BLACK SWAN

白鳥のブログ - 日々の世界を徒然と

五等分の花嫁 第92話 『秘密の痕』 感想

2019-07-03 12:23:35 | 五等分の花嫁
なんか思わせぶりなタイトルだったけど、終わってみれば、五月があまりにフータローの手をギュッと握りしめていたため、そこだけ日焼けしなかったってオチなんだけど。
二人ってそんなにずっと一緒に行動していたんだっけ?
いや、一度、ギュッと握ったときに日焼け止めクリームがフータローの手にしっかり残った、ってことか。

うーん、この展開、あとで効いてくるのかな?

基本的には、前回同様、ほとんどの場面が、五月目線の、五月のモノローグで構成されていた今回。
二乃や三玖の攻勢もあって消去法で、もっともフータローにとって気のおけない人物になったのが五月なわけだけど。

正直、ここから五月のターンが始まるという気がしない。

というか、さすがに今回示した五月のドキドキした態度では、例の初キスはおじいちゃんの民宿、というエピソードと矛盾しそうな気がするんだよなぁ。

そういう意味では、今回、完全に「引きモード」になっていた一花と四葉のほうが気になるよね、やっぱり。

四葉の本心があれだけ描写されたあとでの、この抑制された姿は、四葉、お前、どれだけ我慢しているんだ!という気になるし。

同じく、修学旅行編で、一度、フータローとの関係に区切りをつけたようにみえる一花も、内心どんな状態なんだ?と思うし。

というか、この二人、ともに6年前にフータローに出会っていることを互いに知っているし、つまり、お互いに、今の状態がどれだけ「我慢」しているのか、というのにも気がついている、ということで。

つまり、闇落ちしたキャラが二人。

対照的に、二乃と三玖は、正面から正々堂々とフータローにアタックすることを互いに認めあっているし、もはやそれを姉妹に隠そうともしない。
しかも、二人ともバイト絡みで、一応、放っておいてもフータローと自然と会う機会がある。
(いや、家庭教師の設定ってどうなったんだ?というのはあるけどw)
加えて、例のケーキ屋の店主が事故ったのって、どうやら三玖がバイトしているパン屋のせいみたいだから、自然とケーキ屋とパン屋の交流も生じて、その結果、三玖もバイトの時間にフータローと接触可能になる。

そうすると、逆に、一花と四葉については、特別なイベントがない限り、フータローと直接会う機会がなくなる、ということだよね。

さて、そのイベントとは何か?
それと、一花の別居独立計画は関係するのか?

こう見てくると、例の修学旅行編とは、一花がちょっかいを出す相手を三玖から四葉に変えるための手続きだったわけだな。結構面倒な手続きだったわけだけど。

でも、こうして闇を抱えた二人が、夏休みが終わると、何か動き出しそうだよね。

てかさ、一花は、前から言ってたとおり、女優業にいよいよ専念するために、休学なり自主退学なり、そこまでは行かなくとも彼女だけ芸能人に理解のある高校に転校しそうだよね。
となると、前回、五月が見かけた一花の電話の話し相手は、不動産屋ではなくマルオである可能性が高いね。
つまり、一花以外の四人は、このまま今のパワーマンションに住む。
少なくともマルオによるフータローの締め出し命令は解除されているわけだから、もはや彼女たちが、バイトまでしてアパート住まいしなくてもよい。

というか、いよいよ受験を迎えるということであれば、少なくとも卒業するまでは、一花以外の子たちの住まいはあのまま、というのがマルオとの取引だったんだろうな。
となると、そもそも、あのアパートの退去通知自体、マルオが裏で手を回してやったことだったりして。
マルオならやりかねないw
だから、一足早く、というのは、修学旅行に出かける前の時点で、一花は、マルオと彼女の進路についての相談をしていたのかもね。
逆にだからこそ、一花は、あれだけ修学旅行に勝負をかけていたのかもしれない。

では四葉の方はどうかといえば、彼女は彼女で意外とスポーツの道を考えているのかもね。少なくとも前の高校のときには、彼女は各種大会で好成績を残していたのは間違いないので、スポーツ特待とかで大学なり企業なりに進む道を、それこそマルオのほうが手配しているのかもしれない。

というか、あの神経質なマルオが、そして、多分、零奈ママの死に際に、大丈夫僕が面倒を見る、という誓いを立てたに違いないマルオが、五つ子たちの進路についてノープランというのはさすがにありえないと思うのだよね。

なので、一花にしても四葉にしても、遠からず他の姉妹ならびにフータローの前から姿を消すことが発覚するエピソードが待っているように思える。

その進路の話は、秋になってからが本番で、今は、その前の箸休め的な夏休み回なのだと思えてきた。

進路といえば、当然、二乃の話もあるはずで、作中では彼女だけ具体的な発言がないから。
もちろん、三玖の料理学校に行く宣言も影響を与えるとは思うけど。
とりあえず、一花は女優、五月は教師、三玖は料理人、四葉はスポーツ選手?とかの未来がなんとなく見えているわけで、ここで二乃がどうでるか

それにしてもこの先、どうなるのかね?

今回の描写だと、すでに書いたように、一花と四葉の闇落ちキャラ二人が、思い切り反動攻勢を仕掛けてきそうなのだけど、そして、そのエネルギーに物語的にも圧倒されそうなのだけど。
なにしろ、二人には、フータローに対する隠しているもののあふれるほどの情念があるから。
とはいえ、例の「初めてあったのは高校の時」という条件を、この二人の場合は逸脱してしまうんだよな。
その一方で、例のフータローとキスしたニセ五月の候補としては、この二人が圧倒的にそれっぽいのだけど。

対して、二乃と三玖は、前者の高校で始めた会ったという条件にはあうけど、後者のすでにキスをしたという条件にはあっていない。
だって、もしもあのニセ五月が二乃だったら、修学旅行で三玖に発破をかけていたときに、そのエピソードに触れないはずがないから。
あれだけを竹を割ったような正々堂々の二乃だったら絶対言うはずだし、そもそも、あのニセ五月シリーズの時は、一度二乃はニセ五月の姿でキスを迫ろうと考えたところで、それでは意味がないと思いとどまっている描写まであったわけで。
で、同じことは三玖にもほぼあてはまって。
あそこでキスをしていたら、さすがに修学旅行のあの態度はないし、そもそもフータローにパンを渡すことを自分の成長の証として認めてもらう、なんて迂遠なことをしないと思う。

そうすると、消去法で、あのニセ五月は実は五月本人だった、ということになるのだけど、さすがにそれでは、この数回の彼女の慌てふためく姿が意味不明になる。
というか、五月は実は二重人格だった!というウルトラ後付け設定でも出てこない限りさすがに無理。
まぁ、五月の場合、零奈ママが亡くなった時点で、一度精神が壊れて、それまでとは異なる潔癖な人格が生み出されしまい、本来あったはずの奔放な性格が上書きされてしまった!!!、という設定が全く不可能かといえば、そんなことはないのかもしれないけれどw

でもさすがにそれだと、マンガのジャンルがもはやホラーだろう!っことになるw

で、結局、グルっと回って、一花と四葉が最終候補に戻ってきちゃうんだけどね。。。

特に、四葉は、まだ彼女の思いをフータローに伝えていないし。

やっぱり、四葉イベントが最大の山場になるんだろうな、秋の。

そして、そこでも、五月はやはり「家政婦は見た!」ポジションで行くに違いないのだろう。

あー、グルグル周りだw
早く現状突破のヒントが欲しいぞ。。。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする