前巻に引き続き、第二部序章その2、という感じ。
静かな滑り出しだけど、最後のあたりで、ホントのラスボスはそれなの-?と。
いや、ある程度は予想していたけど、ホントにそっちに振るとは思わなかったw
なんか、最後は悪人はどこにもいませんでした、って感じになりそうで怖い。。。
ということで、感想本文の前に、スペース空けときます。
とにかく、一番、えー!と思ったのは、最後に出てきた平将門かなー。
いや、これじゃ、第一部は夢枕獏、第二部は荒俣宏じゃないw
それでいいのか-!、って感じ。
で、最後に悪人はいませんでした、って展開になるのか、と思ったのは、ここなんだよね。とりあえず、現在、ラスボス認定されている倉橋+相馬連合(夜叉丸を含む)が試みようとしているのは平将門の鎮魂なんじゃないの?とか、そもそも夜光が行おうとしていたのも、それじゃないの?とか、夜光が転生しようと思ったのは、平将門の復活?が数十年後と星詠みされたから?とか、・・・、いろいろと浮かんでしまうわけですよ。
で、それを阻止するために冷酷に何とかしようとしているのが倉橋+相馬なんじゃないの?ってね。
そうなると、実は今、ラスボスと思われている人たちの多くは、実は、より大きな脅威に相対するために、第一部に描かれたような非道なことをやらざるを得なかった、・・・、てなことになりそうで。
と思うのも、本巻最後に示された今後のスケジュールがあまりにも短いから。
だって、あと数ヶ月じゃ劇的な成長は、夜光と化した春虎を除けば望めないでしょ。だから、基本的には本巻で示された技量で最終決戦?に臨むことになるんだろうな、と。
特に、冬児なんか、もうサードパージの解除でイッパイイッパイでしょ。
というか、彼の鬼の由来を考えたら、平将門が復活した時点で、数段パワーアップして半ばバーサーカー化する、という展開か、もしくは、最終的に利害が一致した夜叉丸に力の使い方を指南されて、何とか使いこなす、とか、そんなことでもない限り、劇的な変化は望めないんじゃないかな、と。
それにしても、前々から思っていたけど冬児の扱いは、ホントにヒドイ。
いくらなんでも、冬児に稽古をつける相手が鏡、ってのはないでしょー。
ここが本巻で一番残念だったところ。
なんていうか、ヤンキーを指導するのはチンピラぐらいでちょうどいいじゃん、って安易な感じがしてね。
少なくとも、冬児の方から鏡にアプローチするってのは、ありえないと思った。
逆ならまだしも。。。
つまり、冬児があるタイミングで鏡に見つかってしまい、そこで無理矢理、冬児から話を聞き出した鏡が情報代替わりに稽古をつけてやる、って話になって、冬児がしぶしぶそれを受け入れる。しかし、打算として正しい、ぐらいの話になってくれないと。
ただ、そうした細かい機微を描こうと思うと、確かにあとがきで作者が言ってるように、各キャラごとに一巻ずつ使わないと無理だから、ダイジェストして進めるって中で、冬児の方から願い出る、という展開にせざるを得なかったんだろうけど。
うーん。
まぁ、鏡が第二部で関わってこないとは思ってなかったけど、前巻の山寺の流れからすると、出身が山寺である鏡は、そっちの方から唐突に本編に関わってくると思ったんだけどねー。
そういう意味では、大友vs木暮、も長すぎ。
まぁ、あそこがなければきちんとしたバトルがないので、全体として地味な巻になってしまうという判断もあったのかもしれないけど。
・・・ということで、ざっくりいうと、本巻は期待はずれだった。
みんな、頑張ってます!というのはわかるんだけどね。
あと、天馬、持ち上げ過ぎ。
普通の子が頑張ってます!というのも一回だけなら説得力があるけど、続けて使われるとちょっとねー。むしろ、彼には、両親同様、式の開発力という点で、彼の才能を伸ばして欲しかったし、そういう描写が欲しかった。
何がいいたいのかというと、地味男みたいな感じで過剰に彼を落とす必要はないし、むしろ、彼は彼の才能をきちんと伸ばしていることをストレートに描写すべきだと感じたということ。実際、天馬の祖父は、天馬の隠形術に舌を巻いていたわけだし。
ともあれ、どうにも駆け足すぎたかな-、と。
これも、冬児同様、先を急ぎすぎた結果の弊害だよね。
それにしても、せめて、最後の鈴鹿の話ぐらいは次巻持ち越しでも良かったんではないか、と思った。
ということで、まずは、次巻に期待。
あ、そうそう、一応、夏目の正体、というか、出自が説明されたけど、それこそ、乙種呪術だと思って、全く信用していないw
そもそも捨て子だった、ということしか言われてないわけで。
しかも、泰純が説明しただけだけだから。
彼の説明を鵜呑みにしていいほど、東レの世界は優しい世界ではないと思っているのでw
とにかく、土御門、倉橋、相馬、若杉、・・・、の間の確執にも一応注目かな。
そもそも、倉橋源司、は過剰に「家」に拘っているわけだし。
そうそう、「源司」は「源氏」と同音だよね。
ラスボス候補が平将門となるとちょっと気になってくるw
静かな滑り出しだけど、最後のあたりで、ホントのラスボスはそれなの-?と。
いや、ある程度は予想していたけど、ホントにそっちに振るとは思わなかったw
なんか、最後は悪人はどこにもいませんでした、って感じになりそうで怖い。。。
ということで、感想本文の前に、スペース空けときます。
とにかく、一番、えー!と思ったのは、最後に出てきた平将門かなー。
いや、これじゃ、第一部は夢枕獏、第二部は荒俣宏じゃないw
それでいいのか-!、って感じ。
で、最後に悪人はいませんでした、って展開になるのか、と思ったのは、ここなんだよね。とりあえず、現在、ラスボス認定されている倉橋+相馬連合(夜叉丸を含む)が試みようとしているのは平将門の鎮魂なんじゃないの?とか、そもそも夜光が行おうとしていたのも、それじゃないの?とか、夜光が転生しようと思ったのは、平将門の復活?が数十年後と星詠みされたから?とか、・・・、いろいろと浮かんでしまうわけですよ。
で、それを阻止するために冷酷に何とかしようとしているのが倉橋+相馬なんじゃないの?ってね。
そうなると、実は今、ラスボスと思われている人たちの多くは、実は、より大きな脅威に相対するために、第一部に描かれたような非道なことをやらざるを得なかった、・・・、てなことになりそうで。
と思うのも、本巻最後に示された今後のスケジュールがあまりにも短いから。
だって、あと数ヶ月じゃ劇的な成長は、夜光と化した春虎を除けば望めないでしょ。だから、基本的には本巻で示された技量で最終決戦?に臨むことになるんだろうな、と。
特に、冬児なんか、もうサードパージの解除でイッパイイッパイでしょ。
というか、彼の鬼の由来を考えたら、平将門が復活した時点で、数段パワーアップして半ばバーサーカー化する、という展開か、もしくは、最終的に利害が一致した夜叉丸に力の使い方を指南されて、何とか使いこなす、とか、そんなことでもない限り、劇的な変化は望めないんじゃないかな、と。
それにしても、前々から思っていたけど冬児の扱いは、ホントにヒドイ。
いくらなんでも、冬児に稽古をつける相手が鏡、ってのはないでしょー。
ここが本巻で一番残念だったところ。
なんていうか、ヤンキーを指導するのはチンピラぐらいでちょうどいいじゃん、って安易な感じがしてね。
少なくとも、冬児の方から鏡にアプローチするってのは、ありえないと思った。
逆ならまだしも。。。
つまり、冬児があるタイミングで鏡に見つかってしまい、そこで無理矢理、冬児から話を聞き出した鏡が情報代替わりに稽古をつけてやる、って話になって、冬児がしぶしぶそれを受け入れる。しかし、打算として正しい、ぐらいの話になってくれないと。
ただ、そうした細かい機微を描こうと思うと、確かにあとがきで作者が言ってるように、各キャラごとに一巻ずつ使わないと無理だから、ダイジェストして進めるって中で、冬児の方から願い出る、という展開にせざるを得なかったんだろうけど。
うーん。
まぁ、鏡が第二部で関わってこないとは思ってなかったけど、前巻の山寺の流れからすると、出身が山寺である鏡は、そっちの方から唐突に本編に関わってくると思ったんだけどねー。
そういう意味では、大友vs木暮、も長すぎ。
まぁ、あそこがなければきちんとしたバトルがないので、全体として地味な巻になってしまうという判断もあったのかもしれないけど。
・・・ということで、ざっくりいうと、本巻は期待はずれだった。
みんな、頑張ってます!というのはわかるんだけどね。
あと、天馬、持ち上げ過ぎ。
普通の子が頑張ってます!というのも一回だけなら説得力があるけど、続けて使われるとちょっとねー。むしろ、彼には、両親同様、式の開発力という点で、彼の才能を伸ばして欲しかったし、そういう描写が欲しかった。
何がいいたいのかというと、地味男みたいな感じで過剰に彼を落とす必要はないし、むしろ、彼は彼の才能をきちんと伸ばしていることをストレートに描写すべきだと感じたということ。実際、天馬の祖父は、天馬の隠形術に舌を巻いていたわけだし。
ともあれ、どうにも駆け足すぎたかな-、と。
これも、冬児同様、先を急ぎすぎた結果の弊害だよね。
それにしても、せめて、最後の鈴鹿の話ぐらいは次巻持ち越しでも良かったんではないか、と思った。
ということで、まずは、次巻に期待。
あ、そうそう、一応、夏目の正体、というか、出自が説明されたけど、それこそ、乙種呪術だと思って、全く信用していないw
そもそも捨て子だった、ということしか言われてないわけで。
しかも、泰純が説明しただけだけだから。
彼の説明を鵜呑みにしていいほど、東レの世界は優しい世界ではないと思っているのでw
とにかく、土御門、倉橋、相馬、若杉、・・・、の間の確執にも一応注目かな。
そもそも、倉橋源司、は過剰に「家」に拘っているわけだし。
そうそう、「源司」は「源氏」と同音だよね。
ラスボス候補が平将門となるとちょっと気になってくるw