだ。

昼間の時間帯はあまり立ち寄らないのではっきりは分からないが、私が立ち寄る出勤前の朝の時間帯は、スターバックスカードでお会計を済ませる人が多いように思う。小銭の準備もいらず、おつりをやり取りすることもない。会計もスムーズだ。

今日もそのつもりでスタバに立ち寄るといつもと様相が違っていた。まだ7時を少し過ぎたばかりなのに、レジの前には沢山の人が並んでいる。席を取った後、列の最後尾に並んだのだが、レジの方からは「お会計はクレジットカードか現金になります。それでは、カードに傷や汚れがないか確認してください。カードはこちらのパッケージに入れさせていただきます。・・・」と、普段の朝とは違うやり取りがずっと続いているのが聞こえてきた。

そのやり取りが終了すると、皆コーヒーは手にせず、小さな紙袋を手にして足早に店を後にしている。自分の順番が近づいてきて、やっと状況が飲み込めた。

店舗限定販売の、PEANUTSとのコラボレーション限定デザインスターバックスカードが今日から発売だったのだ。PEANUTSファンの方はオフホワイトとピンクを各1枚ずつ購入されている様子。

オンライン限定だったら、私はカードが発売されている事も知らなかったかもしれない。私はコーヒーを購入するために並んでいたのだが、せっかくだからとオフホワイトのカードをパッケージには入れずにそのまま一枚購入。

PEANUTSファンの方の波は、7時半ごろには一息ついた様子だった。ファンの方の愛を朝からビシビシ感じる・・・・

 


シスターズ 第9話

2022-10-03 21:06:56 | シスターズ 韓国ドラマ

ファヨンがシンガポールで生きているのでは?と思っていたインジュの思いは砕け散り、「最初からあなたは死ぬ計画だった」と自分の人生も他人の人生も演出しコントロールしようとしていたヒョリンの母ソンア。チェ本部長に裏切られインジュは投身自殺という幕切れまで考えていたソンアだが、チェ本部長が駆け付け、更には夫のパク弁護士からもソウルからの携帯電話で暴走を止められるソンア。しかし、ソウルではパク弁護士から、自分が元職場で上司からコントロールされていたことを知り、奈落の底に突き落とされるインギョン。その上、インジュを助けるために裏帳簿も彼の手で燃やされてしまうが、ここで終わるような彼女ではない。残った手掛かりは精神病院に閉じ込められているソンアの兄、パク弁護士の義理の兄と目星をつけた彼女は「アルコール依存症の治療」と自ら精神病院に入り、ソンアの兄の元を訪れる事を計画していたのだ。(この精神病院も全て情蘭会のコントロールの元にあった。建設段階からかかわっていたチェ本部長の父親から中の情報を仕入れていたインギョン。閉鎖的な集団の情蘭会。情報が洩れないように全て内部でコントロールのしていたのだが、こんな風に内部にほころびが出ると盤石と思われていた情報管理が危うくなる。だからこそ、裏切り者を殺めるという悪循環のルールが出来上がるのだろう・・・)

病院に乗り込んだインジュ達が囮になっているうちに、インギョンとソンアの兄は病院を脱出。帳簿がなくともソンアの兄の証言があればパク弁護士を蜂の一刺しで仕留められると考えるインギョンだが、彼はパク弁護士との取引を考えるのだ。

姉二人が病院で脱出劇を演じている間、ヒョリンと国外逃亡を企てるイネだが、ヒョリンも知らない間にイネはパク弁護士の家の中にある隔離部屋に閉じ込められてしまうのだ。

部屋の中に残された手掛かりから、ソンアの母、将軍の妻が何年間もその部屋に閉じ込められていた事を知るイネ・・・

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ヒョリンの父、パク弁護士は、今の地位に来るまでに一体、どれだけ手を汚していたのか・・・


1950 鋼の第7中隊

2022-10-02 20:03:05 | 映画鑑賞

邦題は「1950 鋼の第7中隊」だが、原題は「長津湖」。昨年の国慶節、いわゆる中国の大型連休に公開され、中国で大ヒットした作品。

国連軍と中国軍が戦った1950年の「長津湖の戦い」を描くこの映画は、中国共産党中央宣伝部が製作費を拠出した結党100周年記念映画だ。本編が始まる前、通常は制作会社、配給会社の紹介映像が流れるが、これが両方とも中国共産党と思えばいいのだろうか。とにかくそれらを知らせるクレジットが画面に映し出されただけで、映画のクライマックスかと思うような大音量が流れる。本編が始まる前から圧と熱量が半端ない。

1950年11月、マッカーサー率いる国連軍と戦う北朝鮮への援軍の為、列車に乗って前線に向かう多数の連隊。主人公の弟も入隊に反対する兄に反抗し、両親の許しも得ずに入隊を志願。乗り込んだ列車の中で行動を諫められて一晩立って過ごすようにと懲罰を受けるも、無事に仲間と認められた嬉しさを嚙み締める彼が眺める風景は、夕焼けに赤々と染まる雄大な万里の長城だ。まだ戦闘も始まる前からとにかく熱い。

戦闘が始まってからも、画面のどこからも戦う事に対する心の揺らぎは一つも感じられず、とにかく画面のどこを見ても、セリフの一つをとっても驚くようなポジティブさしか見当たらないのだ。戦闘シーン、殺戮シーン、どれをとっても音量、爆風、そして火薬の量が半端ない。一つとして手を抜いておらず、お金と時間と労力を惜しみなく使っている事が判る。テンションが上がる音楽も緩急などということはなく、常にマックスだ。もう中国本土でハリウッド映画を見る必要はないだろうと思う。

闘う相手である連合軍の面々はまるで映画のセットかと思われるような軽い扱いだ。指揮を執るマッカーサーに対するちょっとした不満、クリスマスまでに戦闘を終わらそうという軽口、戦場とは思えない潤沢な食事。それらは、士気の高い中国人民志願軍との対比に使われるのみ。相対する至近戦でも彼らの顔は殆どアップになる事はない。

スタッフ1.2万人、エキストラ7万人450社に及ぶVFXスタジオが参加し、製作費270億円をかけ(政治的な宣伝活動の為にはこれ位出すのは当然なんだろうか・・・)ツイ・ハーク、チェン・カイコーそしてダンテ・ラムの3人が、仲間を思いやり、また家族を思って戦いに挑む中国人民志願軍の戦いをかなりな熱量で描く。私は誰がどのパートを担当しているのかはっきりは分からなかった。目的があまりにもはっきりしている故、3人で撮ってもブレがないのかもしれない。

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あくまでも中国国内向けの最高のエンターテイメント作品だ。しかしエンターテイメントという枠で考えられる事はなく、やや無理やりの実話推し。3時間も映像で見せられたにも関わらず、エンディングでもダメ出しのように「長津湖の戦い」の功績をテキストで説明。最後に流れる主題歌「天地我来过」の歌詞には『心を鼓舞する軍人の栄光』という言葉まで見える。

プロパガンダ映画の一つの完成形を見させてもらった・・・いろんな意味で興味深い。

《长津湖之水门桥》孙楠《天地我来过》MV


花が咲けば、月を想い 第5,6,7,8話

2022-10-01 20:30:39 | 花が咲けば、月を想い 韓国ドラマ

禁酒令を取り締まるはずのヨンが自分を庇っている事がばれれば彼の立場がない事を悩むロソ。
もちろんそれだけでなく、兄が作った借金を取り立て、彼女が密売酒を売り歩いていた事を知っているチンピラが口を割ってしまえば彼女は万事休すだ。
思い悩んだ彼女が取ったのは、医女に扮して彼の息の根を止める事。そんな彼女の思い切った行動を知り、救いの手を差し伸べるのは、妓生のウンシム。密売酒を売りさばいて借金を返済しようとした彼女の根性を買って借金の証文を破り去り自分と手を組もうと申し出るのだ。まったく異色のビジネスパートナーの登場だ。現代に置き換えるなら、人気№1の銀座の雇われマダムが自分でお店を起こそうと、お店の為にロソに声をかけたというところか・・・

そしてロソを間はさみながら、ヨンと世子のブロマンスもどんどん加速。しかし好事魔多し。突然ヨンを訪ねてきた父親が持って来た話はヨンの縁談。縁談相手は世子に一目ぼれしたエジンでヨンの縁談も彼の知らない所で権力争いの一つの駒にされているのだ。

そしてヨンの知らない所で、息子を探しにやって来た杜氏親子のトラブルに巻き込まれるロソ。しかしロソはそんなトラブルを逆手にとって、杜氏親子の所有する麹を見て、ウンシムに親子の作った酒を売り込もうとするのだ。どこまでたくましいのか・・・

ヨンはロソを心配するものの、彼に迷惑はかけられないと自分だけの責任で事を運ぼうとするロソ。そもそもヨンはエジンとの縁談の話がどんどん進んでいるのだ。ロソを想い思い悩むヨンと違い、「婚姻前に思い出を作りたい」と世子への恋文をロソに託そうとするエジン。ロソといい、エジンといい若くても女性はこんな風にたくましいものらしい・・・更にロソにタダではお願いは出来ないと、ロソ達が作った酒を街に持ち込むための通行証を父親の目をくすねて入手するのだ。

ロソの計らいでエジンの手紙は世子に渡り、更に彼に会うためにヨンの邪魔が入らないようにロソに頼み込むエジン。世間知らずのお嬢様は妙に可愛らしく行動力があり、世子の気持ちがロソにあると知っても「ヨンとロソが相思相愛なのは誰が見ても分かる事。あなたが私に心を寄せてくれれば丸く収まります」と妙な論理で世子を説得にかかる。現代に彼女がいたら若さとパワーが有り余る営業が得意な会社員の出来上がりだ。そして世子のが自分に向かない事を知ると分かりやすく落ち込む彼女。

ロソは自分の事を正直にヨンに告白できない事が負い目になっており、結局は彼に会わない事を決心するのだが・・・
しかし彼女のやっている事は、偽の通行証で武器を運んでいるふりをして密売酒を街に運び込む事。荷台の数と発行した通行証の数が合わない事は早晩ばれる。
あの時代らしからぬ活発な若い女性二人、ロソもエジンも危機一髪だ。